期間:
2015年4月25日(土)
14:00~16:00
2015年4月25日(土)
14:00~16:00
金沢21世紀美術館 展示室
集合場所:展示室7
無料(当日の本展観覧券が必要です)
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」の幕開けを記念し、本展出品作家によるギャラリー・トークを開催します。
アーティストがそれぞれの展示室で作品について語る貴重な機会です。
14:00 大久保あり
14:30 金氏徹平
15:00 小金沢健人
15:30 泉太郎
1974年東京都生まれ、同地在住。空想や妄想から導かれるシュールレアリスティックな世界に惹かれ、それらが織りなす物語性、世界観を絵画、立体、インスタレーションに表現してきた。2008年以降、自身の経験に着想を得て執筆したテキストと、絵画、オブジェ、写真を用いながら、食させ、歩かせるといったような他者の行為を積極的に介入させる表現へと移行。こうした大久保の仕掛けにて、鑑賞者は、現実、オルタナティヴ、超あるいは非現実に属し属さぬような空間にいつの間にか身を置くこととなる。
1978年京都府生まれ、同地在住。日常生活にみられるありふれたプラスチック製品、人形、雑誌の切り抜きなどを集め、接合や変形によって、たえまなく変化していく様子を想像させる彫刻、インスタレーション、映像作品を発表。密集させた物の固まりは、さまざまな組み合わせによって物の本来の意味を無意味にしてしまう。既知と未知の間を行きつ戻りつする、独自の世界観が魅力的である。
1974年東京都生まれ、ベルリン(ドイツ)在住。武蔵野美術大学映像学科卒業後ドイツに渡り、以来ベルリンを拠点に活動を続ける。映像、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイングなど彼の多彩な表現には、身の回りにあるものが素材として用いられ、そこに動きや音が加わることで、日常にひそむ謎や美しさ、あるいは視点のずれから生じる独特のおかしみが浮かび上がってくる。近年積極的に発表している、映像や光をもちいたパフォーマンスでは、光とそれがつくりだす映像の特性への解読が試みられている。
1976年奈良県生まれ、東京都在住。コンパクトで安価なビデオカメラが日常的なツールとして普及するなか、ビデオカメラと身体、そしてそれを取り巻く空間を攪乱するようなインスタレーション作品に取り組む。通常、画面の向こう側は、遥か離れた場所あるいは過去の世界で、触れることはできない。ところが、泉は、この厳然たる境界を気にかけ、なんとか崩そうともがき、こねくりまわす。中継なのか録画なのか、時間の流れは混乱し、見る人は作品の内側に巻き込まれる。
金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]