期間:
2011年7月30日(土) - 2011年11月6日(日)
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで) ※展示室14のみ:9月10日(土)〜11月6日 (日)
2011年7月30日(土) - 2011年11月6日(日)
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで) ※展示室14のみ:9月10日(土)〜11月6日 (日)
金沢21世紀美術館
月曜日(8月15日、9月19日、10月10日は開場)、9月20日、10月11日
※左バナーで表示の作品、シルパ・グプタ《I Keep Falling At You》は9月10日から公開します。
■「Inner Voices - 内なる声」 の観覧券
<当日>
一般=1,000円
大学生・65歳以上=800円
小中高生=400円
<前売・団体>
一般=800円
大学生=600円
小中高生=300円
■「イェッペ・ハイン 360°」と「Inner Voices -内なる声」 の共通観覧券
販売期間:7月30日~8月31日
<当日>
一般=1,700円
大学生・65歳以上=1,400円
小中高生=700円
<前売・団体>
一般=1,400円
大学生=1,100円
小中高生=600円
◇チケットぴあ TEL 0570-02-9999
Pコード
本展観覧券:764-565
共通観覧券:764-562
◇ローソンチケット TEL 0570-000-777
Lコード
本展観覧券:53442
共通観覧券:53437
販売期間
本展観覧券:6月30日より11月6日まで
共通観覧券:6月30日より8月31日まで
金沢21世紀美術館
TEL 076-220-2800
世界の中に自分の居場所を見つけていく過程で作り上げられるアイデンティティを、人々はどのように引き受けていくのでしょうか。多様な表現を以て時代に向き合う現代美術の作家の中で、自己への縛りをはねのけて自分にとって可能な道を探し続けようという意欲は、女性の作家たちに強く見受けられます。なぜなら、既存の価値観や古い現実のパラダイムを脱し、もうひとつの現実を自ら作り出すことは、権威や通念から自由であろうとすることー自己決定の自由の獲得が、女性にとっては重要なことだからです。
本展は、経済成長とともにグローバル化の波を受けてきた1960年代以降に生まれた女性作家たちに注目し、生の困難さと可能性の両面を人間に見る、彼女たちのInner Voicesー内なる声に耳を傾けます。彼女たちは通説的に「女性的」であることを示すイメージや価値に対して、あるいは差異によって起きることへの誤解や無理解を、対立や抵抗ではないかたちで乗り越えようとしています。芸術表現において自由であることが、女性にとってのみならず、世界において同程度に普遍的で重要であることも彼女たちの実践=作品が示してくれることでしょう。
*シルパ・グプタ《I Keep Falling At You》は9月10日から公開します。
日時:2011年11月5日(土)11:15〜13:30
会場:a.k.a.(金沢市片町2-10-42 RENNビル1F)
料金:2,500円(食膳のみ、税込み。飲み物代別)
定員:15名(先着順)
詳しくはこちら
◇「私を探す」
日時:2011年7月30日(土) 11:00〜19:00
出演アーティスト / スケジュール:
11:00〜12:00 塩田千春(日本語のみ)
12:00〜13:00 ワー・ヌ
13:30〜14:30 キム・ソラ(韓国語 ー 日本語)
14:30〜15:30 ジェマイマ・ワイマン
15:45〜16:00 特別試写 メリッサ・ラモス《Haunt Me, Recite It Again》(日本語字幕付)
16:00〜17:00 メリッサ・ラモス
17:00〜18:00 イー・イラン
18:00〜19:00 呉夏枝(日本語のみ)
以上、予定
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金:入場無料(ただし、当日の本展観覧券が必要です)
定員:先着80名(入れ替えはありません)
※逐次通訳(特記しない場合は日本語 ー 英語)付き
◇「対談:藤原由葵 × 山下裕二」
日時:2011年10月8日(土)14:00〜16:00
出演者:藤原由葵(出品作家)、山下裕二(明治学院大学教授/美術評論家)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金:入場無料(ただし、当日の本展観覧券が必要です)
定員:80名(当日先着)*整理券の配布はありません。
◇「身体を使って織る」
講師:呉夏枝(出品作家)
日時:2011年10月15日(土) 13:00〜17:00
会場:金沢21世紀美術館 キッズスタジオ
対象:中学生以上
定員:先着15名(定員に達し次第、締め切ります)
料金:700円
※要事前電話申込(TEL 076-220-2801/月曜日を除く10:00〜18:00)
申込開始日:2011年7月15日(金)
本展キュレーターが展覧会会場を案内しながら、作家と作品について紹介します。
日時:9月3日(土)、10月1日(土)、11月5日(土) 14:00〜14:40
8月5日(金)、9月16日(金) 19:00〜19:40
集合場所:金沢21世紀美術館 レクチャーホール前
料金:無料。ただし、本展観覧券が必要です。
※事前予約不要(日本語のみ)
※都合により、イベントの内容を変更する場合があります。
1971年 コタキナバル(マレーシア)生まれ、クアラルンプール在住。
ニュージーランド人の母、シノ・カダザン人の父の間に生まれ、高校生からの10年間をオーストラリア・アデレードで過ごす。自身の異なる民族国家のルーツと向き合いながら、マレーシアにおける歴史、政治、経済構造などのテーマを、詩的でしなやかな表現に織り込んでいる。
1972年 大阪生まれ、ベルリン在住。
90年代後半から、ヨーロッパを中心に活動。かつてあった事や物や人の存在を感じさせるオブジェを組み合わせ、不在との対話を試みることをテーマにした作品を発表。又、皮膚を境にした身体の内と外を意識し、自身にまとわりつく「生きることへの不安」をダイナミックな表現に昇華させている。
1977年シドニー生まれ、ブリスベン/ロサンゼルス在住。
メキシコ・チアパス州を拠点に活動する市民兵組織Zapatista(サパティスタ)が被るユニフォームとしてのマスクを題材に、人の内面を表す/隠す衣服の役割に注目した映像、絵画、写真コラージュを発表。決まりや慣習に従うという社会における適応の意味を、現実とフィクションを織り交ぜて、考察する。
1976年大阪生まれ、同地在住。
在日韓国人3世として自身の置かれている社会と状況を、チマチョゴリを使って表現した作品を発表。その後、異なるディアスポラ(離散)を生きてきた人々に共感を寄せ、糸や布を使って記憶や感情を織り縫い繋ぎ合わせながら、あらためて自分自身の来歴と行方を見据える。
1965年ソウル生まれ、同地在住。
他者とのかかわり合いによって成立する作品を多数発表。既存の社会システムを観察し、それに代わる新しい関係性を人々の自然の振る舞いや考えから導きだす。各人が持つ固有の「時間」の概念を使ったインスタレーション作品を発表する。
金沢滞在中にインタビューした3人の人生を料理に置き換えてみると、どのようになるか。展示室11にて公開中のインスタレーション《時を 喰う 時》の一部である料理のレシピはこちらからダウンロードできます。
→レシピ(PDF:79.3KB)
1978年静岡生まれ、同地在住。
「描かずにはいられない」欲求に素直に従い、人間の生と性を題材に絵画作品を制作発表。人、動物、樹木など、生存に賭ける生命の力強さを表現しながら、生きることへの欲求を模索している。
1976年ムンバイ(インド)生まれ、同地在住。
民族、宗教、ジェンダー、格差や階級などによって引き起こされる社会問題をテーマにした作品を多数発表。しなやかでウイットに富んだ表現を借りて人間の認識や受容を観察し、問題の複雑さや深さを顕在化させている。
1977年ヤンゴン(ミャンマー)生まれ、同地在住。
ヤンゴン文化大学にて音楽を学んだ後、アーティストとしての活動を始め、現在は絵画と映像を中心とする制作活動を行う。自身の喜びや悲しみを映し出すシンボルとしての雲を描いた絵画作品など、「自ら然る」という在りのままをありふれた日常として表現する。
※映像作品《Lives Look Like Light》はレクチャーホールにて不定期上映致します。
1週間分のスケジュールはこちら
1982年フィリピン生まれ、ニュー・サウスウエールズ州在住。
人生をはかないものとしてとらえ、記憶を頼りに人生を振り返る旅を映像と音で表す。今回は幼少時に離れたフィリピンで暮らす人々からの聞き取りを経て書いた脚本を老婦人のモノローグで綴る映像作品にして発表する。
※映像作品《Haunt Me, Recite it Again》はレクチャーホールにて不定期上映致します。
1週間分のスケジュールはこちら
仕様:A5変形
言語:日/英併記
頁数:総200頁
デザイン:服部一成、田部井美奈
発行:株式会社ACCESS
定価:2,000円(税別)
社会学者の上野千鶴子氏、生物学者の福岡伸一氏はじめキュレーターのヴィヴィアン・ズィハール氏、ムルタザ・ヴァリ氏ら、多彩な執筆陣による展覧会図録。
9人の女性アーティストの展示作品を中心に、各作家のこれまでの代表作も収録されています。
取り扱い・お問い合わせ
金沢21世紀美術館 ミュージアムショップ
TEL 076-236-6072
金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]
株式会社 資生堂、アーツ・クイーンズランド
株式会社 プロジェクトケー
金沢エクセルホテル東急、a.k.a.