主催展覧会
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コレクション展 スケールス
2020年10月17日(土) - 2021年5月9日(日)
ある物や空間について、思っていたより大きい、思っていたより小さい、と感じることがあります。それは、その物や空間の「サイズ」のみによるのではなく、それを経験する身体の位置や視点、また身体に記憶されているものや空間との関係の中で相対的に生まれる経験です。本展覧会では、数値化することのできる「サイズ」に対し、関係性の中で伸縮する「スケール」に焦点を当てます。 それぞれプロポーションの異なる7つの展示室で、当館所蔵作家による作品をご紹介します。風景、空虚、音の響き、人の記憶、植物や無機物の持つ時間の流れ…作品が扱う世界は計測し難く、尺度を切り替えるたびに別の姿を現すでしょう。身体の中で絶えず構築される複数のスケールについて、考える機会となれば幸いです。 出品リスト
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特別展
日常のあわい
2021年4月29日(木・祝) - 2021年9月26日(日)
2020 年初頭から始まった新型コロナウイルス感染症の流行は、発生から1年以上がたった現在も収束の兆しが見えないままです。世界中で人々の日常はすっかりその姿を変えてしまいましたが、日本はもとより地震や台風などの自然災害が多く、いつ日常が脅かされるかもしれない不安や緊張と隣り合わせで過ごしてきた人も多いでしょう。 本展覧会は、私たちが意識せざるをえなくなった「日常」について、今一度見つめ直すものです。そもそも日常を日常たらしめているものは何でしょうか。生活の中のちょっとした習慣や日課、家族や地域の中で共有されている約束ごと。とりたてて変化のない時間の流れや風景。しかしながら、当たり前に繰り返されている営みであっても、人によって、家族によって、異なる個々の日常が紡がれています。本展では、意識しないと見過ごしてしまう生活のなかのささやかな創造行為に着目した作品や、突然の喪失や災害に向き合う心の機微を捉えた作品、そして形を変えて続いていく日常をあらわにする作品を介して、日常と非日常のあわいにある「現在」を浮かび上がらせます。
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コレクション展1 Inner Cosmology
2021年5月29日(土) - 2021年11月3日(水・祝)
日々の暮らしの中で、自分たちの力ではどうにもすることができないことがたくさんあります。そうしたことに直面するとき、人々は特定の神仏や森羅万象に宿る神々に思いを告げたり、自分自身の心に問いかけることで、自分だけでは到達することのできない果てしない宇宙に身を浸し、その超越的な力をたよりに、日々の変わらない幸せを願いながら生活を営んできました。私たちの暮らしに寄り添うように、昔も今も私たちの日々の近くには様々な祈りや宗教、内省的な営みがあります。 美術や音楽、そして踊りといった芸術の1つの源泉もこうした日々の営みのそばにありました。見ることのできない世界を現前させる芸術は、人々を果てしない宇宙へと導くメディアとしての機能を担っていました。そうした芸術の役割は、時代が変わっても私たちが日々の安寧を願い暮らし続ける限り、形を変えて現代美術にも表れているのではないでしょうか。本展では、当館のコレクション作品を中心に「宗教」「祈り」「内省」をテーマに現代美術を読み解きます。 この展示を通じて、さまざまな「宗教」「祈り」「内省」の形から垣間見る世界中のあらゆる文化を見つめる機会を持つことで、今日の美術に新たな視点を示すばかりでなく、そうした多様な宗教文化への理解を促す機会となることも期待します。
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デザインで あそぶ まなぶ つながる コドモチョウナイカイ
2021年4月3日(土) - 2022年3月21日(月・祝)
建築家の式地香織を中心に2014 年に発足したコドモチョウナイカイ事務局は、デザインを通じて子どもたちが自ら課題を発見し、創造的に問題を解決する、柔らかな「理性や感性」を育むワークショップ・プログラムを企画・運営する団体です。子どもたちによるデザインチーム「コドモチョウナイカイ」の活動を見守り支える事務局という役割を担っています。「コドモチョウナイカイ」のデザイン活動は最終的に「おまつり」として完成し、地域とつながります。おまつりをデザインした子どもたちは、おまつりを楽しむたくさんの子どもたちや家族、地域の人たちを目の当たりにします。また、自分たちの活動に寄り添い、暖かく見守るたくさんの大人と触れ合います。コドモチョウナイカイプログラムにおける「おまつり」は子どもたちの成功体験や社会参加の場となっていきます。本展では、2014 年からのコドモチョウナイカイの活動を概観しながら、金沢版コドモチョウナイカイとして、デザイン教育のプロセスを子どもたち、地域の方々と体験するとともに、「デザインで」何ができるのか、金沢での「おまつり」開催に向けて活動をしていきます。
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アペルト13 高橋治希 園林
2020年12月19日(土) - 2021年5月9日(日)
人は「庭園」を巡るとき、何を思うのでしょうか。一人たたずむときも、親しい人と会話しながら楽しむときも、何かしら気持ちを切り替える場所として、庭園はあるのではないでしょうか。高橋治希(1971- )は、美術館の空間に庭園としての「園」を作り出します。一貫して、風景や自然をテーマにインスタレーション作品を制作してきた高橋が、社会に対して声高に叫ぶ作品ではなく、もっと個人的な作品との出会いを生み出したいと行き着いたのが「園林」でした。園林とは、中国の庭を総称する言葉です。園林は、人がゆっくりと巡り歩くにしたがって、さまざまな風景と出会う構造を持っています。一つひとつの風景に思想があり、人生のあらゆる場面が凝縮されています。自分自身の歩みによって、それぞれの人生が心に映し出され、人と宇宙がつながります。 金沢21世紀美術館に作り出される園林には、水があり、山があり、光があり、闇があります。何種にも及ぶ野草は、私たちが共に生きている植物たちです。光を透過する白磁は、触れれば砕けてしまうもろさも持っていますが、大切に扱えばそのままの形で永遠に残り続けます。硬質さともろさを併せ持つ風景から、人生のはかなさや、消えてはまた巡る記憶の数々がより一層強く意識されるに違いありません。 園林は、自然を素材としていますが、決して自然ではありません。複雑な思想を映し出し、見る人を想定しながら造形される「作品」です。高橋は、西洋の美術史の文脈から意識的に離れ、見る人それぞれの精神性を映し出す園林を展示空間に創造し、東洋的なインスタレーション作品の在り方の追究を試みます。
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特別展示
ダグ・エイケン: アイ・アム・イン・ユー
2021年4月29日(木・祝) - 11月23日(火・祝)
本展では、所蔵作品の中から当館初展示となるダグ・エイケン《アイ・アム・イン・ユー》を紹介します。ダグ・エイケンは、映像、写真、彫刻、建築的介入からサウンド、インスタレーション、映画まで多岐にわたる作品を手掛けることで知られています。 本作品は、5つのスクリーンで構成された映像インスタレーション作品です。アメリカ郊外の日常的な風景の中で、人間、自然、人工物、幾何学的な図形といったイメージが少女のささやく声や手拍子のリズム、ピアノの旋律に合わせて軽快に重なり、見る者は幻覚のような映像の流れの中に引き込まれます。物語に明確な輪郭がないまま断片化した映像が反復的に繰り返されるうちに、その捉えようのない流動状態の力と速度が身体的に経験され、鑑賞者は映像と音の渦中を彷徨いながら作品を体感することになります。 ダグ・エイケンによる映像インスタレーションのダイナミズムを金沢21世紀美術館の大空間で体感していただける貴重な機会となるでしょう。
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アペルト14 原田裕規「Waiting for」
2021年5月29日(土) - 2021年10月10日(日)
原田裕規(1989年生まれ)は、クリスチャン・ラッセンや心霊写真など、ある時代の視覚文化の中では確かな位置を占めているにもかかわらず、美術史の周縁にある存在を扱ってきました。 本展は、作家にとって2年ぶりの新シリーズであり、初めての3DCGの試みとなる「Waiting for」を含む映像インスタレーションによって構成されます。 映し出されるのは、「すでに見られ、そして見はなされた」光景と「いまだ見られたことのない」光景です。さらにそれは、膨大な量の情報に向き合う身体的負荷の高い行為の記録でもあります。 こうした行為の理由を、作家は「Waiting(待つこと/待ちながら)」という言葉に託しました。本展は、能動性と受動性の中間にある「待つ」という行為によって、加速し続ける現代社会の中に異なる時間の流れを挿入する試みです。
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一般主催展覧会
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一般主催展覧会
最後の浮世絵師 月岡芳年展
2021年4月24日(土) - 2021年5月23日(日)
月岡芳年(1839-1892)は、奇想の画家歌川国芳(1797~1861)に学び、師の自由な発想を継承しつつ、西洋画の写実性を取り込みながら、たくましい絵心で、浮世絵の歴史の最後に強烈な閃光を放ちました。師譲りの武者絵や歴史画を中心に活動を
始めましたが、明治維新という激動の時代の世相を写す作品も数多くのこしています。一方で近代日本の美人画を予兆させる
美人画も描いています。
本展では、芳年芸術の集大成で代表作「月百姿」シリーズはもちろんのこと、美人画の傑作シリーズ「風俗三十二相」や、近代性があらわな「新撰東錦絵」シリーズなど、革新的な作品のかずかずを紹介します。
近世から近代へと大きく転換していく激動の時代を駆け抜けた鬼才芳年の世界をお楽しみください。- 期間
- 2021年4月24日(土) - 2021年5月23日(日)10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA(1階)
- 料金
- 一般 1,000円(800円)
高校・大学生 700円(500円)
小中学生 500円(300円)
未就学児 無料
※カッコ内は前売料金
※小学生以下は保護者同伴でのご入場をお願いします。
※プレミアムパスポート、障害者手帳、療育手帳をご提示の場合は、ご本人様とそのお付き添い1名様まで前売り料金でご入場いただけます。
※各種割引は重複してご利用いただくことはできません。ご了承ください。
- 主催:
- 北陸中日新聞、石川テレビ放送
- 共催:
- 金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
- 後援:
- 石川県、金沢市、金沢市教育委員会、いしかわ結婚・子育て支援財団、NHK金沢放送局、エフエム石川
- 特別協賛:
- 東海東京証券
- お問い合わせ
- 北陸中日新聞 事業部
TEL 076-233-4642(平日10:00~17:00)
URL https://www.hokuchu-event.com/pickup/tsukiokayoshitoshi
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一般主催展覧会
第15回 一写くらぶ&キャッツアイクラブ 写真展
2021年4月20日(火) - 2021年4月25日(日)
コロナ禍で第14回展はオンライン展示をする事にして昨年12月1日スタートで新ホームページを立上げました。お陰様で沢山のネットユーザーの訪問を頂きコロナ禍を教訓にして、新たな試みとして、今後Web展示と会場開催方式を採り入れて積極的に芸術文化向上のための取組みを致します。写真界にも新しい息吹を入れるべく大型作品掛軸写真、パノラマ作品、アート作品、テーマ作品等豊富な作品群展示で来場者を魅了します!!
- 期間
- 2021年4月20日(火) - 2021年4月25日(日)10:00〜18:00(最終日17:00まで)
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(地下1階)
- 料金
- 無料
- 主催:
- 一写くらぶ&キャッツアイクラブ
- 後援等:
- 北國新聞社・北國写真連盟・北陸放送・ラジオかなざわ・ななお・こまつ
- お問い合わせ
- 北本 修
金沢市袋畠町北119-3
TEL 076-268-1061(携帯090-2378-7311)
MAIL mioroki@krf.biglobe.ne.jp
URL https://isshaclub.com/
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一般主催展覧会
第77回現代美術展
2021年3月27日(土) - 2021年4月13日(火)
- 期間
- 2021年3月27日(土) - 2021年4月13日(火)9:30~18:00 会期中無休
- 会場
- 金沢21世紀美術館
市民ギャラリーA・B、展示室7~11、13、14
- 料金
- 一般:1,000円(前売:900円)
高大生:600円(前売:500円)
小中生:500円(前売:400円)
※団体(20人以上)は前売料金の各100円引き
- 主催:
- 一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、北陸放送、テレビ金沢、石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会
- 後援:
- 白山市、小松市、加賀市、野々市市、七尾市、能美市、かほく市、輪島市、羽咋市、珠洲市、津幡町、内灘町、金沢商工会議所、金沢中央ライオンズクラブ、北國新聞文化センター、NHK金沢放送局、金沢ケーブル、エフエム石川、ラジオかなざわ、ラジオこまつ、ラジオななお
- お問い合わせ
- 一般財団法人石川県美術文化協会
金沢市南町2番1号 北國新聞社事業局内
TEL 076-260-3581
FAX 076-260-3426
HP https://hk-event.jp