まるびぃシネマ・パラダイス! vol.3

アイ色のシンデレラ 〜フィルムにこぼれる宝石たち〜

2016年10月1日(土) - 2016年10月2日(日)

インフォメーション

期間:

2016年10月1日(土) - 2016年10月2日(日)

会場:

金沢21世紀美術館 シアター21

料金:

◯1回鑑賞券 一般 500円 / 大学生以下 300円
◯フリーパス 一般 1,700円 / 大学生以下 1,000円
※フリーパスは限定50 枚・前売販売のみ
※大学生以下の方は要学生証提示

チケット取扱:

8/10よりチケット発売開始
・窓口販売
  金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
 (火〜日 10:00-18:30 / 金・土 10:00-20:30)
 TEL 076-236-6072
・WEB予約(フリーパスのみ / 当日受付にて清算)

 Web予約フォームはこちら

託児サービス:

有料・要申込(TEL 076-220-2815)
※未就学児の入場はご遠慮願います。託児サービスをご利用ください。

お問い合わせ:

金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

フィルムに魅せられた学生たちが主体となり、企画から運営まで、日本映画史に残る名作をフィルムで上映します。今回の特集はアイドル! 主に80 年代を代表するアイドルたちがその瑞々しい演技をフィルムの中で披露します。テーマは「アイ色のシンデレラ」。少年少女たちのその青春は、愛に満ち溢れていたり、しかしそれは切なかったり、とても新鮮で若々しかったり。夢と現実の狭間で揺れる彼ら・彼女らをやがて待ち受けるものとは?

まるびぃ シネマ・パラダイス!とは

  • この上映会は、フィルムに魅せられた学生たちとフィルム全盛期に映画に親しんだ世代が交流しながら、企画・運営しています。映画史に残る名作をデジタルではなく、フィルムで上映することにこだわり、併せて、上映技術の継承にも取り組むことで、金沢におけるフィルム上映の環境を市民に提供し、次代につないでいくことを目的としています。

    twitter: @maru_cinema_pa

上映スケジュール

  • 10/1(土)
    10:00〜11:44 時をかける少女 (104分)
    13:00〜14:31 野菊の墓 (91分)
    15:00〜16:52 セーラー服と機関銃 (112分)

    10/2(日)
    10:00〜11:22 伊豆の踊子 (82分)
    13:00~14:34 ぼくらの七日間戦争 (94分)
    15:00~16:00 トーク「監督に突撃!映画製作の舞台裏!」

    定員:110名(各回入替制・全席自由)
    ※各回10分前開場
    ※トークは入場無料(ただし1 回鑑賞券またはフリーパスの半券が必要)

トーク

  • 監督に突撃!映画製作の舞台裏!

    今回のトークゲストはなんと「ぼくらの七日間戦争」の菅原比呂志監督です! 貴重な制作秘話や、監督から見たアイドル映画についてのお話をたっぷり聞かせていただきます。映画鑑賞後に直接監督からお話が聞ける貴重な機会です。学生を交えてのトークも予定!是非お越しください!

    日時:10月2日(日) 15:00
    会場:シアター21
    料金:無料(ただし1回鑑賞券またはフリーパスの半券が必要)

    菅原比呂志 (菅原浩志)
    北海道札幌市出身。高校卒業後、UCLA 芸術学部映画テレビ学科に留学。帰国後、『里見八犬伝』等でプロデューサーを務めた後、初監督作品『ぼくらの七日間戦争』を製作。この作品はブルーリボン作品賞、くまもと映画祭監督賞を受賞し、「日本映画100 本」の一本に選ばれた。他受賞歴多数。2004 年より徳山大学客員教授。環境省主催のホタレンジャー審査員。ちぎり文学賞審査委員長。豊橋まつり総合プロデューサー。

作品解説

  • 時をかける少女

    「アイドル映画の第一人者」にして「映像の魔術師」と称される大林宣彦監督のSFジュブナイル作品。原田知世はこの作品で有名となり、一躍スターとなった。
    1983 / 大林宣彦 / 角川春樹事務所 / カラー / 104分
    出演:原田知世、尾美としのり、高柳良一 ほか

    もしもどこかに現実よりも理想の愛があるとしたら……。中学生の芳山和子は、ある事件をきっかけに同じ時を再び繰り返す、”タイムリープ”の能力を得る。しかしこの事件には秘密が隠されていた! 多数のメディアミックスでも知られるSF 文学作品の映画化第一作目。監督の出身地である尾道の情緒溢れる風景にも注目。(中谷沙貴)

  • 野菊の墓

    原作は伊藤左千夫の小説で映画化は本作で3作目。マキノ雅広監督の助監督を長く務め情緒を重んじた演出に定評のある澤井信一郎監督の初監督作品にして当時人気絶頂だった松田聖子の初主演映画。
    1981 / 澤井信一郎 / 東映 / カラー / 91分 
    出演:松田聖子、桑原正、村井国夫 ほか

    トップオブアイドル松田聖子の初主演映画。その存在感はまさに伝説。悲しい運命を背負ったヒロイン、民子を演じます。そんな彼女を追いかける青年の一途な姿は、当時のファンの気持ちを代弁しているかのよう。劇中で聖子ちゃんが生歌を披露するシーンは必見です。(坪井一)

  • (C) KADOKAWA1981

    セーラー服と機関銃

    赤川次郎の長編小説を映画化した相米慎二監督作品。初主演の薬師丸ひろ子の人気を決定づけ、興行的にも記録的な大ヒットとなった。
    1981 / 相米慎二 / 角川春樹事務所、キティ・フィルム / カラー / 112分
    出演:薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦 ほか

    ある日突然ひょんなことからヤクザの組長になり、普通じゃない青春を送る主人公。登下校ではなく殴り込み、スクールバックのかわりに機関銃を持った女子高生の青春はアイの物語。エンドロールの歌声が切なく響きます。(岡田まい)

  • 伊豆の踊子

    アイドル山口百恵が初主演を飾った西河克己監督作品。川端康成の短編小説が原作で、映画化は本作で6回目。監督にとっても本作は2度目の映画化となる。
    1974 / 西河克己 / 東宝 / カラー / 82分 出演:山口百恵、三浦友和、中山仁 ほか

    山口百恵の主演作品です。伊豆を旅した学生の淡い恋の物語です。山口百恵が演じる旅芸人の踊り子のひたむきさ、そして純粋さ。そこにだんだんと惹かれていく主人公の学生。現代から見るとジレンマを抱えてしまう、その微妙な立場が彼らをどのように導くのか。生きていくことの難しさを感じるのではないでしょうか。(山田健太)

  • ぼくらの七日間戦争

    菅原比呂志監督が初監督を務めた青春アナーキーフィルム。原作は宗田理の同名小説。宮沢りえが初主演を飾り、音楽は小室哲哉が担当した。
    1988 / 菅原比呂志 / 角川春樹事務所 / カラー / 94分
    出演:宮沢りえ、五十嵐美穂、安孫子里香 ほか

    こんな中学生生活送ってみたかった!! 繊細で反抗心の強いお年頃の彼らを、中学生だからといって甘く見るなよ! 拳を握りしめながらドキドキワクワクハラハラできる最高の青春映画です! 宮沢りえのノースリーブとデニム姿が眩しい……!(川邉優美子)

  • 解説:まるびぃ シネマ・パラダイス!実行委員会

    平成28年度 優秀映画鑑賞推進事業

クレジット

主催:

まるびぃ シネマ・パラダイス!実行委員会/金沢21 世紀美術館[(公財) 金沢芸術創造財団]/文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンター

協賛:

株式会社松竹ブロードキャスティング

協力:

金沢美術工芸大学/金沢大学映画研究会/有限会社シネモンド/株式会社オーエムシー