日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式 |
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作家からのメッセージ初めは、長年旧知の仲である日比野さんから、演劇の世界にばかり閉じこもっていないで少しは、外の空気も吸ったほうがいいよ。という誘いがあって、「アウェイ」気分で、金沢21世紀美術館を訪ねた。行ってみたら、金沢21世紀美術館には、開放感と遊び心があり、物を作る人間に最高の風が吹いていた。 俄かに、私の演劇心に火がついた。よし、だったら、これから創る新作の芝居に、この最高の風を使わない手はない。一転して「ホーム」気分だ。 元々、自分が若い頃に演劇を始めた頃などは、金は無くとも有り余る暇に任せて、物を考え空間を作り上げていた。金沢21世紀美術館の外の広場やら中のスタジオやらで、そんな若い物作りの姿(必ずしも年齢が若い必要は無い)が見られれば、旅人気分でやって来る私には最高のもてなしになります。だからわたしも、手ぶらではなく、何かいいお土産を持っていきます。 野田秀樹 |
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