期間:
2021年10月9日(土) - 2021年10月17日(日)
11:00〜17:00(10月11日は閉場)
2021年10月9日(土) - 2021年10月17日(日)
11:00〜17:00(10月11日は閉場)
金沢21世紀美術館
プロジェクト工房
無料
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
展覧会体験を360度映像によって保存し、多言語で配信するアートアーカイヴ事業を展開する ART360°(アート スリー シックスティー)との協働事業として本展を実施します。
今回は、アートの記憶を再生するART360°が実践してきた金氏徹平が手がけた展覧会や公演のアーカイヴ公開をとおして、新たな記録、体験形式の可能性を提示するとともに、過去の記録をもとに語られるアートにおいて〈過去と出会う未来〉が何を変えるのかについて、ともに考える場をつくり出します。
会場では、金氏徹平とともに制作に関わっていた関係者の記憶をたどるインタビュー映像や、360°映像を用いたインスタレーション、参加型の VR ワークショップ〈展覧観測〉を通して、〈文化という記憶〉の解釈の多様性と現在における活用手法についても触れる予定です。
展覧観測(てんらんかんそく)は、ART360°がアーカイブについての実験と対話を目的に、日々生まれては消える展覧会を、様々な角度から観測しようとする取り組みです。VRヘッドセットを用いてデジタルアーカイブされた展覧会を鑑賞し、参加者同士で意見を交換していきます。デジタルアーカイブの新たな活用方法としてART360°が提案するプログラムを、ぜひ体感ください。
日時:2021年10月16日(土)14:00〜16:00
場所:金沢21世紀美術館プロジェクト工房(展覧会会場内)
定員:先着5名(13歳以上)
要予約:
参加申し込みはこちら
ART360°は、展覧会を360°VR 映像でアーカイブ配信するプロジェクトです。京都を拠点とする公益財団法人 西枝財団が運営しており、2017年から国内外で50展を超える360°アーカイヴを制作してきました。芸術がひとつの作品ではなく体験となった今、展覧会体験を保存し、再生できる環境をつくることで、現在そして未来に生きる誰もが、時間や距離を超えてアートの足跡を振り返ることができる世界の実現を目的として、その活動を継続していきます。
1978年、京都府生まれ。2001年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)に交換留学。2003年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。現在、同大学美術学部彫刻専攻 准教授。
日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわたり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。個展「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2016)など国内外での展覧会のほか、舞台美術や装丁も多数。あうるすぽっとプロデュース『家電のように解り合えない』(2011)、KAAT キッズ・プログラム2015 おいしいおかしいおしばい『わかったさんのクッキー』(2015-2016)での舞台美術をはじめ、自身の映像作品を舞台化した『tower(THEATER)』(KYOTO EXPERIMENT 2017)では演出を手掛ける。
ART360°[公益財団法人西枝財団]、金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]