期間:
2016年1月30日(土) - 2016年5月8日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
2016年1月30日(土) - 2016年5月8日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
金沢21世紀美術館
長期インスタレーションルーム
月曜日(ただし3/21、5/2は開場)、3/22
入場無料
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800
本展では、坂野充学が2012年に制作した5面のスクリーンによる映像インスタレーション《Visible Breath》を展示する。坂野は、1977年石川県鶴来町(現白山市)に生まれ、同地で育ち、現在は東京と石川を拠点に活動する映像作家である。坂野は東ロンドン大学で美術と映像制作を学び、帰国後、映像による作品を制作してきたが、近年、地元鶴来の祭りなどの伝統に関心を持つようになった。その調査を受けて生まれたのが本作品である。「鶴来」が「剣」と同音であり、鉄の生産を通じて古代から出雲や大陸との交流があったことをモチーフに制作された。鶴来の伝説に坂野の解釈をちりばめたフィクショナルな内容で、文化の交流をめぐって、見る人の様々な想像力を喚起する。
鷲田めるろ(金沢21世紀美術館 キュレーター)
日時:2016年4月23日(土) 13:00~17:00
会場:鶴来(集合・解散場所:金沢21世紀美術館本多通り口)
料金:無料
定員:先着25名
持ち物・服装:屋外を歩きやすい服装、靴でご参加ください。
※定員に達したためお申し込み受付を終了しました。
日時:2016年2月20日(土) 11:00〜(約40分)
集合場所:授乳室前(キッズスタジオ横)
対象:子どもからおとなまで(小さなお子さんは保護者の方とご参加ください)
会期:2016年1月26日(火)〜5月8日(日)
会場:金沢21世紀美術館アートライブラリー
料金:無料
日時:2016年1月30日(土) 16:00〜17:30(開場 15:45)
会場:金沢21世紀美術館レクチャーホール
定員:当日先着90名(事前予約なし)
料金:入場無料
「アペルト」は、若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会のシリーズです。
金沢21世紀美術館は世界の「現在」とともに生きる美術館として、今まさに興りつつある新しい動向に目を向けています。作家とキュレーターが作品発表の機会を共に創出し、未来の創造への橋渡しをします。
国籍や表現方法を問わず、これまで美術館での個展や主要なグループ展への参加経験は少ないが、個展開催に十分な制作意欲を持ち、アペルト実施以後のさらなる飛躍が期待できる作家を紹介していくものです。
※「アペルト(aperto)」は、イタリア語で『開くこと』の意味。
慣れ親しんだ風習、無意識のうちに生活の一部となった伝統、これらを始めたのは一体誰なのか、そしてその人はいつどこからやって来たのか。
遥か遠くからやってきた異質な文化の種はいつの間にかその地に根を下ろし、元あった慣習と溶け合いながらもどこかに息を潜めてその形を留めているかもしれません。
私の郷里へ対する根源的な感覚。それと遠く離れた世界を接続する私的な旅は、1人の民俗学研究者との出会いにより具体的なイメージへと可視化されました。
私はつくること、視覚化することを通じてこれからも変容と継承を繰り返し、日々更新されながら刻々と変化していく世界をみつめていくのだと思います。
坂野充学
1977年石川県鶴来町(現白山市)生まれ。2000年東ロンドン大学美術学科卒業。現在は東京、石川を拠点に活動。近年はフィールドワークを通して出会う希有な人物の視点をもとに、特定の土地の歴史や記憶を視覚化するプロジェクトを中心に行う。また2014年にプロジェクト/スペースMITSUME(東京)を立ち上げ、アートプロジェクト、展覧会の企画、運営を中心とした活動を行う。主な個展に2013年「appearing」 (關渡美術館、1/2 1F ギャラリー, 台北)、2012年「Visible Breath」(アーツ千代田3331、メインギャラリー、東京)、2007年「beep deep beep」(プロジェクトスペースKANDADA, 東京)ほか。
判型:A5判
頁数:6頁
言語:和/英併記
価格:370円(税別)
金沢21世紀美術館 ミュージアムショップ(TEL 076-236-6072)にて販売中。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
白山市、鶴来商工会