発酵文化芸術祭 金沢 ―みえないものを感じる旅へ―

2024年9月21日(土) -12月8日(日)

インフォメーション

期間:

2024年9月21日(土) -12月8日(日)
10:00~18:00

会場:


【チェックイン&発酵文化展示】 金沢21世紀美術館 プロジェクト工房(入場無料)
【インスタレーション展示】 大野エリア、石引エリア、野町-弥生エリア、東山-大手町エリア、白山市鶴来エリア(白山市鶴来エリアはチケット不要)

料金:

一般 2,000円 / 大学生1,500円 / 小中高生 800円( ガイドブック付き) / 未就学児無料

チケット購入:
FUN FAN NFTサイト

WEBチケット購入はこちら

オンライン購入いただいた場合、チケットは会期中繰り返しお使いいただけます。購入後、発行されるQRコードを各会場でご提示いただくことで作品の観覧が可能になります。
QRコードをご用意の上、金沢21世紀美術館プロジェクト工房にお越しいただいた際に、チェックインとしてガイドブックをお渡しいたします。(おひとり様1冊まで)
なお、金沢21世紀美術館プロジェクト工房でのみ、紙チケットの販売も予定しております。会場にてご購入ください。紙チケットの有効期限が変更になりました。会期中繰り返しお使いいただけます。

休場日:

金沢21世紀美術館プロジェクト工房:月曜日 (祝日の場合は直後の平日)
10月28日(月)臨時開館、10月29日(火)臨時休場
※会場によって異なります。詳細は各会場情報をご覧ください。

各会場の開場状況

総合プロデューサー:
小倉ヒラク

共同キュレーター:
ドミニク・チェン

まちづくり事業ディレクター:
山本耕平

参加アーティスト:
12組

お問い合わせ:

【 企画全体に関するお問い合わせ 】
発酵ツーリズム金沢実行委員会
info[a]hakko-department.com
※[a]を@に変更してお送りください。

【美術館会場に関するお問い合わせ】
金沢21世紀美術館
TEL 076-220-2800
(火〜日、祝日10:00〜18:00)

概要

金沢21世紀美術館は、「まちに活き、市民とつくる、参画交流型の美術館」をその特徴のひとつとして挙げています。開館以来、市民や産業界など様々な組織と連携を図り、地域に根ざした新しい美術館活動を展開してきました。
開館20周年記念となる本年度は、発酵の専門家や地域の醸造家、観光・まちづくりに関わる企業から構成される「発酵ツーリズム金沢実行委員会」と協働して、アートと発酵文化、そしてまち歩きが結びついた新たな「文化芸術祭」を開催します。
醤油や日本酒など日本を代表する発酵食の文化。なかでも金沢や石川県内にはカブにブリを挟み、糀で漬け込んだ「かぶらずし」やフグの卵巣を糠に漬け込み解毒する「ふぐのこ」など、海の文化が育んだ独自の発酵文化が根付き、数百年の歴史を宿す醸造蔵が数多くある地域です。
発酵を司る微生物という存在、美味しい発酵食品を生み出す水や風に恵まれ、藩政期以来数百年間の人々の暮らしの記憶。食と歴史、気候風土が一体になった金沢で、醸造家とアーティストが手を組んで、普段は目にみえない「発酵」をテーマに作品をつくりあげます。
美術館と実行委員会の両者が主催となり、美術館はプロジェクト工房を、一方、実行委員会は地域の醸造蔵(インスタレーション会場)を会場に活動を展開します。
まず、美術館のプロジェクト工房では、石川の発酵文化を紹介するパネルや映像などを展示。街歩きの情報を手に入れるインフォメーションセンターの機能も兼ねます。
また、地域の醸造蔵では、醸造家とアーティストが手を組んで発酵をテーマに制作した作品を展示。観客は美術館をチェックイン場所として、各エリアの醸造蔵に設置されたインスタレーション作品を巡ります。

各会場の開場状況

  • 各会場の開場時間が異なります。
    開場状況をご確認の上、お越しください。

    各会場の開場状況

「発酵文化芸術祭 金沢」監視ボランティア募集

  • 発酵ツーリズム金沢実行委員会が「発酵文化芸術祭 金沢」監視ボランティアを募集します。
    現代美術作家、メディアアーティスト、小説家、ミュージシャン、研究者といった多彩な参加アーティストたちによる画期的な新作の展示に関われる機会です!

    <活動内容>
    ・各会場での展示監視 ・管理
    ・来場者のチケット確認
    ・各会場の開場/閉場作業

    詳細はこちら

プロジェクト工房 展示ガイドツアー

  • 会期中の週末に金沢21世紀美術館のプロジェクト工房内にて、ガイドツアーを実施します。
    総合プロデューサーの小倉ヒラクから直接お話を聞ける機会もありますので、ぜひふるってご参加ください。
    詳細はこちら

大野・鶴来 無料往復バス

  • 「発酵文化芸術祭 金沢」チケット購入者の方に向けて、鶴来および大野までの往路・復路の無料バスをご用意いたしました。約30分ほどのバス乗車時間で、発酵文化芸術祭のアート事業ディレクターを務める山本梨央(発酵デパートメント)が芸術祭、アーティスト、作品、蔵などについてのご案内する回もございます。ぜひご活用くださいませ。

    大野エリア行きバスの詳細はこちら↓
    https://fermenarts.com/414/

    鶴来エリア行きバスの詳細はこちら↓
    https://fermenarts.com/420/

発酵文化芸術祭 金沢 関連情報!

  • 蔵元によっては見学(要予約)ができるのはご存じですか?
    アートとともに発酵を五感で体験できる貴重な機会です。
    ぜひそれぞれの蔵のホームページから最新情報・詳細をご覧いただき、
    ご予約してからの訪問をお願いします。

    ●福光屋(石引エリア/金沢市石引二丁目8番3号)
    =蔵元見学 蔵内コース=
    https://www.fukumitsuya.co.jp/guidedtour/
    開催:11月~3月の月曜・金曜・土曜 ※祝日は除きます 15:00開始
    所用時間:1時間30分
    参加費:3,300円(税込)
    =唎き酒 ベーシックコース=
    https://www.fukumitsuya.co.jp/guidedtour/
    開催:毎日 11:00開始
    所用時間:45分
    参加費:1,100円(税込)

    ●四十萬谷本舗(野町・弥生エリア/金沢市弥生1丁目17-28)
    =かぶら寿し体験教室
    https://www.kabura.jp/contents/trial
    開催:11月、1~3月で特定の開催予定日がございます [1] 10:30開始と [2] 13:30開始
    所用時間:1~1時間30分
    参加費:5,500円(税込)

    ●ヤマト醤油味噌(大野エリア/金沢市大野町4丁目イ170番地)
    =糀蔵ガイド付きツアー
    https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/taiken.html
    開催:毎日 ※水曜定休 平日2回(11時、14時)、土日祝3回(11時、13時、14時)
    所用時間:30分
    参加費:無料
    =糀部 料理教室
    https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/koujibu_information_list.html
    開催:特定の開催予定日がございます ※水曜定休
    所要時間・参加費は教室により異なりますので、下記のサイトをご確認お願いいたします。

発酵マルシェ  みんな、金沢21世紀美術館にあつまれ!

  • 開館20周年記念!「アート」と「発酵」を楽しむ一日。
    発酵デザイナー 小倉ヒラク氏 と、石川県の発酵蔵が大集合!
    食べて、飲んで、トークを聞いて、学べる日
    大人はみんなで乾杯するよ!
    発酵の香り体験やワークショップ、ご家族、子どもたちも大歓迎!
    期間:2024年10月13日(日) 11:00~16:00
    会場:金沢21世紀美術館 プロジェクト工房前 広場
    料金:無料

    詳細はこちら

総合プロデューサー

共同キュレーター

展示地区について

  • 本プログラムは、金沢21世紀美術館プロジェクト工房、石引エリア、東山-大手町エリア、野町-弥生エリア、大野エリア、計5エリアのスペースで展開されるほか、白山鶴来地区にて「鶴来エクスカーション」を開催します。

参加アーティスト

特別展示「鶴来エクスカーション」

  • 「小旅行/遊覧旅行」を意味する「excursion(エクスカーション)」。今回金沢を中心とした 「発酵文化芸術祭 金沢」の一環として、NPO法人金沢アートグミの上田陽子を中心としたディレクションのも と、金沢と鶴来を繋ぐ北陸鉄道石川線の「野町駅」〜「旧加賀一の宮駅」間に作品を設置、鶴来の街中でもアートを体験できる仕掛けをつくります。
    協力:額三/小堀酒造店/武久商店/鶴来商工会/北陸鉄道/白山市/白山市観光連盟

  • アーティスト:with Rhythms

    展示:野町駅、旧加賀一の宮駅
    美術・音楽の領域を横断し活動する今尾拓真と宮崎竜成によるアーティストユニット 。生 活環境にひそむ構造に道筋を立て、そこに関わることで沸き立つ世界の揺らぎをリズム的 に表現する。今回は、金沢から鶴来を繋ぐ北陸鉄道石川線と過去に廃線となった区間を舞台に、「故郷」「景色」「不在」といった言葉を巡るインタビューと野町駅から旧加賀一の宮駅までの車内で流れていた音が交錯するサウンドインスタレーション及び、スコアドローイングを制作する。

  • 《まだ暖かい牛糞を枕に眠る》2022

    アーティスト:沖田愛有美

    展示:『萬歳楽』本店
    石川県を拠点に漆をメディウムとした絵画制作を行う。自然と人間を媒介する漆を共同制 作者として捉え、種々が複雑に絡み合う自然界の様子を描いている。"漆"の原料である樹液は、木の傷口から血液のように染み出す。混入する樹皮の細菌が発酵をもたらし、精製後も酵素の反応が続くー目にみえないものの働きと共に発展してきた漆文化は9000年以上続いている。今回は、小堀酒造店のコミュニティ・スペースでもあった『萬歳楽』本店奥を会場に、そのような漆で描いた絵画を展示。

  • 撮影:中川陽介 and run ランニングと水と蜂と

    アーティスト:and run実行委員会 (津田道子、上田陽子 and more)

    展示:額三 掲示板
    アーティストの津田道子を代表に、アートとランニングの新たな接点を探り、実践する取り 組み。金沢から鶴来まで実際に走って見つけた場所についてオープン・リサーチを行い、and run独自のルートを参加者と走りながらぐるレクチャー・パフォーマンスのようなランニング・イベントを行う。
    【オープン・リサーチ】
    9月28日(土) 「禊と醸造」 11月9日(土) 「水と信仰」
    【ランニング・イベント】
    11月24日(日)
    金沢21世紀美術館 bound for 白山比咩神社

  • 《売地》2021

    アーティスト:深田拓哉

    展示:野町駅 2番線ホーム、廃線跡
    1995年東京都生まれ。現在富山在住。日常風景の中で見つけた朽ちた看板や構造物など、用途や役割を失いながらも存在し続けるものをモチーフに、それらを未来の遺跡として作品化している 。 学生時代に燃費の悪い原付を友人から買って、金沢からガソリンを満タンにして往復できるところが鶴来だったという思い出。当時地図もなく、鶴来の街中や手取川、獅子吼(ししく)高原を当てもなく走っていた。そんな中で見た景色や空気が、今の自身の作品と繋がっているという。今回は野町駅2番線ホーム、そして廃線となった鶴来駅〜中鶴来駅の廃線跡に作品を展開する。

  • 鶴来現代美術祭アーカイブ

    展示:横町うらら館
    1991‒99年まで鶴来を舞台に7回にわたって開催された「鶴来現代美術祭」のアーカイブ。当時の様子を身近に見てきた鶴来出身のアーティス坂野充学が、インターネットが普及していなかった当時の日本の地域芸術祭の源流とも言われる鶴来現代美術祭の記憶を収集・ 保存・共有する目的で開始。2015年に坂野充学、鷲田めるろ(当時金沢21世紀美術館キュレーター)、小松崎拓男(当時金沢美術工芸大学教授)が中心となり、さらなる資料収集、地域関係者や参加作家へのインタビュー映像記録、調査研究など取り組む。2016年に「鶴来現代美術祭アーカイブ展」 として金沢21世紀美術館(アートライブラリー)、MITSUME(清澄白河、東京)、2017年にみなとまちアートテーブル(名古屋)にて 展示を行い、今回は地元鶴来にてアーカイブを初公開する。

ホームビデオ募集

  • 本芸術祭の展示作品で使用させていただく「ホームビデオ」を募集しています。
    ※テープはデータ化し作品完成後に返却いたします。
    ※作品に使用する場合、 映像の使用箇所は事前にご相談いたします。
    ※カビが生えているなど劣化したものでも構いません。

    詳細はこちら

Images

クレジット

主催:

金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]、発酵ツーリズム金沢実行委員会

助成:

一般財団法人地域創造

協力:

今川酢造、大手町洋館、額三、小堀酒造店、紺市醤油、四十萬谷本舗、髙木糀商店、武久商店、鶴来商工会、直源醤油、中初商店、白山市、白山市観光連盟、福光屋、北陸鉄道、ヤマト醤油味噌(五十音順)

後援:

北國新聞社、MRO北陸放送、テレビ金沢、石川テレビ放送、HAB北陸放送、エフエム石川