期間:
2010年6月27日(日)
14:00〜
2010年6月27日(日)
14:00〜
金沢21世紀美術館 レクチャーホール
無料(ただし、本展観覧券が必要です。)
80名( 当日午前10時よりレクチャーホール前にて整理券を配布します。)
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
近代日本美術に現れる観音のイメージを中心にお話します。伝統的な仏画としての観音像とは違って、近代になると観音のイメージに西洋的なもの、母子像的なものなどユニークな特徴が現れてきます。このことは、日本人の宗教観の変化と関連があると思われますが、狩野芳崖や河鍋暁斎らが描いた具体的な作品を紹介しながら、近代以降の観音表現と宗教観の変化について考えてみます。
講師:古田亮
1964年東京に生まれる。東京藝術大学芸術学科を卒業し、同学大学院で近代日本美術史を学ぶ。博士後期課程を中退して東京国立博物館に勤務、その後東京国立近代美術館主任研究官を経て、2006年より東京藝術大学大学美術館助教授、現在准教授。展覧会企画としては04年「琳派RIMPA」展、06年「揺らぐ近代」展、07年「日本彫刻の近代」「横山大観」展、などを手がけた。著書に『狩野芳崖・高橋由一』(ミネルヴァ書房)、『日本近現代美術史事典』(東京書籍)、『俵屋宗達』(平凡社)などがある。