寺町・野町・泉エリア
ス・ドホ
Do Ho SUH
1962年ソウル(韓国)生まれ、ロンドン(英国)、ニューヨーク(米国)、ソウル在住。
ドローイング、映像、彫刻など多様なメディアを用いた作品を通して、家(ホーム)、物理空間、移動、記憶、個人、集団性をめぐる問いに向き合う。代表作に、かつて作家自身が住んだ韓国、ロードアイランド、ベルリン、ロンドン、ニューヨークの家を原寸大で再現した布の彫刻作品がある。身体的・比喩的な空間の展性に興味を持ち、身体がその空間とどのように関係し、生活し、相互作用するかを考察する。特に家庭の空間に関心があり、また特定の場所、かたち、歴史を持つ建築を通じてホームの概念を表現する方法にも興味を持つ。作家にとって、居住する空間には心理的エネルギーがあり、地理的な場所によらず存在する記憶や個人的な体験、安心感のしるしを作品で視覚化する。