期間:
2015年7月12日(日)
14:00〜15:30(開場13:45)
2015年7月12日(日)
14:00〜15:30(開場13:45)
金沢21世紀美術館 レクチャーホール
無料
80名(当日先着順)
当館は、水戸芸術館とともに、1980年代の日本の現代美術を検証する展覧会を計画しています。それに向けてのプレ企画として、今後数回にわたりトークショー、シンポジウムなどを行っていく予定です。今年3月に水戸芸術館で「関西における80年代の現代美術」をテーマに開催した第1回目に続き、第2回目を金沢21世紀美術館で行います。「関西ニューウェーブ」とも言われるように、関西での新しい動きが注目されましたが、その頃、関東ではどのような新しい動きが生まれてきていたのでしょうか。ある意味、現在のアートシーンの源流となっている80年代の美術について、当時多摩美術大学で教鞭を執りながら、批評活動を行うとともに、「平行芸術」展(1981年〜2005年)など展覧会を多数企画してこられた峯村敏明氏、1984年までぴあに在籍し、以後フリーランスの立場で美術の現場に並走してきた美術ジャーナリスト、村田真氏にお話いただきます。
峯村敏明(美術評論家)
村田 真(美術ジャーナリスト)
浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
モデレーター:鷲田めるろ(金沢21世紀美術館キュレーター)
1936年生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。現在、美術評論家、国際美術評論家連盟日本支部会長、多摩美術大学名誉教授、同大学附属美術館長。主な著書に『彫刻の呼び声』(水声社、2005年)、また「もの派」、現代彫刻、デ・キリコ等、20 世紀美術、現代美術に関するエッセー多数。 その他の活動に、東京ビエンナーレ’70の組織・運営(1970年)、パリ・ビエンナーレ審査員・運営委員(1971年、1973年、1975年)、サンパウロ・ビエンナーレ審査員・運営委員(1977年、1981年)、「平行芸術展」の企画・構成(1981〜2005年、全20回)など。
1954年東京生まれ、東京造形大学卒業。1977-84年『ぴあ』編集部にておもに美術を担当。以後フリーランスの美術ジャーナリスト。著書に『美術家になるには』(ぺりかん社)、『artscape1999-2009 アートのみかた』(BankART1929)、共著・編著に『パフォーマンス・ナウ』(東急エージェンシー)、『工事中 KAWAMATA』(現代企画室)、訳書に『ビジュアル美術館12 絵との対話』(同朋舎出版)など。昨年出版された東京美術倶楽部編『日本の20世紀芸術』(平凡社)では「1980年代」を執筆。東京造形大学、慶応義塾大学、実践女子大学、BankARTスクールなどで講師を務める。
群馬県生まれ。関西学院大学大学院美学科修了。開館準備室時代より水戸芸術館の企画運営に学芸員として関わり、2009年より現代美術センター芸術監督。MITO ANNUAL '92『大きな日記/小さな物語』(92)を皮切りに、『河口龍夫―封印された時間』(98)、MITO ANNUAL '99『プライベートルームⅡ―新世代の写真表現』(99)、『BIT GENERATION 2000 テレビゲーム展』(00)、『亜細亜散歩─CUTE』(01)、『造形集団海洋堂の軌跡』(05)、『佐藤卓展 日常のデザイン』(06)、『松井龍哉展 フラワー・ロボティクス』(07)、『ツェ・スーメイ』展(09)など、サブカルチャーからデザイン、現代美術に至るまで多数の企画展やアウトリーチ事業を手掛ける。研究テーマは現代美術、写真、美学。岩手大学(09-)、関西学院大学(08, 10-13)等の非常勤講師。著書に『拡散する美術』(求龍堂)など。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]