広坂シネマクラブ

フィルム上映会 / ユニバーサル上映会

2022年12月3日(土) - 2022年12月4日(日)

インフォメーション

期間:

2022年12月3日(土) - 2022年12月4日(日)

会場:

金沢21世紀美術館 シアター21

託児サービス:

有料・要申込
Tel 076-220-2815
※未就学児の入場はご遠慮願います。託児サービスをご利用ください。

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
E-mail event_k@kanazawa21.jp(交流課直通、火〜日10:00-18:00)

概要

今年度、金沢21世紀美術館では「広坂シネマクラブ」という、映画を「みる・つくる・みせる」ことに興味がある人たちの部活動が始まりました。

8月から作品勉強会と題して今回ご紹介する映画を観て感想を交換したり、映画監督との映像制作ワークショップや部員同士のミーティングを重ねながら、交流を深めてきました。

このたび、映画を観る場作りと映画の魅力を発信する機会として、2種類の上映会を開催します。初日は35mmフィルムを映写機にかける「フィルム上映会」、2日目は聞こえない・見えない方とも一緒に映画を楽しむための情報保障などに取り組む「ユニバーサル上映会」です。映画を見た後の感想交換会やゲストトークなど、関連企画もあります。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

広坂シネマクラブとは

  • 映画をテーマに多世代で多様な人たちがつながる、まちに開かれた新しいコミュニティです。会場のあちらこちらで部員が活動しています。映画の感想など、気軽にお声がけください!
    Twitter: @hrcn_kanazawa21

スケジュール

  • ●12月3日(土)

    9:15受付開始(シアター21前で当日券の販売と予約券受け取り)
    9:45開場
    10:00GO(-12:03)
    12:45開場
    13:00ゆれる(-14:59)
    終演後「ゆるっと 話そう in まるびぃ」(先着8名、事前予約優先)


    ●12月4日(日)

    9:15受付開始(シアター21前で当日券の販売と予約券受け取り)
    9:45開場
    10:00目の見えない白鳥さん、アートを見にいく[バリアフリー日本語字幕版上映](-11:47)
    終演後「ゲストトーク」(手話通訳・UDトークあり)
    13:45開場
    14:00目の見えない白鳥さん、アートを見にいく[バリアフリー音声ガイド版上映](-15:47)
    終演後「ゲストトーク」(音声のみ)


    ・定員:各回先着100名
    ・優先入場あり。開場時間までにお集まりください。
    対象1)身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」を提示される方と介助者1名
    対象2)金沢21世紀美術館友の会会員証を提示される方
    ・車イスでご入場の場合は、会場の都合上、最前列での鑑賞となります。

料金

  • チケット料金12月3日(土)フィルム上映会12月4日(日)ユニバーサル上映会
    一般前売・当日 500円前売 1,500円
    当日 1,800円
    学生、友の会会員、障害者手帳をお持ちの方(※)前売・当日 300円前売・当日 1,500円
    高校生以下(※)、障害者手帳をお持ちの方の介助者1名無料無料


    ※証明書の提示が必要です。(学生証・美術館友の会会員証・身体障害者手帳・療育手帳又は精神障害者保険福祉手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」)

前売チケット取り扱い

  • ●金沢21世紀美術館 ミュージアム・ショップ
    (Tel 076-236-6072)※店頭販売のみ
    ●WEB事前予約
    (定数に達し次第受付終了、当日現金精算)


    ※WEB事前予約は終了いたしました。
    当日券の販売はシアター21前で9:15より行います。

フィルム上映会(12/3)令和4年度 優秀映画鑑賞推進事業

  • 「GO」

    2001年度「キネマ旬報」第1位

    在日韓国人三世の高校生が親世代との関係、魅惑的な恋、親友の喪失、自らの将来に悩み苦しみながら、アイデンティティを確立していく物語。当時新進気鋭の若手監督・行定勲が、同世代の金城一紀の直木賞受賞小説を、同じく30代前半の宮藤官九郎の脚本で映画化。差別の問題の痛みを伴いながらも、疾走感が溢れる痛快な青春ドラマに仕上がっている。

    2001年 「GO」製作委員会 / カラー / ビスタ/ ドルビーSR / 123分
    原作:金城一紀
    脚本:宮藤官九郎
    監督:行定勲
    出演:窪塚洋介、柴咲コウ、山崎努、大竹しのぶ ほか

    【部員より】
    ・主人公の疾走する姿と歩く姿が伝える物語の背景を感じてほしい。(60代・女性)
    ・わかりやすくて深い作品。幅広い層に観てほしい。(20代・男性)

  • 「ゆれる」

    2006年カンヌ国際映画祭監督週間出品

    母の一周忌で故郷の実家に帰った写真家が、恋人だった幼馴染と兄の親しい様子を見て、兄に隠れて彼女を誘う。翌日、兄と彼女と一緒に渓谷へ出かけるが、彼女がつり橋から転落し、一緒にいた兄は裁判にかけられる……。事故か事件か、主人公は目撃したのか、真実は何か、多くの疑問に重ねて、兄弟の心理的葛藤が交錯する緊張感に満ちた心理劇。

    2006年「ゆれる」製作委員会 / カラー/ビスタ/ ドルビーSR / 119分
    脚本・監督:西川美和
    出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文、真木よう子 ほか

    【部員より】
    ・改めて観て、愛があるけど伝わらない、通じ合わないもどかしさを感じた。(40代・女性)
    ・登場人物の感情をセリフでなく映像で表現する西川監督の演出と編集が巧み。(40代・男性)

映画の後はコレ!ゆるっと話そう in まるびぃ(12/3)

  • 「ゆれる」で印象に残ったシーンや映画の感想を少人数で話し合いましょう。初対面同士でも交流しやすいよう、広坂シネマクラブの部員が進行します。(約50分)
    定員:先着8名(事前予約優先)


    ※WEB事前予約は終了しました。

ユニバーサル上映会(12/4)

  • 「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」

    全国の劇場公開に先駆けて上映

    デートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。その日「全盲でもアートを見ることはできるのかも」と思うようになった。そしてあちこちの美術館を訪れ、いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。水戸から東京、新潟、そして福島へ。アート作品をめぐりながら、白鳥さんは旅をする。カメラは、その旅路や見えない日常を追いかける。いつしか、一緒に見る人たち、そして白鳥さん自身も何かが少しずつ変わっていって……。

    10:00 日本語字幕版上映
    14:00 音声ガイド版上映

    2022年 / 107分
    監督:三好大輔、川内有緒
    出演:白鳥建二、佐藤麻衣子、森山純子 ほか

    本作品は「UDCast MOVIE」に対応しています。アプリをダウンロードした機器が必要となります。ご利用の方は事前にご準備ください。
    UDCast MOVIE

    【部員より】
    ・川内さんの本で描かれていた白鳥さんとの活動の様子が、動きとともに伝わってきた。(40代・女性)
    ・白鳥さんの生き様に元気がもらえました!(20代・男性)

映画の後はコレ!ゲストトーク(12/4)

  • 終演後、3人のゲストをお迎えして、撮影秘話などをお聞きします。(約60分・午前は手話通訳・UDトークあり)
    定員:100名

  • 三好大輔(映画監督 / プロデューサー)

    映画監督/プロデューサー。1995年 日本大学芸術学部卒。映像制作会社、広告会社を経て独立。癌を患う友人の奥山貴宏を追った記録がNHKのETV特集「オレを覚えていてほしい」で評判となる。2008年より東京藝術大学デザイン科講師。8mmフィルムによる「地域映画」づくりをはじめ全国に活動を広げる。震災後信州に移住。2015年 株式会社アルプスピクチャーズ設立。映画を中心に映像制作を行う一方、全国で映像の指導を行う。

  • 川内有緒(ノンフィクション作家)

    映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、いつしか中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』で第16回開高健ノンフィクション賞を受賞。最新刊は『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』。

  • 白鳥建二(全盲の美術鑑賞者 / 写真家)

    20年以上前から美術館に通いはじめ、年に数十回は美術館に通う自他ともに認める「美術館好き」。水戸芸術館の「session!」をはじめに、さまざまな美術館で美術鑑賞ワークショップなどのナビゲーターを務める。2005年くらいからデジタルカメラで写真を撮り始める。一人で歩くときに撮影するのが習慣のようになっている。酔っぱらって調子に乗ると、やたらと撮りまくる傾向にあり、撮影した枚数は40万枚。シャッターボタンを押した時点で、ほとんど完結していて、その後のことについてはあまり興味がない。

関連リンク

クレジット

12/3 フィルム上映会:

主催:広坂シネマクラブ実行委員会 / 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
協力:社会福祉法人石川県視覚障害者協会 / 社会福祉法人石川県聴覚障害者協会 / 有限会社シネモンド
後援:北國新聞社

12/4 ユニバーサル上映会:

主催:広坂シネマクラブ実行委員会 / 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
協力:社会福祉法人石川県視覚障害者協会 / 社会福祉法人石川県聴覚障害者協会 / 有限会社シネモンド
後援:北國新聞社