期間:
2018年5月27日(日)
13:30開場 / 14:00開演(13:00受付開始)
2018年5月27日(日)
13:30開場 / 14:00開演(13:00受付開始)
金沢21世紀美術館 シアター21
1,500円(当日精算)1ドリンク付
※当日13:00からシアター21前で受付を開始します。料金をご精算いただいた後に整理券付きのチケットを先着順でお渡しします。
※友の会会員の方は優先入場特典があります。開場時刻までにお集まりください。
先着100名(要事前予約)
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
アートやファッション、そして現代社会についてモレシャン流の鋭い視点で時代を切り取るトークシリーズ。
前回に引き続き、イヴ・サンローランの物語です。
今回のテーマは”夢とアクセサリー”。
自身が生まれた北アフリカの装飾文化を、サンローランがフランスのエレガントなスーツにどのように取り入れたのか。
異国の文化に夢をはせる楽しいお話をお届けします。
4月27日(金) 10:00申込み受付開始
パリにいながらの旅
デザイナーの生活はストレスに満ちています。年に二回のオートクチュールにプレタポルテも二回。その合間にはバッグやシューズ、そしてアクセサリーのデザインも手掛けなくてはなりません。
イヴ・サンローランと公私を共にするパートナーであるピエール・ベルジェはイヴのクリエイターとしての神経質なほどの繊細さを知り尽くしていました。ひとつのコレクションが終わると、イヴは疲労困憊の極致にいました。ピエール・ベルジェはそんなイヴのために、パリの喧騒から遠く離れた休息のための別荘を探していました。
イヴ・サンローランはアルジェリアのオランという街で生まれ育っています。植民地時代にフランス人が築いた街で、多くのフランス人が豊かでエレガントな暮らしを享受していましたが、アルジェリアの独立後にはフランスへ引き揚げたのです。
ピエール・ベルジェは同じ北アフリカのベルベル文化の国、モロッコを考えました。太陽とヤシの木に囲まれ、イヴには子ども時代に戻れる場所。
ベルジェの考えた通りでした。そこでイヴは伝統文化に触れ、北アフリカの衣装や宝飾品から多くのインスピレーションを得ることもできたのです。
彼はフランスのエレガントなスーツにベルベル文化の宝飾を取り入れました。
このカルチャー・ミックスはフランス人の間で大きな話題となりました。今までのファッションの決めごとから解放された自由に満ちた新風と言ってもよいほどで、それは今の私たちのファッションにも活かされています。
別の文化を取り入れること…それはパリにいながら異国を旅する喜びでもあります!
どのようにアクセサリーを取り入れるのか? どう着こなすのか?
そんなお話を5月27日(14時〜16時)に。みなさまとのお出会いを楽しみにお待ちしてますね。
フランソワーズ
パリ生まれ。ソルボンヌ大学・東洋語学校日本語学科を経て来日。1964年パリに戻りレブロン、ディオール社勤務。74年シャネル美容部長として、再来日。著書『失敗しないおしゃれ』が100万部を越える大ベストセラーとなる。その後、ファッションアドバイザーとして活躍。一方で『国境無き医師団』、『世界の医療団』日本支部の創立に協力するなど社会貢献活動も続けており、その多彩な活動は《ファッション、ダンス、音楽、映画、文学などメディアを通じてのあらゆる文化の基本はライフスタイルと偏見のないグローバルな精神を養うためにある》というポリシーと広い意味での《国境無き》精神に支えられている。フランス政府から長年の日仏友好などの功績に対して、国家功労勲章、レジオンドヌール勲章を叙勲。2007年より金沢21世紀美術館国際アドバイザー。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]