期間:
2017年8月5日(土) - 2017年11月5日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
2017年8月5日(土) - 2017年11月5日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
金沢21世紀美術館
展示室7〜12、14、光庭、交流ゾーン
■本展観覧券
一般=1,000円(800円)
大学生=800円(600円)
小中高生=400円(300円)
65歳以上の方=800円
※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金
※本展観覧券は、「ヨーガン レール 文明の終わり」との共通券です。本展観覧券にて「コレクション展2」(11月5日まで) も観覧できます。
◯チケットぴあ
TEL: 0570-02-9999
Pコード:[本展観覧券] 768-377
◯ローソンチケット
TEL: 0570-000-777
Lコード:[本展観覧券] 52171
販売期間:2017年10月10日(火)〜11月5日(日)まで
月曜日(ただし8月14日、9月18日、10月9日、10月30日は開場)、9月19日(火)、10月10日(火)
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800
デンマークと日本は、それぞれの歴史や文化を背景に、ときに影響し合いながら発展してきました。特に、機能と実用性に加え、美しい意匠をまとった優れたデザインは、両国の文化的アイデンティティと美意識を示すものとして、極めて高い評価が与えられています。
デンマークは、建築、家具、生活用品をはじめ、福祉、教育、交通網など、国のグランド・デザインも含めた優れたモデルを構築して、屈指のデザイン大国として世界の人々の強い関心を集めてきました。一方の日本は固有の文化・思想に基づき、時代の象徴となるデザインを創造し、小型でシンプルな形を可能にした技術力、素材の特徴を最大限に引き出す伝統の技とその継承によって、デザインの分野でも独自の価値を提案し続けています。本展では、日本とデンマークのデザイナー、建築家、アーティストによる、日常を豊かにする気づきの「現れ」を紹介し、デザインを通して両国の現代の暮らしに見るモノとコトについて考察します。
ヘンリック・ヴィブスコフ(アーティスト)
日時:10月9日(月) 16:00頃からの予定
場所:展示室内
料金:無料(「日々の生活 – 気づきのしるし」展の当日観覧券が必要)
ヘンリック・ヴィブスコフが出品作品《The Repetitive Clean(繰り返し洗う)》に関連した即興イベントを行います。
※10月9日は、祝日のため開館いたします。ただし、12時半から16時まで「日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展日々の生活 – 気づきのしるし Everyday Life – Signs of Awareness」はご覧になれません。即興イベントのための入場は16時からです。展覧会場にご入場後、先着順に即興イベントの鑑賞が可能です。事前予約は受け付けておりません。
期間:2017年10月12日(木)〜2017年10月15日(日)
会場:金沢21世紀美術館
集合:柿木畠口近く うさぎイス前
参加費:500円(材料代)※1人1台卓上手織機を使用します。ワークショップで制作したものは、お持ち帰りいただけます。
定員:各回5名まで(先着順)
対象:12歳以上
お問い合わせ・予約:金沢21世紀美術館(学芸課:立松) 076-220-2801
〈 刺子のワークショップ 〉
日時:10月14日(土) 13:00〜16:00
会場:金沢21世紀美術館 会議室1
〈 作った刺子の作品を1枚のタペストリーにしよう 〉
日時:10月21日 13:00〜16:00
会場:金沢21世紀美術館 授乳室
参加費:無料 ※予約不要
持ち物:刺子をしたい布があれば お持ちください。
展覧会をより詳しく理解していただく為にデザイン、教育、医療、都市計画の分野に関わるトーク・シリーズを開催します。
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
定員:先着80 名(予約不要)
料金:無料
※進行の都合のため途中退場はご遠慮ください。
※講師急病のため、中止となりました。誠に申し訳ございません。
クレスチャン・ホルムステズ・オーレスン(デザインミュージアム・デンマーク、展覧会・収蔵部 部長)
「デンマークのデザインーインターナショナルな表現」
日時:9月22日(金) 18:30〜20:00(開場 18:00)
※逐次通訳付(英−日)
デヴィッド・シム(ゲール、クリエイティブ・ディレクター)「人々のための街をつくる」
日時:10月6日(金) 18:30〜20:00(開場 18:00)
※逐次通訳付(英−日)
原研哉( 日本デザインセンター代表)
「辺境の洗練ー日本の簡素とデンマークの簡潔」
日時:8月5日(土) 10:30〜12:00(開場10:15)
ルイーセ・カンベル(デザイナー)
「自分のペースを探してー走る人々の時代に歩く人であることの挑戦」
日時:8月5日(土) 13:30〜15:00(開場13:00)
※逐次通訳付(英−日)
繁富(栗林)香織 (北海道大学新渡戸スクール)
「細胞を折る?ー折り紙の折り畳み技術の医療への応用ー」
日時:9月15日(金) 18:30〜20:00(開場 18:00)
大本綾(株式会社レア、クリエイティブ・プロセス・デザイナー)
「デンマークと日本のデザイン教育の未来」
日時:9月16日(土) 13:00〜14:30(開場 12:30)
ベン アンド セバスチャン
カイ・ボイイスン
ルイーセ・カンベル
ローサ・トルノウ・クラウスン
ナナ・ディツェル
オラファー・エリアソン
セーアン・エングステズ
ゲール
原研哉
ポウル・ケアホルム
イーレク・マウヌスン
バアウ・モーウンスン
アネ・ファブリーシュス・ムラ
ナガオカケンメイ+D&DEPARTMENT
マグレーデ・オズゴー
呉夏枝
ペアニレ・ポントビダン・ピーダスン
三分一博志
繁富(栗林)香織
スーパーフレックス
鈴木俊治+金沢工業大学
トラフ建築設計事務所
トーラ・ウーロプ
ヘンリック・ヴィブスコフ
ほか
人類は長い歩みの中で、より良く生きるための方法について、常に考え、更新を実践してきました。獲物を捕獲し、土を耕す道具の数々は、そのときの人間の知恵と工夫が「かたち」として現れたものです。そのときどきに持ち得た技術を余すところなくつぎ込んで、人々は日常を豊かに過ごすための努力を惜しまずにきたのです。有名無名を問わず、今も変わらず愛されているものも多くあることでしょう。こうした、生活をもっと良くしたいという思い、また、他にはないことの「気づき」を「かたち」に現わすこと。その過程をデザインと呼んでよいとしたら、わたしたちの日々の暮らしが、デザインによってどれほど活気に満ちた豊かで美しいものになっているか、計り知れません。
デザインは人の好みの問題ではなく、日々の生活にぴったりと合う「かたち」を見出すために、さまざまな要素の抽出、検証、統合を行うことです。デザイナーやアーティストたちは、知覚を熟考し、良い「かたち」を特徴づける、何らかの方法を見出す人々です。気持ちを満たし、生き生きとした日々の生活を支える力は、細部や個別に宿るだけでなく、全体として機能することによってもたさられます。調和のとれた美しさとは、そのモノ自体の調和もありますが、そのモノを使う人との調和も考えられるでしょう。
日本とデンマークのデザインを考えるとき、文化や歴史を踏まえて各々の特徴や違いを指摘することも出来ましょうが、今日においては、協働や連携によって、共に豊かな創造を目指すといったことが重要なのではないか。展覧会を通して、デザインのためのデザインではなく、真に日々の生活を豊かにするデザインに向ける創造者たちの眼差しを感じていただきたいと思います。
完璧な日々の生活―それは存在するのでしょうか?
私たちは、丹念に、日々の生活の精錬、最適化、計画、合理化を追求しています。
しかし日々の生活それ自体は、いつも、欠陥、過ち、災難、不規則に邪魔をされ、台無しにされているように思います。
日々の生活は構造やシステム、そしてモノであふれています。私たちの家と精神の場所を占めています。だからこそ、それらは私たちの生活を複雑にするよりも、豊かにする品質と機能性、美的価値を持っているべきなのです。
良いデザイン、良いクラフトは、曲げたスチールの質素な缶切り、美しいアンティークの木の椅子、通りの看板、自転車、新しい素材、アルファベットの文字、驚きで立ち止まらせる瓶、金沢の兼六園で、雪で枝が折れないように枝に張られた綱のことかもしれません。
適切な場所に適切な素材、つまり、適切なモノの実用性がもっとも重要です。それは素材の本質を認識し、どうしたら特性を活かせるか、オープンな心を持つ事を必要とします。細部への注意。デンマークと日本のデザインとクラフトを特徴づける美徳です。
日々の生活は私たちの存在の大部分を作り出しています。だからこそ、私たちができる最高の生活を作ることに専念するのは理にかなっているのです。展覧会「日々の生活―気づきのしるし」では、私たちの日々の生活に形や定義を与える、デザインやクラフトにおけるモノと、その解を選りすぐって紹介します。
「ポタリング=Potter+ing=自転車で気ままな散歩」
美術館の敷地内でデンマークの自転車を試乗体験できる、ポタリング・クラブの運営メンバーを募集し、会期中来館者が自転車に乗れる機会を設けます。
期間:2017年8月5日(土)〜11月5日(日) ※休館日を除く
運行時間不定期
会場:金沢21世紀美術館プロジェクト工房前にて受付
展示を通してものと人々の関わりそのものと自分との関係を考えるプロジェクト。来館者が、展示室11前のカウンターでその品物にまつわる簡単なエピソードと自分の名前を記入し、空いている棚にその品物を設置します。代わりにすでに棚に置かれている他の人の「Your Memory」の品物を持ち帰ることができます。
期間:2017年8月5日(土)〜11月5日(日) 随時(休館日を除く)
会場:金沢21世紀美術館「日々の生活」展示室11前
「デンマーク」をキーワードに企画を立て実施する市民参画プロジェクトです。日々の生活展の展示解説ガイドやイベントのサポートなど、展覧会運営のメンバーを募集します。
期間:2017年8月5日(土)〜11月5日(日) 随時(休館日を除く)
会場:金沢21世紀美術館「日々の生活」展示エリア
1867年に締結された「日本・デンマーク修好通商航海条約」の日本側原本は、1923年の関東大震災で焼失してしまいました。そこで、DNP 大日本印刷株式会社の協力の下、デンマーク国立公文書館が所蔵するデンマーク側原本の精密なレプリカが製作され、日本に寄贈されました。
日本における日々の生活のデザインを振り返るとき、「無印良品」の登場は大きな転換点を示すものと考えられます。
「無印良品」が誕生した1980年代の日本はバブル期にあり、人々の消費活動は潤沢な資金を背景に高価な海外ブランドにも注目が集まっていましたが、「無印良品」を打ち出した良品計画は、モノ自体の魅力を伝え、モノの有用性が生活者に求められることを目指していきました。ブランド(印)が価値判断の基準ではなく、生活の基本を見返して、何が本当に必要なのかを考えることは、21世紀に入ってますます求められる価値観であり、MUJIの姿勢は、時代を先行して今や北米、ヨーロッパ、アジアなどを含めた世界展開を見せています。
今回は無印良品のアドバイザリー・ボードを務める原研哉が、無印良品である理由を示す「タグ」に焦点を当てたプレゼンテーションを行います。
「あるモノが何を素材にしているかはささいなことではない。実際、これはそのモノの本質やアイデンティティを決定づけることもある。」(本展共同キュレーター スィスィーリエ・マンスによるMaterialityに関する解説文より抜粋)
例えばデンマーク家具のデザインのパイオニアとして名高いコーオ・クリントは、デザインは見た目の造形力ではなく、素材と手法を適切に選択した論理の帰結であると考えました。ここでは、素材の本質を理解し、その特徴を活かした真摯な姿勢と、細部にこだわった職人による手仕事など、デンマーク・デザインのハイライトを紹介します。
アネ・ファブリーシュス・ムラは、道で拾ったモノを集めて並べ、それらを布に転写した「ストリート・プリント」を制作しました。人々の生活の一端をかいま見る、ユニークなプロジェクトです。
《Little Sun(リトル・サン)》は、2012年にオラファー・エリアソンが開始したエネルギー供給に関わるプロジェクトです。太陽をモチーフにした手のひら大の装置は、裏にソーラーパネルが取り付けられていて、日中に自然エネルギーである太陽の光を蓄電すれば、夜には手元を灯すライトになります。エリアソンは、世界中で電気の供給を得られない人々に《Little Sun》を届けられるよう、デザイン、開発、販売、分配など、持続可能なビジネスモデルを作り活動をしています。社会のために、人々のためにという協働共存の理念は、特別な人たちが特別な機会に行うものではありません。この小さな装置は、エネルギーのについて、日々の生活の中で誰もが考え、行動することを促しているのです。
《投資銀行花鉢(Investment Bank Flowerpots)》シリーズは、世界で最も有力な20の投資銀行によって運営されている本社ビルをモデルにした花鉢の作品です。
それぞれのビルでは、幻覚誘発植物が育てられています。資本主義にけん引される経済至上主義の世の中で、浮かれるような高揚感が植物によってもたらされる幻覚と重なり合い、現代社会の状況を批評しています。
benandsebastian(ベン アンド セバスチャン)は、デザインミュージアム・デンマークの所蔵品の中に、ケースのようなモノを見つけました。由来も機能もわからないまま、捨てずにミュージアムに置かれるモノの存在に好奇心をかき立てられ、そのモノが何かについての物語を紡いでいく作品を発表します。伊藤孚(Ito Makoto)による平面作品は、ガラスの特性を生かして、立体的なかたちを浮き上がらせています。モノが存在する、あるいは存在しない、とは、どこに境目を見つければ良いのか。2組の作家による作品を通して考察します。
特に都市に暮らす人々は、あらゆるものがスピードを上げて流れていくことに戸惑いや不安を感じることがあるでしょう。時間に流されていくことで見失うものへの恐れや危惧を振りほどくかのように、Louise Campbell(ルイーセ・カンベル)は、紙の輪を延々とつないだ有機的な造形作品に取り組みました。空間に広がるボリュームそのものが、彼女が手をかけた時間の変換ともいえます。
呉夏枝(Oh Haji)は、織や染の技法で布を素材に作品を手がけてきた作家です。今回は青森県津軽地方の「こぎん刺し」の着物を調べ、一針ひと針に思いを寄せた昭和初期の着物を展示し、模様の美しさだけでなく、日々の生活に息づく手作業の重みを、写真作品として発表します。
「家」についての考察は、現代社会を考える上で示唆に富んでいます。どのようなモノに囲まれて暮らしているかは、そこに暮らす人々の選択によるのです。本展キュレーターの一人、スィスィーリエ・マンスがデンマークの製品を、デザイナーの原研哉が日本の製品をピックアップして、両国のデザインの粋が融合した「家」を作り出します。家にある基本的な構成要素であるモノから文化の違いが浮き彫りになるかもしれませんし、グローバル化によって、ますます融合著しい家の姿が現れるかもしれません。
キュレーター: スィスィーリエ・マンス+原研哉
棚に置かれた品々には、そのモノにまつわる持ち主からメッセージが書かれたタグが付いています。あなたがそのメッセージとモノを持ち帰りたいと思ったら、自分の思い出をタグに書き込んで自分の持ち物と交換していくことができます。世の中にあふれるモノは、思い出や記憶と結びつくことで、この世に一つだけの特別なモノになります。それはブランドやデザイナーの名前にかかわらず、他の何にも代えがたい、大切な思い出と共にあるものです。
自然界の生物や植物は、環境への適応の過程で、最適なかたちを得て進化してきたと考えられます。繁富(栗林)香織は、伝統的な折り紙の技法に着想を得て、血管を補修するステントグラフト(金属製人工血管)の研究に応用しています。折り紙から生まれる技術革新は、それまで成し得なかったことへの道を開くものとして高い関心を集めています。
デンマークは再生可能エネルギーを使ったグランドデザインで高く評価されている国です。元々、豊かな自然と深く結びついた日本とデンマークに暮らす人々は、季節の変化を感じ、折々の楽しみ方を自然の中に見つけてきたものです。
三分一博志は、太陽の動きによって生まれる温度差によって、空気が移動する感覚を得る、環境を読む社を作りました。「風、水、太陽」という、自然に動く素材で作られた建築は、ガラスとコンクリートの無機的な環境と共に美しい調和をもたらします。
Henrik Vibskov(ヘンリック・ヴィブスコフ)は、ファッションデザイナーとの肩書を持ちますが、コレクションのショーは、モデルが身につける衣服そのものが重要というより、彼の世界観を表すさまざまなアイテムが統合された、一つのパフォーマンス作品として見た方が、しっくりきます。本展では、「皿洗い」をテーマに、毎日のように繰り返される決まった動作について、うんざりするほどの数が積まれた皿と流し台の前に立つよう促されます。生活とは、パーフェクト(完全)に美しく楽しいことばかりでなく、汚れや腐敗も忘れてはいけないというわけです。
ナガオカケンメイは、デザイン活動家として地域に根差したモノづくりの中から、ロングライフデザイン(長く人々に使われてきたその土地らしいデザイン)の道の駅「D&DEPARTMENT」を47都道府県に一つずつ作っています。地域に暮らす人々と対話し、良さや「らしさ」を発見して整理、提案、運用を行うプロジェクトを展開している中の一つに、「d design travel」があります。日本の国土は世界地図の中では小さな国として自ら認めるところですが、その多様さを眺めるとき、日本人の我々も、その土地ならではの風景に驚くのではないでしょうか。
デンマークは歩行または自転車での移動が楽しい国です。公共空間のさまざまな条件と人々の活動の関係を明らかにして、魅力的なまちづくりに生かしてきた歴史があります。都市空間は、機能的でありさえすれば、また使用の頻度が高ければ人々は心地よいコミュニティーを形成できているかといえば、そうでは無いのではないか。空間を利用する人々の「観察」「計測」「分析」「実践」を研究している建築家ヤン・ゲールのパブリックライフ学に学び、金沢においても街に生き生きとした空間はないか、調査をした、「パブリックライフ学 in 金沢」を紹介します。 監修:鈴木俊治
デンマークと日本から、30脚の椅子が並びます。いくつか試して座りながら、ゆっくり過ごしていただけます。座り心地もさることながら、細部にわたるまで注意が行き届いた、デザイナーや職人の仕事を間近で見て、お気に入りの1点を見つけていただければ幸いです。
Søren Engsted(セーアン・エングステズ)は洞察力のあるユーモアを使って芸術活動を実践し、アートの歴史的な現場で彫刻に対するテーマを追求しています。特に映画とパフォーマンスの分野において、普段の物理的な環境と日常的に目にするモノとを切り離し、テキストとサウンドを用いて物語を展開していきます。《Levitation》(2010)はエングステズがインド製の“目に見えない”椅子に足を組んで座り、スクリーンの中央に位置して、観客に広範囲にわたるテーマ―例えば、人類の飛行からバレエダンス、地上視界から重力の欠如―に関する多くの逸話を語るレクチャーの映像作品です。
Rosa Tolnov Clausen(ローサ・トルノウ・クラウスン)は、細い布を使って手織りする「織物キオスク」のワークショップを開催します。会話と手作業は、どの国においても見られるものですが、模様や素材の違いはコミュニティーのもう一つのプロフィールでもあります。来館者が期間中に彼女のキオスクを訪れて、布の由来や織りの手法などを話し合い、協働でデザインについても考え、一つの織物を作り上げる予定です。
期間限定 10月12日(木)〜15日(日)
サイズ:A4変型版(266×224mm)/ 224p / 上製本 / 表紙マットPP貼り
ISBN:978-4-903205-66-3
発行日:2018年2月12日
価格:5,000円(税別)
発行:金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
デンマーク文化省、デンマーク芸術振興財団プロジェクト支援工芸・デザイン委員会、デンマーク王国大使館、北國新聞社
スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団
国際協力:
クヴァドラ、ルイスポールセン、マースクライン、スキャン・グローバル・ロジスティックス、(株)アクタス、日進木工(株)
バング&オルフセン ジャパン、(株)大泉物産、(株)木村硝子店
(株)福光屋、スカンジナビア航空、(株)日本ハウスホールディングス、(株)アンデルセン、金沢市農林水産局森林再生課、金沢工業大学、ゲール、(株)鹿島出版会、青森市教育委員会、五割一分、(株)LIXIL、(株)良品計画、DUNE、(株)山岸製作所、(株)天童木工