期間:
2015年2月21日(土)
14:00〜18:00
2015年2月21日(土)
14:00〜18:00
金沢21世紀美術館 レクチャーホール
無料
90名(当日先着順)
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」展は、戦後日本の建築を総覧するはじめての展覧会です。この展覧会開催を機会として、戦後から現代に至る建築の歴史的展開をいかに読み解くべきか、建築史家の包括的な視点から語っていただきます。
本展で紹介されている、それぞれの時代を画する建築作品はいかなる文脈の上にあり、そこにどのような歴史的な意味を読み取るべきなのか。そしてまた個々の作品を越えてそこにどのような文脈のうねりが現れており、どのように現代へと繋がっているのか。こうした問いに建築史はいかに答えるでしょうか。
パネラー:青井哲人(明治大学建築学科准教授)
中谷礼仁(早稲田大学建築学科教授)
長谷川堯(武蔵野美術大学名誉教授)
モデレーター:日埜直彦(建築家・本展展示構成)
1970年生まれ。1992年京都大学工学部建築学科卒業。1995年京都大学大学院工学研究科博士課程中退。神戸芸術工科大学助手を経て、現在、明治大学理工学部建築学科准教授。日本建築学会、建築史学会、台湾建築史学会などに所属。主な著書に『植民地神社と帝国日本』吉川弘文館(2005)『彰化一九〇六年 市区改正が都市を動かす』アセテート(2006)。共著に『日本建築学会120年略史』(2007)がある。主な受賞に日本建築学会奨励賞(2002)、住宅総合研究財団研究選奨(2008)。
1965年生まれ。「建築雑誌」元編集長。1987年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1989年同大学院修士課程修了。1989-92年清水建設株式会社設計本部。1992年-1995年早稲田大学大学院後期博士課程。大阪市立大学工学部建築学科建築デザイン助教授、早稲田大学建築学科准教授を経て、現在同大学教授。他者の優れた成果をいち早く世に問う編集出版組織体アセテートを主宰。
主な著書に『国学・明治・建築家 近代「日本国」建築の系譜をめぐって』一季出版(1993)、『セヴェラルネス事物連鎖と人間』鹿島出版会(2005)、『近世建築論集 Pre Modern Architectural Theory』acetate)2004)、『Factory Transformed / Story of the Great Shanghai Factory Revitalization Workshop』maan publishing(2006)年など。主な設計作品に『63』。
1937年島根県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。武蔵野美術大学名誉教授。東西の近代建築史及び近代建築論の研究。1970年代初めに、日本近代建築史における「大正建築」という歴史区画を提案し、明治の《様式主義》および昭和の《モダニズム》建築史観への対抗的な視点を提示。同時に英国のエドワード朝期のアーツ・アンド・クラフツ建築の紹介と研究を行う。そうした視点をもとに、1970年代以後、様式主義的な意匠を持つ歴史的建造物の保存運動に関わる。
主な著作に『神殿か獄舎か』相模書房、鹿島出版会(1972)、『都市廻廊』相模書房(1975)、『建築有情』中公新書(1977)、『生きものの建築学』平凡社(1981)、『建築の出自』『建築の多感』鹿島出版会(2008)、『村野藤吾の建築論 昭和・戦前』鹿島出版会(2011)など多数。
1971年茨城県生まれ。1994年大阪大学工学部建築工学科卒業。アークスコーベ勤務を経て、2002年日埜建築設計事務所設立。芝浦工業大学非常勤講師。
建築設計のかたわら、多くの批評評論を手がけ、また都市に関する国際巡回展「Struggling Cities」展(国際交流基金、2009年)の企画監修や「ヨコハマトリエンナーレ」(2008年、2011年、2014年)など展覧会の会場デザイン、展示構成を手がける。
主な著作(共著)に『磯崎新建築論集第3巻 手法論の射程』岩波書店(2013)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』学芸出版社(2013)、『磯崎新Interviews』学芸出版社(2014)など。
金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]