期間:
2024年2月13日(火)
18:30〜20:00 (18:15 開場)
2024年2月13日(火)
18:30〜20:00 (18:15 開場)
金沢21世紀美術館 レクチャーホール
無料
80名
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金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
(火〜日、祝日10:00〜18:00)
event_k[a]kanazawa21.jp
※[a]を@に変更してお送りください。
アートと新しいエコロジーの関わり、「現代の自然」をみせる場所としての新しい美術館像を語ります
『植物の生の哲学』、『メタモルフォーゼの哲学』などの著作で世界的に知られる、哲学者のエマヌエーレ・コッチャ氏がリサーチ・レジデントとして来沢し、様々な研究者やアーティストたちと意見交換を行います。
同氏は、来年度に金沢21世紀美術館の20周年企画展として準備をおこなっているエコロジーとアートをテーマにした展覧会の共同企画者であり、その関連として今回は当館で新しい美術館像について講演を行います。
コッチャ氏は、人間とその他のモノを分ける思考を批判し、人と植物、動物、すべての種の間をつなぎ、関係を築くため「変容(メタモルフォセス)」の必要性を唱え、アニミズム概念のアップデートを試みている哲学者です。
今回の講演では、芸術は人をまた別の主体とつなげる重要な役割を果たし、その相互作業を促進する通信規定であるという考え方をもとに、現代において自然が主役として表れる美術館やその建築が持つ意味について考えます。
ゲスト・レクチャー:
エマヌエーレ・コッチャ(Emanuele Coccia)
哲学者、パリ社会科学高等研究院(EHESS)准教授
モデテーター:
長谷川祐子(Yuko Hasegawa)
金沢21世紀美術館 館長
※逐次通訳あり
2011年よりパリ社会科学高等研究院(EHESS)准教授。ブエノスアイレス、コロンビアNY、ハーバード、ミュンヘン、ヴェネツィア、東京、ワイマールの各大学で客員教授を務める。
著書にLa trasparenza delle immagini(2005)や、Angeli(ジョルジョ・アガンベンとの共編、2012)など中世の哲学・神学研究、近年は『植物の生の哲学 混合の形而上学』(勁草書房、2019)『メタモルフォーゼの哲学』(勁草書房、2023)など独自の生命哲学で注目を浴びている。ヴァンサン・ゾンカ『地衣類、ミニマルな抵抗』宮林寛訳(みすず書房、2023)に序文執筆。
近年の活動としてパオロ・ロべルシとの共著『Lettres sur la lumières』(Lettres sur la lumières, Gallimard, 2024)、グッチの元クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレとの共著『The Life of forms. Philosophy or Re-enchantment』(同、2024年)を執筆。2019年、パリのカルティエ現代美術財団で開催された「Nous les Arbres」展に貢献。第23回ミラノ・トリエンナーレ建築・デザイン展 : Unknown Unknowns. An Introduction to Mysteriesのカタログを編集。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]