期間:
2024年2月4日(日)
16:00
2024年2月4日(日)
16:00
メディアショップ
京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル 1F
金沢21世紀美術館で開催している「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ」。現在、能登半島地震の影響を受け、休館しています。いまやデジタルは共に生きる隣人であり、昨今急速に身近になったAIとは、モノやコトを一緒につくるコラボレーターでもあります。
さて休館中のいまだからこそ、金沢21世紀美術館は浮遊して、各地で活動を展開していきます。そこで今回の京都でのトークイベントでは、展覧会のキュレーターの中から、髙木遊と本橋仁、また本展の関連書籍『デジタル・バイツ』の寄稿者、砂山太一との3人で、展覧会のこと、またAIとの共創について考えます。
美術家・プログラマー。砂木共同代表。芸術表現領域における情報性・物質性を切り口に、制作・設計・企画・批評を手がける。日本で彫刻を学んだ後、2004年渡仏。現代美術の出自を持ちつつ、フランスでデジタル技術を用いた建築設計手法を学び、設計事務所や構造事務所において勤務・協働する。2021年、京都工芸繊維大学で情報技術を活用した意匠設計・生産技術を研究する建築家の木内俊克とともに建築・デザインスタジオ砂木を設立。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科准教授。主な活動に「マテリアライジング展 情報と物質とそのあいだ」企画代表、第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示参加など。
金沢21世紀美術館 アシスタント・キュレーター及び、キュレイトリアル・スペースであるThe 5th Floor ディレクター。1994年京都生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科キュレーション専攻修了、ラリュス賞受賞。ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索している。主な企画展覧会として「生きられた庭 / Le Jardin Convivial」(京都, 2019)、「二羽のウサギ / Between two stools」(東京, 2020)、「Standing Ovation / 四肢の向かう先」(静岡, 2021)、「アペルト17 SCAN THE WORLD 」(金沢, 2022)
建築史家、金沢21世紀美術館レジストラー、博士(工学)。1986年東京生まれ。メグロ建築研究所取締役、早稲田大学建築学科助手、京都国立近代美術館特定研究員、文化庁在外芸術家研修員としてCanadian Centre for Architecture (CCA)に滞在を経て、現職。2024年より「建築討論」編集長。建築作品に「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」(福島加津也+冨永祥子建築設計事務所と協働、2017年改修)、編著書に『クリティカル・ワード 現代建築』(フィルムアート、2022年)、『ホルツ・バウ 近代初期ドイツ木造建築』(TOTO出版、2022年)など。キュレーションした展覧会に「第14回ベネチアビエンナーレ日本館」(2014年)、「分離派建築会100年 建築は芸術か?」(2020年)など。
ISBN:978-4-8025-1290-9
定価:本体3,400円+税
仕様:B5判変型/透明PETカバー/272ページ
https://bnn.co.jp/products/9784802512909
〈わたし〉と一体となるテクノロジー
物質と情報が曖昧になったこの惑星では、デジタルが血肉となり、変容への欲望を喚起する──。
本書は、金沢21世紀美術館の主催展覧会『DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)──次のインターフェースへ』展を並行収録した、この惑星を歩くための地図となる一冊です。
序章では金沢21世紀美術館の館長、長谷川祐子氏によるステートメントとして、デジタルを栄養として摂取する糸口となるテキストを、続く章では、社会学者の遠藤 薫氏、キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト氏に寄せてもらった、この新しい現実を探索する羅針盤となるテキストを掲載。
メインとなる次の章では、領域を横断する5つのアプローチから「デジタル」と一体になる〈人間〉のいまを探ります。さまざまなバックグラウンドを持つ専門家が「セオリー」を、また本展覧会の企画に携わったキュレーター陣が、アーティストとの対話を通した「プラクティス」を、会場では見られない作品も自由に参照しながら、独自の視点で書き下ろしました。展覧会を記録した図録を超え、書籍ならではの構成で、アートとデザインの実践を紹介しながら、デジタルテクノロジーがもたらした〈人間〉の変化に迫ります。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]、株式会社ビー・エヌ・エヌ
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