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金沢21世紀美術館

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PROJECTプロジェクト

金沢21世紀美術館「自治区ユース」

『ワーグナープロジェクト』プレイベント ヒップホップの学校 1DAY学校説明会

2021年2月21日(日)

インフォメーション

期間:
2021年2月21日(日)
10:30〜16:30
会場:
金沢21世紀美術館 シアター21
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
WEBからのお問い合わせはこちら

概要

『ワーグナー・プロジェクト』は、高山明が始めたワーグナーのオペラ「ニュルンベルグのマイスタージンガー」になぞらえた音楽劇プロジェクトです。ただし、オペラをそのまま再演するわけではなく、制作過程も含めてヒップホップで再解釈して、ワーグナーによる歌合戦オペラの“上演”を試みるものです。これまで横浜(2017)、フランクフルト(2019)、大分(2020)と都市を移動しながら展開してきました。2022年1月には金沢21世紀美術館で1ヶ月間にわたってヒップホップの学校を開催する予定です。 今回のプレイベントでは1日限りの「学校説明会」を実施します。ヒップホップに興味がある人、これから始めたいと考えている人、すでにヒップホップをやっている人、新しい演劇や美術のあり方に関心のある人、ちょっと風変わりな「学校説明会」にぜひお集まりください!

ワーグナー・プロジェクト@金沢

事前申し込み

Peatixページよりお申し込み下さい。
金沢21世紀美術館ワーグナープロジェクト Peatix

午前、午後ともに定員に達したため締切ました

午前の部

MOVIE 『グラフィテイロス』ブラジル・グラフィティカルチャーのドキュメンタリー映画の上映会

10:30〜監督・阿部航太によるプレトーク
10:45〜上映(70分)

開場:10:15
終了予定:11:55
料金:無料(全席自由)
定員:50名(先着順、定員になり次第締切)
定員に達したため締切ました
※午前の上映が終了しましたら、全席入れ替えとなります

GRAFITEIROS グラフィテイロス
ブラジル / 2018-19 / 70分 / ポルトガル語音声 / 日本語字幕
ブラジル都市部にあふれるグラフィティ。それは多様なルーツ、カルチャーが混沌とするブラジルの街から生まれた社 会に関わるためのひとつの手段だった。東京で活動するグラフィックデザイナーが、サンパウロに滞在した半年間で 体感した都市風景。そこには歪んだ社会に抗いながら、その混沌の波を巧みに乗りこなすグラフィテイロ(グラフィ ティアーティストのブラジルでの呼称)たちがいた。彼らが彩るその風景は、私たちが知っている街の姿を痛快に批判 しているように思えた。地球の裏側、多様性の最先端をゆくブラジルのストリートの風景。

以下アーティストへの取材(2018-19)に基づく:エニーボ / チアゴ・アルヴィン / オドルス / 中川敦夫 / ピア
翻訳協力:ペドロ・モレイラ
撮影 / 編集 / 監督:阿部航太
協力:Trash Talk Club

午後の部

●INTRODUCTION
13:00〜 『ワーグナー・プロジェクト』って何? 高山明
●LECTURE 1
13:30〜 ヒップホップって何? 荏開津広
●LECTURE 2
14:15〜 ラップ入門 + ミニWORKSHOP ダースレイダー
●TALK
15:15〜 グラフィティって何? Snipe1、荏開津広、阿部航太
16:00〜 質疑応答
司会:田中沙季

開場:12:45
終了予定:16:30
料金:無料(全席自由 / 途中入退場自由)
定員:50名(先着順、定員になり次第締切)
定員に達したため締切ました

講師プロフィール

写真:奥祐司

高山明

2002年に創作ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。国内外の諸都市において、ツアーパフォーマンス、映像インスタレーション、社会実験的プロジェクト、言論イベント、観光ツアーなど、多岐にわたる作品やプロジェクトを展開している。いずれの活動においても「演劇とは何か」という問いが根底にあり、演劇の可能性を拡張し、社会に接続する方法を追求。観客論を軸に、観客自身が創造的に現実の都市や社会のなかで不可視なものと出会い、思考する装置としての演劇を提案。2013年にはPort都市リサーチセンターを設立し、演劇的発想を観光や都市プランニング、社会実践やメディア開発などにも応用する取り組みを行っている。www.portb.net

荏開津広

執筆/DJ/京都精華大学、立教大学非常勤講師。ポンピドゥー・センター発の映像祭オールピスト京都プログラム・ディレクター。90年代初頭より東京の黎明期のクラブ、P.PICASSO、ZOO、MIX、YELLOW、INKSTICKなどでレジデントDJを、以後主にストリートカルチャーの領域において国内外で活動。著書に『人々の音楽について』(EDITION OKFRED、2010年)、共訳書に『サウンド・アート』(フィルムアート社、2010年)。主なキュレーションに『サイドコア 身体/媒体/グラフィティ』(2013年)、プログラム・ディレクションに『ポンピドゥー・センター公式映像祭 オールピスト東京』(2014年)など。https://kompass.cinra.net/article/201912-egaitsuwatanabe_kngsh

ダースレイダー

1977年、フランス・パリ生まれ。ロンドン育ち、東京大学中退。ミュージシャン、ラッパー。吉田正樹事務所所属。2010年に脳梗塞で倒れ、合併症で左目を失明。以後は眼帯がトレードマークに。3ピースバンド、ベーソンズのボーカル。オリジナル眼帯ブランドO.G.Kを手がけ、自身のYouTubeチャンネルから宮台真司、神保哲生、プチ鹿島、小西克哉らを迎えたトーク番組を配信している。著書「NO拘束〜ダースレイダー自伝」「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」など。

Snipe1

日本人グラフィティライターの先駆者として知られるsnipe1は、1990年代初頭のNYグラフィティ界に10代で身を投じ、その後世界中のグラフィティコミュニティを巡りコネクションを築いた後に帰国。活動の拠点を日本に移し、今日までの日本に於けるグラフィティカルチャーの興隆に多方面で尽力してきた。2018年、自身初となるソロエキシビションを、村上隆が運営するHidari Zingaroにて開催し、好評を得る。ストリートカルチャーの感性に基づきながらも、グランジとも言うべき「汚さ」のエッジを取り入れた、ダーティ且つ誰にも似ない独自なスタイルを貫くsnipe1のグラフィティは、常に固定観念を破壊する危うさを孕んでおり、LA、NY、バンコク、香港、メルボルンなど、世界中の前衛ギャラリーにて今もなお、アート界をボミング中である。
@fukitalltokyo インスタグラム

阿部航太

デザイナー、文化人類学専攻。1986年生まれ、埼玉県出身。2009年ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校卒業後、廣村デザイン事務所入社。2018年同社退社後、「デザイン・文化人類学」を指針にフリーランスとして活動をはじめる。2018年10月から2019年3月までブラジル・サンパウロに滞在し、現地のストリートカルチャーに関する複数のプロジェクトを実施。帰国後、阿部航太事務所を開設し、同年にストリートイノベーションチームTrash Talk Clubに参画。アーティストとデザイナーによる本のインディペンデントレーベルKite所属。2019年にブラジルのグラフィティライターたちを追ったドキュメンタリー映画『グラフィテイロス』を発表。http://abekota.com

自治区ユース

金沢21世紀美術館は、16歳から20歳のユース世代を対象に、美術、音楽、身体表現、科学、歴史など、様々な領域を横断するプログラム「自治区ユース」を開催しています。プログラムに参加して、エキサイティングでクリエイティブな活動で知られる同時代を生きる人々との交流や、共に生きる新しい仲間を見つける機会を捉え、若者たちは自身の世界観を拡張し、コスモポリタンになる最初の一歩を踏み出していきます。「自治区ユース」は、彼らのそうした勇気を応援し、芸術を通した人材育成を長期的視野に立って行うことを目的にしています。

新型コロナウイルス感染拡大予防対策へのご協力のお願い

・咳や発熱など体調の優れない場合はご来場をお控えください。
・手指消毒、検温、マスク着用にご協力をお願いします。
・金沢21世紀美術館 感染拡大防止のためのお願いはこちら

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
協力:
Port B