2018年度以降はアーティストが滞在し、地域の方々とともに活動しながら調査や制作を進めるアーティスト・イン・レジデンス・プロクラム(AIR)を加え、2つの柱で構成。アーティストと地域が刺激しあい、新しい「何か」が生まれるきっかけとなることを目指して、美術館を飛び出しアーティストとともに金石大野に新しいAIRの拠点を作り、年間を通して金石・大野地区の地域コミュニティの良さを再発見しつつ、協働・交流の推進を図っています。
自治区
2017年度より開始した長期プログラム。自主自由自立自律自治をコンセプトにした「活動区」の総称。美術に限らず科学、歴史、社会学など、学際的に他の領域を横断しつつ、年間を通してライブ、映像上映、トークシリーズ、滞在制作、身体表現など多様なプログラムを継続的に実施しています。「自治」をキーワードに、外部コミュニティとの連携・協働を通じて、これまでの美術の領域を超えるべく実験的なアクティビティを展開しています。
自治区AIR 金石大野芸術計画(アートプロジェクト)
パブリック・プログラム
初年度は、美術館別棟のプロジェクト工房を中心に、具体的な作品のプレゼンテーションの会場としてではなく、それ以前の「何か」が生まれる予感が充満する場の創出と「自治」の新たなかたちの獲得を目指し、音楽や映画、演劇などさまざまな領域を横断しつつ、ライブ、映像上映、トーク、ワークショップなど多様な「パブリック・プログラム(PP)」を継続的に実施しました。
自治区ユース
金沢21世紀美術館は、16歳から20歳のユース世代を対象に、美術、音楽、身体表現、科学、歴史など、様々な領域を横断するプログラム「自治区ユース」を開催しています。プログラムに参加して、エキサイティングでクリエイティブな活動で知られる同時代を生きる人々との交流や、共に生きる新しい仲間を見つける機会を捉え、若者たちは自身の世界観を拡張し、コスモポリタンになる最初の一歩を踏み出していきます。「自治区ユース」は、彼らのそうした勇気を応援し、芸術を通した人材育成を長期的視野に立って行うことを目的にしています。
自治区AIR 金石大野芸術計画(アートプロジェクト)
AIR ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ(2019年)
AIR 魚住哲宏+魚住紀代美(2019-2020年)
- まち音企画その1 K商店街につながる路地
- アーティスト・トーク
【開催されたプログラム】
AIR Co.山田うん(2020年)
- 金沢港パフォーマンス「みぎわ」
- Co.山田うん パフォーマンス映像「みぎわ」上映
- Co.山田うん「みぎわ」(Youtube)
【開催されたプログラム】
イベント・ワークショップ・地元住民の活動など
月報
自治区のトーク、レクチャー、作家へのインタビューなど収録した音声を配信する「自治区ラジオ」。金沢21世紀美術館での活動を「広坂チャンネル」、金石大野芸術計画を中心とする金石での活動を「金石スタジオ」にまとめています。 自治区ラジオ自治区ラジオ
自治区のトーク、レクチャー、作家へのインタビューなど収録した音声を配信する「自治区ラジオ」。金沢21世紀美術館での活動を「広坂チャンネル」、金石大野芸術計画を中心とする金石での活動を「金石スタジオ」にまとめています。
- 自治区ラジオ
【開催されたプログラム】
パブリック・プログラム
- 自治区 01 八谷和彦「OpenSky 報告会」
- 自治区 02 トーク・プログラム〈In a Grove〉 アルフレッド・ジャー「IT IS DIFFICULT」
- 自治区 03 小金沢健人+曽我大穂「光の工作、巡る音」
- 自治区 04 岡田利規 + ウティット・ヘーマムーン 対談「国民国家と芸術ータイについて考える」
- 自治区 05 チウ・ジージエ( ヴェネチア・ビエンナーレ2017 中国館ディレクター)「歴史的事件によって作られる個人」
- 自治区 06 岩崎貴宏トーク「これまでとヴェネチアと少し能登」
- 自治区 07 ホンマタカシ:ニュードキュメンタリー映画
- 自治区 08 ワークショップ「日本語の心」
- 自治区 09 2017年国際展報告&検証会 海外編
- 自治区 09 2017年国際展報告&検証会 国内編1
- 自治区 09 2017年国際展報告&検証会 国内編2
- 自治区 10 広場と対話のレッスン エネルギーと文化から持続可能な地域社会を考える一日