期間:
2013年9月14日(土) - 2013年9月16日(月)
※上映スケジュールは下記をご覧下さい。
2013年9月14日(土) - 2013年9月16日(月)
※上映スケジュールは下記をご覧下さい。
金沢21世紀美術館 シアター21
・トーク1回+1回鑑賞券
一般 1,000円 / 学生 500円
・3日通し券 2,500円
(3日間の全プログラムに参加できます)
※半券をお持ちの方は追加500円で別プログラムのトークまたは映画観賞券を購入できます。
※友の会会員の方は半券提示でトークまたは映画観賞券が1回無料となります。
※入場時、友の会会員証、学生証の提示をお願いします。
金沢21世紀美術館 ミュージアムショップ
TEL 076-236-6072
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
1960年代、世界の最先端を歩んでいた日本映画の作家たちの傑作選!
ヌーヴェルヴァーグとは「新しい波」。
ヨーロッパ、特にフランスを中心に起きたとされるが、実は日本のヌーヴェルヴァーグが“先”だった———。
1960、70年代、日本の映画作家たちは、映画の概念や常識的手法を打ち破り、みずみずしい新しい映画を撮りました。今回は国立近代美術館フィルムセンターから35ミリフィルムを借り、上映会とパネルトークを行います。パネルトークではゲストを中心に地元大学生からシニア世代までの映画愛好家が参加。各日それぞれのテーマで語り合います。
あのころ青春真っただ中だった人、後になって映画と出会った人、両親からあのころの映画の話を聞いた人、まったくヌーヴェルヴァーグなんて知らない人たち、その昔「映研」の部員だった人、マニアックな映画フリーク…集まれ!
映画を切り口に「時代」「社会」「文化」「人々のありよう」を大いに感じ、世代を超えて語る3日間です。
日程 | |
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9/14(土) | 13:30〜 「少年」 97分 監督:大島渚 15:30〜 パネルトーク ゲスト:眞田康平 |
9/15(日) | 13:00〜 「心中天網島」 103分 監督:篠田正浩 15:15〜 パネルトーク ゲスト:タナダユキ 17:45〜 「秋津温泉」 112分 監督:吉田喜重 |
9/16(月) | 13:30〜 「復讐するは我にあり」 140分 監督:今村昌平 16:15〜 パネルトーク ゲスト:山本起也 |
1984年生まれ、石川県出身。2007年、金沢大学教育学部卒業。その後テレビCMを中心とした映像制作会社・(株)ピラミッドフィルム制作部に勤務、CMの制作現場を経験する。2009年、東京藝大大学院映像研究科入学。主な監督作品に『脱皮する』(07)、『奴らは音楽している』(07/“世紀のダ・ヴィンチを探せ”国際アートトリエンナーレ入選)、『おめでとありがと』(09)、オムニバス映画『紙風船(第二話「命を弄ぶ男ふたり」)』(10)。東京藝大大学院映像研究科修了作品として監督した『しんしんしん』(11)がNIPPON CONNECTION(ドイツ)に参加。初長編作品にもかかわらず、世界的に注目を集めた。日本映画界が今もっとも注目する若手監督の1人。
1975年生まれ、福岡県出身。主な映画監督作品に『モル』(01/PFF‘01二冠受賞)。『タカダワタル的』(04/東京国際映画祭特別招待作品)、『月とチェリー』(04)、『赤い文化住宅の初子』(07)、『俺たちに明日はないッス』(08)、『百万円と苦虫女』(08)(ウディネファーイースト映画祭・My Movies Audience Award、第49回日本映画監督協会新人賞受賞)、『ふがいない僕は空を見た』(12/第37回トロント国際映画祭正式出品、キネマ旬報日本映画ベストテン7位)。今秋、新作映画『四十九日のレシピ』が公開予定。小説『ロマンスドール』(MF文庫ダ・ヴィンチ)、『復讐』(新潮社)好評発売中。
広告映像の演出を経てドキュメンタリー映画製作を開始。無名の4回戦ボクサーを6年に渡り追った処女作『ジム』(2003年)で劇場デビュー。日本映画監督協会70周年記念映画『映画監督って何だ!』(監督/伊藤俊也/2006年)を高橋伴明、林海象と共同プロデュース。それが縁で林海象が学科長を務める京都造形芸術大学映画学科に教員として参加する事になる。また、90歳になる祖母の「長年住んだ家の取り壊し」を題材とした監督第二作『ツヒノスミカ』(2006年)でスペインのドキュメンタリー映画祭「PUNTO DE VISTA」ジャン・ヴィゴ賞を受賞。『カミハテ商店』で劇映画に進出。カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭メインコンぺ(12作品)に選ばれる快挙となった。
CAST:渡辺文雄、小山明子、阿部哲夫、木下剛志(97分 / 1969年 / 創造社・ATG)
数ある大島作品の中でも最も哀切な抒情に満ちた傑作。特異な事件の軌跡を追いながら、犯罪を強いられる少年の孤高の魂を透徹した視線で謳い上げる。高知市。四人家族の姿がある。父は傷痍軍人、母は後妻、弟のチビ、少年の家族の“仕事”は走っている車にわざと当たり、示談金を得る当たり屋だった。家族は“仕事”を続けながら北九州から北海道へ旅を続ける……。
CAST:中村吉右衛門、岩下志麻(103分 / 1969年 / 表現社・ATG)
近松門左衛門の同名原作を斬新な演出で映画化した篠田正浩監督初期の傑作。詩人の富岡多恵子、音楽家の武満徹が共同脚本に当たっている。紙屋治兵衛は女房子どものある身でありながら、遊女小春と深く馴染んでいた。ついには妻子を捨て小春と情死しようかという治兵衛の入れ込みように、兄・孫右衛門はこれを放っておくことができなかった…。
CAST:岡田茉莉子、長門裕之(112分 / 1962年 / 松竹)
藤原審爾の小説を、岡田茉莉子が企画し、吉田喜重が脚色・監督した作品。「ろくでなし」での鮮烈デビュー後やや低迷していた吉田の代表作となった。敗戦前、岡山県の山奥の温泉“秋津荘“に結核の治療でやって来た青年が、宿の娘の看病で一命をとりとめる。敗戦の知らせを聞いて、涙を流す純情で無邪気な娘に、暗い時代に絶望していた青年は感動を覚え、精神的にも救われる。彼はその後も秋津を訪れるが、年を追うごとに堕落していく。女も旅館の経営に行きづまり、時の流れを受け入れられず、心中を図るが…。
CAST:緒形拳、三國連太郎、ミヤコ蝶々、倍賞美津子(140分 / 1979年 / 松竹)
佐木隆三の同名ノンフィクションを映画化。今村昌平監督にとっては11年ぶりの長編映画で、見事に映画監督として復活した。5人を殺害し全国を逃走した男の、犯罪を積み重ねた生い立ち、数々の女性遍歴と父との相克を描く。日豊本線築橋駅近くで専売公社のタバコ集金に回っていた柴田種次郎、馬場大八の惨殺死体が発見され、現金41万円余が奪われていた。やがて、かつてタバコ配給に従事した運転手・榎津厳が容疑者として浮かぶ…。
優秀映画鑑賞推進事業実行委員会
金沢21世紀美術館 [(公財)金沢芸術創造財団]
金沢美術工芸大学
文化庁
東京国立近代美術館フィルムセンター
株式会社衛星劇場
株式会社オーエムシー、シネモンド
北國新聞社、北陸放送
アカデミア金沢