期間:
2014年2月15日(土)
14:00〜15:30
2014年2月15日(土)
14:00〜15:30
金沢21世紀美術館 レクチャーホール
無料(ただし、本展観覧券が必要)
70名(事前申込制)
金沢21世紀美術館 学芸課
TEL 076-220-2801
日本に漢字が伝わったのは紀元後1世紀。以来、2000年もの間日本語を書き表す文字として使われてきました。平仮名も片仮名も漢字から生まれていますから、漢字は私たちの言語にとって、とても重要な要素です。
不動とみられることの多い漢字の運用法も、実は社会環境によって意外なほどに変化をしてきました。そして誤りや乱れとされたものも、日本人に適したものは、やがて正しいものとして受け入れられ、私たちは漢字と共生してきたのです。
そうした漢字の歴史と文化両方の視点から、言語学者・笹原宏之氏に講演をいただき、「言葉」「書」を作品の表現メディアとして使う柿沼康二氏との対談を行います。
講演:笹原宏之(国語学者・言語学者、早稲田大学社会科学総合学術院教授)
対談:笹原宏之+柿沼康二、モデレート:秋元雄史
定員に達した為、申込受付を終了しました。
1965年、東京都出身。早稲田大学第一文学部で中国語学を、同大学院文学研究科で日本語学を専攻。早稲田大学社会科学総合学術院教授。博士(文学)。古代から現代までの東アジアの漢字と日本語などの言語について、金石文から現在のインターネットに至る資料を用いて多角的に調査研究を行っている。文部科学省「常用漢字」、法務省「人名用漢字」、経済産業省「JIS漢字」などの国語・漢字政策にも携わる。編著書に『日本の漢字』(岩波新書)、『方言漢字』(角川選書)、『訓読みのはなし』(光文社新書)、『漢字の現在』(三省
堂)、『当て字・当て読み 漢字表現辞典』(同)、『新明解国語辞典』第7版(同 共編)等があり、『国字の位相と展開』(三省堂)により第35回金田一京助博士記念賞受賞。
金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]