期間:
2017年9月16日(土) - 2017年9月18日(月)
2017年9月16日(土) - 2017年9月18日(月)
金沢21世紀美術館 シアター21
前売
一般:2,000円(当日2,500円)
大学生:1,500円(当日2,000円)※要学生証提示
高校生以下:1,000円(当日1,500円)※要学生証提示
★友の会特典
一般:1,800円(当日2,200円)
※ミュージアムショップおよび友の会Web予約申込にて(要会員証提示)
※7/1(土)チケット前売・予約開始
※全席自由席
・劇団新人類人猿 TEL 076-229-0881 / MAIL ruijinen@gmail.com
・金沢21世紀美術館ミュージアムショップ(窓口販売のみ)TEL 076-236-6072(火〜木・日 10:00〜18:30 / 金・土 10:00〜20:30)
・金沢21世紀美術館友の会ウェブサイト(友の会会員予約のみ)
劇団新人類人猿
TEL 076-229-0881
MAIL ruijinen@gmail.com
「わたくしといふ現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です/・・・」
今回の作品のモチーフとなる宮沢賢治の『春と修羅・序』は極めて難解なことで知られています。
賢治はこの詩集をその時々に現れた切実な心象風景を書き留めた「心象スケッチ」と呼んでいました。
そこには作者の世界観、生命観が綴られています。
それらの言葉は、今もなお私たちに呼びかけ、問いかけてくるように思われるのです。
現在私たちは、繰返し起こる様々な事象の下で生きています。
時に目を疑い、時に言葉を失い、時に怒り、時に涙するような日常の中。
これら事象の「記憶」と「記憶」を内包した身体が紡ぎ出す一瞬の風景の残像が、一人ひとりの記憶へとリンクし、それぞれの「心象スケッチ」としてリピートされてゆくことを願っています。
構成・演出:若山知良
出演:茶谷幸也、今井淑恵、中川誠、山下大輔、大竹琴子、木村日菜乃、ほか
舞台監督:ta96
照明:宮向隆
音響:中山聡子
写真:野田啓
美術:若山知良
協力:隈谷美根、樋口香里、所村佳子
1986年金沢市で設立。1990年、稽古場兼劇場として拠点となる《P・SPACE》を開設し、床一面に水を張った〈水の劇場〉、舞台上を砂で覆った〈砂の劇場〉など数々の印象的シーンを生み出す。 野外劇や移動劇、音楽とのセッションやダンスとのコラボレーションなど演劇の多様な可能性を模索する中で、空間や場所の持つ力と俳優の身体とが激しくぶつかり合うことで生まれる関係性を重要視。台詞を極力減らすことで〈台詞として語られる物語に依存せず〉、物語性を視覚言語として俳優と舞台に内包させることで〈舞台上にイメージを描き出す〉という独自のスタイルに至る。
1994年、床一面に張られた水が「鏡花世界の沼に見えた」と形容された『KYO-KA -この夏の異郷-』を東京ベニサンピットで上演。以降は石川県のみに留まらず、1995年名古屋公演、1999年「日・チェコ国際共同藝術展」(プラハ)、「仙台演劇祭」、2001年「マージナル・シアター・フェスティバルin SENDAI」、2003年「ハイナー・ミュラー/ザ・ワールド」(東京)などに参加。2012年には東日本大震災をテーマとした『制御不能』を滋賀にて上演。2013年~2016年金沢市で「太田省吾フェスティバル」を企画上演。
芸術交流共催事業は、芸術性と創造性に富んだ事業を公募、採択し、共催事業として金沢21世紀美術館が制作面で主催者をサポートする事業です。2017年度は二つの劇団の公演が選ばれました。
劇団新人類人猿
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]