期間:
2011年7月23日(土) - 2011年7月31日(日)
※上映日は7月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)
2011年7月23日(土) - 2011年7月31日(日)
※上映日は7月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)
金沢21世紀美術館 シアター21
<全席自由>
・1回鑑賞券=大人500円 / こども300円
・3回鑑賞券=大人1200円 / こども800円
<友の会会員限定>
・フリーパス券=大人2000円 / こども1200円
※購入時、および入場時に会員証をご提示ください
※「こども」は小学6年生以下となります。
すべての券種、当日受付にて販売。
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
映画の極意vol.11
ケベック映画祭2011〜親子で出かけよう!
フランス語を公用語とするカナダ・ケベック州は、独自の文化・芸術、エンターテイメントを育んできました。映画もその一つであり、州を代表する都市モントリオールでは、国際的に有名な「モントリオール世界映画祭」が開催されるなど“映画のまち”でもあります。
ケベック映画には、社会の現実を丁寧に描き、心に深く刻まれる作品が数多く存在し、ハリウッドやフランス映画とはまたひと味違う魅力があります。
今だからこそ、もう一度みんなで見たいフレデリック・バックの不朽の名作『木を植えた男』をはじめ、子どもから大人まで楽しめるファンタジー作品やアニメーション作品など、この夏休みは親子でケベック映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
心に豊かな色彩を刻む、多彩なケベック映画をどうぞお楽しみください!
・映画の極意シリーズとは?
「映画の極意」シリーズは、金沢21世紀美術館シアター21を会場に、政治、社会、哲学、生と死、消費文化、人間の不条理、遊び、時代と娯楽、映像美といったテーマごとにセレクトした作品の上映とゲストによるトークを合わせて行う企画です。
・過去の「映画の極意」
vol.1「ジェームズ・コバーン / 男の極意」 2004/12/10〜12
vol.2「ニッポン映画 / 青春の極意」 2005/1/14〜16
vol.3「フレデリック・ワイズマン / 人間観察の極意」 2005/6/25, 26
vol.4「成瀬巳喜男 / 女性映画の極意」 2006/1/28, 29
vol.5「鈴木則文 / エンタテインメントの極意」 2006/7/15〜17
vol.6「スクリーンで観る傑作アートフィルム」 2007/3/17,18
vol.7「アイドル映画の極意〜少女がつくった時代〜」 2007/9/3〜13
vol.8「Talk & Cinema フランス映画の秘宝」 2009/7/18〜20
vol.9「ジャック・ロジエのヴァカンス」 2010/7/17〜19
vol.10「ポルトガル映画祭2010」 2010/11/5〜11/7
日程 | ※開場時間は上映開始の15分前・入替制 | |
---|---|---|
7/23(土) | (1)11:30〜 13:15〜 (2)13:50〜 (3)16:00〜 (4)18:30〜 | フレデリック・バック特集3作品(69分),短編3作品(18分) 《ケベック州政府在日事務所文化教育アタッシェ天野僖巳氏トーク》 ノーヒット・ノーラン(104分) バビン(99分)※クレイジー(129分)は都合によりバビンに変更致します ママは美容院です(88分) |
7/24(日) | (1)11:30〜 (2)13:20〜 (3)15:10〜 (4)18:00〜 | ベルヴィル・ランデブー(80分) 全ての希望に反して(88分) 忘却の彼方(108分) フレデリック・バック特集3作品(69分),短編3作品(18分) |
7/30(土) | (1)11:30〜 (2)13:20〜 (3)15:30〜 (4)18:00〜 | フレデリック・バック特集3作品(69分),短編3作品(18分) 本当に僕じゃない!(105分) 生きるために必要なこと(101分) ベルヴィル・ランデブー(80分) |
7/31(日) | (1)11:30〜 (2)13:20〜 (3)15:20〜 (4)18:00〜 | ママは美容院です(88分) バビン(99分) 忘却の彼方(108分) フレデリック・バック特集3作品(69分),短編3作品(18分) |
2011年7月23日(土)13:15~13:45
※ご入場には本鑑賞券およびその半券が必要です。
初日7月23日(土)、ケベック州政府在日事務所文化教育アタッシェ、天野僖巳(あまの・きみ)氏によるトークを行います。
世界中で公演されている「シルク・ドゥ・ソレイユ」などを事例に、ケベックの文化芸術について幅広くご紹介いただきます。
またトーク参加者先着100名様には、ケベック特産のクランベリー(ドライフルーツ)をお一人様一袋プレゼントいたします。
1987 / 30min / DVD
フレデリック・バック Frédéric Back
人里離れた荒野に住む初老の羊飼いブヒエ。彼は荒れ果てた大地にたった一人で木を植え続けていた。多くを語らない彼の信念を貫くその行動は、二つの大きな戦争の間も続き、中年になった若者が再びその地を訪れた時、不毛の大地はまさに楽園に変身していたのだった・・・。ジャン・ジオノ原作、2万枚に及ぶセル画を約5年の歳月をかけて完成させた、人間の創造性の偉大さと自然への想いを現代に届ける雄大な作品。1987年アカデミー賞最優秀短編賞(アニメーション部門)受賞。
1981 / 15min / DVD
フレデリック・バック Frédéric Back
小さな村の結婚を控えた大工が作った可愛い椅子が辿る運命。自然保護と文明批判を独自のパステル調のタッチで描いた、1981年アカデミー賞最優秀短編賞(アニメ部門)受賞作。その温かみのある絵柄と、子どもの持つイマジネーションを素朴なまでに作品世界に反映させた作りが、見る人の優しさを呼び覚ます作品。
1993 / 24min / DVD
フレデリック・バック Frédéric Back
バックが自国カナダのセント・ローレンス河を背景に、この250年間の河と人の営みを再現しつつ、その間、人々が、河とその周辺の豊かな自然や資源を破壊し続けてきたことを、再生と共存への願いを込めて描いた意欲的な作品。
2008 / 10min / BD
ピエール・ブロンジェ Pierre Boulanger
サーカスでショーを見せるペンギンは、アイスの包みに描かれた【南極】にあこがれ、ある日サーカス団を後にする。
2005 / 5min / BD
パスカル・ゴシェ,ギオーム・ペルティエ=オジェ Pascal Gaucher, Guillaume Pelletier-Auger
真夜中、眠りにつこうとすると、泥棒が現れた。ベッドの中から泥棒の様子を伺うと、何でも盗んでいくその泥棒が、最後に盗んだものとは・・・。
2003 / 3min / BD
マルタン=ロドルフ・ヴィルヌーヴ Martin-Rodolphe Villeneuve
大人なのに、三輪車が大好きな男が、ふとしたことから、挑戦を受ける。氷の上で決戦の決戦が始まり、勝負には勝ったものの・・・。
2007 / 104min / BD
フランシス・ルクレール
1968年、12歳のマルタンは野球少年。夏、地元のリトルリーグの選考からは漏れたけれど、父と練習を重ね、要のピッチャーまですることになるが・・・。
2008 / 88min / BD
レア・プール Léa Pool
『天国の青い蝶』のレア・プール監督作品。夫の浮気から始まる家族の不和、そして精神的に不安定となる子どもたち。長女エリーを演じるマリアンヌ・フォーティエはバンクーバー映画批評家協会賞で主演女優賞を受賞。
2002 / 80min / BD
シルヴァン・ショメ Sylvain Chomet
自転車レーサーに憧れる内気で孤独な少年シャンピオン。やがて、成長して世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスに出場した彼は、謎のマフィアに誘拐されてしまう。2003年アカデミー賞長編アニメーション映画賞・歌曲賞の2部門ノミネート。
2007 / 108min / BD
ドゥニ・アルカン Denys Arcand
2008年カンヌ国際映画祭コンペティション部門外特別招待作品。クロージング作品として上映された。反家庭的な妻、反抗期の娘、瀕死の母、主人公を取り巻く女性達が、彼にフラストレーションを与える。そんな彼は、妄想で様々な女性を征服していく。せりふ回しにケベック独特のアクセントが漂うユーモア感覚が印象的な作品。
2008 / 101min / BD
ブノワ・ピロン Benoit Pilon
2009年アカデミー賞外国語作品賞ノミネート作品。1952年、イヌイットの猟師であるチビルは療養のため家族と離れ、ケベックの街へ赴く。そこでチビルがめぐり合う孤立感、現代と伝統、そして友情を描く。モントリオール世界映画祭審査員特別賞&観客賞、”カナダのオスカー”ジェニー賞では監督賞、主演男優賞(ナタール・ウンガラーック)を獲得。ブノワ・ビロン監督初の長編フィクション。
2005 / 129min / BD
ジャン=マルク・ヴァレ Jean-Marc Vallée
SODECお勧めの一本。モントリオール郊外に住む5人兄弟の4番目のザック。両性への目覚めや家族との関係、そして本当の自分に出会うまでを描く。
2007 / 88min / BD
ベルナール・エモーン Bernard Émond
幸せな結婚生活を送っていたジーンとレジャナ。ある日、2人を襲った病魔の苦しみから始まるさまざまな苦難を描く。監督は『生きるために必要なこと』の脚本を担当したベルナール・エモン。
2008 / 105min / BD
フィリップ・ファラルドー Philippe Falardeau
1968年の夏、”難しい”10歳の少年レオンが出遭う、母の失踪と荒廃、嘘と恋、父との葛藤。瑞々しくデリケートな感性が際立つ、SODECお勧め作品。バンクーバー映画批評家協会賞カナダ映画賞受賞。
2008 / 99min / BD
リュック・カピール Luc Picard
ケベックの小さな村を舞台としたファンタジー。主人公Babineは、村で、すべての災厄の根源のように思われている“魔女”の息子。生涯、はずれ者扱いされた彼の数奇な一生を描く。
金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
Délégation générale du Québec à Tokyoケベック州政府在日事務所
SODEC ケベック文化産業促進公社
フィルム提供:
クロックワークス