期間:
2025年3月22日(土)
13:00-18:00
2025年3月22日(土)
13:00-18:00
金沢21世紀美術館
プロジェクト工房
無料
なし(予約不要)
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
2024年度のAIR KANAZAWAに招聘されたアートチーム SIDE CORE は、震災後の能登半島でのリサーチをもとに、フィールドワークの一環として 「野焼き」を実施します。
SIDE COREが能登半島をリサーチ対象とした背景には、2024年元旦に発生した能登半島地震 があります。震災後の地域の変容を調査するなかで、復興の過程や土地の記憶に向き合うことを目的に、現地でのフィールドワークを重ねてきました。さらに、SIDE COREは 「奥能登芸術祭2023」に参加していた経緯もあり、以前からこの地域の文化や風土に関わってきました。今回のリサーチは、その経験を踏まえた新たな視点から、能登の歴史や文化を探求する試みでもあります。
本「野焼き」では、リサーチやボランティア活動を通じて採取した災害土砂の粘土や瓦礫となった木材を炭化し、震災がもたらした資源を活用する実験的な試みを行います。火を囲むことで生まれる対話の場を通じて、土地の記憶や復興のあり方について共に考える機会としたいと考えています。また、本プログラムは、金沢と能登という異なる地域が交差する場となることを目指しています。参加者一人ひとりが、自らの暮らす土地と能登とのつながりを見出し、「危機に対してアートが何ができるのか?」という問いに向き合う契機となれば幸いです。 皆さまのご参加をお待ちしております。
Photo by Shin Hamada
2012 年より活動を開始、東京都を拠点に活動。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターは播本和宜。個人がいかに都市や公共空間のなかでメッセージを発するかという問いのもと、ストリートカルチャーの思想や歴史などを参照し制作する。ときに他ジャンルの表現者を交えたプロジェクトとして、 都市の死角や隙間となる場所で多彩な作品を展開。近年には、個展「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」(ワタリウム美術館+屋外、2024)開催、第 8 回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」(横浜美術館ほか、2024)参加。
AIR KANAZAWA(エアー・金沢)は国内外からヴィジュアル・アート、音楽、パフォーミング・アーツなどさまざまな分野におけるアーティストや、自然科学、哲学、歴史、文学など様々な学術研究に関わるキュレーター、研究者などを招いて、滞在交流をしながら制作、リサーチ、フィールドワーク、ワークショップ等を行うAIR アーティスト・イン・レジデンスのプログラムです。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
珠洲市、奥能登珠洲ヤッサープロジェクト、kurkku alternative、水口木材株式会社