ASUNA 100 Keyboards

2023年12月8日(金)、9日(土)

インフォメーション

期間:

2023年12月8日(金)、9日(土)

会場:

金沢21世紀美術館
プロジェクト工房

託児サービス:

有料・要事前申込 TEL 076-220-2815 開室時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)

料金:

一般前売2,000円(1ドリンク付)
高校生以下500円(1ドリンク付)
※当日+500円
※身体障害者手帳提示の場合、介助者1名無料
※未就学児入場不可 ※高校生以下の方は入場時要学生証提示

チケット取扱:

※完売しました。当日券の販売はありません。ご了承ください。


無料送迎バス:
※チケット完売につき、予約を締め切りました。

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 交流課
E-mail event_k@kanazawa21.jp
TEL 076-220-2811
(火〜日、祝日10:00〜18:00)

概要

100 Keyboards
―または干渉音の分布とモアレ共鳴

米国アートの殿堂ニューヨークBAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招聘による単独公演をソールドアウトさせ、これまで世界25ヶ国以上の音楽祭や芸術祭で披露されてきた、サウンド・アーティストASUNA(アスナ)による代表作「100 Keyboards」がついに石川県で初めて上演されます。
見た目にも楽しいオモチャ製のキーボードは、外見だけでなく音色や性能においても独自の存在を定義するほどの特徴を持っているものばかりです。そんな強い個性を持ったキーボード群を、干渉音*やモアレ*といった物理現象と、電池駆動による電圧変化とその音程の推移など、科学的な側面からアプローチするというユニークな視点を用いた作曲によって、その空間に不思議な音響現象が立ち現れます。
石川県西田幾多郎記念哲学館と金沢21世紀美術館という、特異な建築空間でのサイト・スペシフィックな聴覚体験となるパフォーマンスをお楽しみください。

※干渉音…音波の、重ね合わせの性質のために起こる現象で、同一周波数で位相または伝わる方向が異なる2つ以上の音が重なり合って、音圧などが大きくなったり小さくなったり、複雑に分布する音のこと。
※モアレ…類似しているが平行ではない線や音波が、視覚的または聴覚的な干渉を形成する現象のこと。グラフィックの世界では、モアレは目の錯覚を引き起こし、織物の世界では、微妙にずれた縦糸と横糸が絹に水面の油の波紋のような印象を与える。


「ASUNAは実験音楽と現代美術の中間地点でパフォーマンスを始める」
― Maintenant Festival, FR

「音量が上がるにつれて、観客は空間を歩き回り始め、部屋のどこにいるかによって音の体験が異なることに気づいた。」
―Singapore International Festival of Arts, SG

「うっとりするくらい美しい〟不意に訪れる心地の良い、強力なトランス状態〟」
― Bomb Magazine, US

プロフィール

  • ASUNA

    石川県出身の日本の電子音楽家。語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。代表作に「organ」の語源からその原義である「機関・器官」としてオルガンを省みた「Each Organ」(2002)、本の語源としてのブナの木を元に情報の記録・運搬について扱った作品「Epidermis of Beech」(2012)などがある。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品「100 Keyboards」(2013)で、海外のアート・フェスティバルから多数の招待を受け展示/パフォーマンスを行う。並行した音楽制作では、10代の頃から東京の実験音楽/即興/音響シーンに関わり、様々なアコースティック楽器やコンピュータによる作曲作品から即興演奏を行いつつ、無数のオモチャ楽器と電子音楽によるパフォーマンス「100 Toys」を中心に、多岐に渡りつつも一貫した作品制作を行う。Lucky Kitchen(スペイン)、Meeuw Muzak(ベルギー)、Senufo Editions(イタリア)、Faitiche(ドイツ)、12k(アメリカ)、Home Normal(イギリス)、Headz(日本)など、国内外から多くのアルバムもリリース。今回の演奏は新作となる「Falling Sweets / Afternoon Membranophone」での1ヶ月以上にも及ぶヨーロッパ・ツアーから帰国直後の演奏となる。

100 Keyboards 海外ツアー歴 (抜粋)

  • 2018年
    メルボルン国際芸術祭(メルボルン / AU)
    セラルヴェス現代美術館(ポルト / PT)
    スコピトーン・フェスティヴァル / ナント美術館(ナント / FR)
    WOS フェスティヴァル / ガリシア現代美術センター(サンティアゴ・デ・コンポステーラ / SP)
    オリエント美術館(リスボン / PT)
    フル・オブ・ノイゼス・フェスティヴァル(バロー・イン・ファーネス / UK)
    STUK アートセンター(ルーヴェン / BE)
    ライヴワークス・フェスティヴァル(シドニー / AU)
    ウェスタン・オーストラリア・アート・ギャラリー(パース / AU)
    2019年
    シンガポール国際芸術祭(シンガポール / SG)
    モード・フェステイヴァル / サウス・ロンドン・ギャラリー(ロンドン / UK)
    ベルファスト国際芸術祭(ベルファスト / UK)
    PuSh フェスティヴァル(バンクーバー / CA)
    アトランティーク・ジャズ・フェスティヴァル(ブレスト / FR)
    ソニカ・フェスティヴァル(グラスゴー / UK)
    2021年
    BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)(ニューヨーク / US)
    ノヴェンバー・ミュージック・フェスティヴァル(スヘルトーヘンボス / NL)
    NODE フェスティヴァル(モデナ / IT)
    カヌティ・ギルディ・サール(タリン / EE)
    2022年
    ディス・タイム・トゥモロー・フェスティヴァル / 現代美術センター(シンシナティ / US)
    フューズボックス・フェスティヴァル(オースティン / US)
    THE LAB(サンフランシスコ / US)
    ポートランド・インスティテュート・フォー・コンテンポラリー・アート(ポートランド / US)
    2023年
    Temple of Faitiche / サイレント・グリーン(ベルリン / DE)
    オシレーション・フェスティヴァル(ブリュッセル / BE)
    サルディーニャ芸術劇場(カリャリ / IT)

連携公演

  • 第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術・文化祭
    いしかわ百万石文化祭2023 かほく市地域文化発信事業
    ナイトミュージアム
    ASUNA 100 Keyboards
    日時:2023年11月25日(土) 17:15〜18:45 (入場無料)
    会場:石川県西田幾多郎記念哲学館 ホワイエ
       929-1126 石川県かほく市内日角井1(無料駐車場あり)
    お問合せ:石川県西田幾多郎記念哲学館 Tel 076-283-6600

    [プレパフォーマンス・トーク]
    パフォーマンス前に、ASUNA自らが海外ツアーの様子などを交えて作品を解説いたします。
    日時:2023年11月25日(土) 15:00〜16:30 (入場無料)
    会場:石川県西田幾多郎記念哲学館 哲学ホール
    聞き手:髙谷掌子(石川県西田幾多郎記念哲学館研究員)

    [関連展示]
    会期:2023年11月21日(火)~25日(土) 9:00〜17:00 (入場無料)
    会場:石川県西田幾多郎記念哲学館 ホワイエ

    [送迎バス]
    公演に合わせて西田幾多郎哲学館と金沢21世紀美術館を往復する無料の送迎バス(定員28名)を運行します。
    開催日: 2023年11月25日(土)
    出発地:金沢21世紀美術館(14:00 出発予定)
    到着地: 石川県西田幾多郎記念哲学館 (14:30 到着予定)
    ※当日は14:00までに、金沢21世紀美術館の市役所口付近でお待ちください。
    ※終演後、19:00を目処に西田幾多郎哲学館を出発し、金沢21世紀美術館に戻ります。

    アートバスお申込(11/25)

    主催:文化庁/厚生労働省/石川県/石川県教育委員会/かほく市/かほく市教育委員会/いしかわ百万石文化祭2023実行委員会/いしかわ百万石文化祭2023かほく市実行員会
    協力:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
    制作:大谷内真郷
    制作協力:OFFICE 100 KEYS

Images

クレジット

主催:

金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]

助成:

一般財団法人 地域創造

協力:

石川県立西田幾多郎記念哲学館

制作協力:

OFFICE 100 KEYS

後援:

北國新聞社