変容する家 | 東アジア文化都市2018金沢

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EVENTS

一桌多椅 more than one table

中国人アーティストグループ:シャオ・クゥ×ツゥハンが、金沢21世紀美術館の舞台に、様々な人々を招き入れるための長いテーブルをセットし、そのテーブルを中心にパフォーマンスを繰り広げます。中国のとある地方の伝統文化から着想を得たこの長いテーブルで、様々なバックグラウンドを持った参加者や、両国の文化を繋ぐ日本人と中国人のアーティストたちは「食」を共にしながら、コミュニケーションを繰り広げ、「家」を理解するための文化交流のプラットフォームを築きます。パフォーマンスはブランチからディナーまで続き、金沢市民や、金沢を訪れる観光客、アーティスト、様々な人々に開かれます。

※パフォーマンスは、日本語・英語・中国語で行われます。

アーティストコメント

このmore than one tableは単なるパフォーマンスにとどまらず、様々な異なる背景を持つものが、互いに深淵なコミュニケーションを図り、「家とは何か」「私から他人に共有できるものとはなにか」「どうしたら他人と関係性を持てるのか」といったトピックを考えるための、普遍的なプラットフォームになることを期待しています。

アーティストプロフィール

シャオ・クゥ Xiao Ke

6歳より中国伝統舞踊の訓練を受け、上海の復旦大学に入学後はモダン・ダンスを学ぶ。1998年、「XKダンス・スタジオ」を設立。2002年、現代美術家たちとのコラボレーションを開始する。2005年「ZuHe Niaoフィジカル・シアター・カンパニー」をZhang Xianやその他のアーティストと共に旗揚げ、2006年にチューリヒ・シアター・スペクタクルでZKB賞を受賞。2007年「アグリー・パフォーミングアート・スタジオ」を北京に設立。2011年、Zhou ZihanとZhang Yuanと共に、越境と多様性をテーマに社会に切り込んでいくことを目的とした「Cannot Help Art Collective」を設立。これまでに、上海、北京、香港、オランダ、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリア、ノルウェー、シンガポール、スイス、イギリス、アイルランドで公演を行なっている。近年では演劇というジャンルに留まらず、現代中国が抱える現実に訴えかけるような、ソーシャル・シアターの先駆者として多様な芸術活動を展開している。

ツゥ・ハン Zi Han

写真家としてキャリアをスタートし、独立系アート施設CANARTを上海に設立。2008年から2010年にかけて、数多くの現代アート展や演劇の上演を友人たちと主に行なう。2009年、劇作家・演出家のZhang Xian、オランダのアート・インスティトゥートBorneocoと共に「Shanghai Transboundary Art Festival」を立ち上げ、国内外の多くのダンサーや振付家たちと交流を深め、現代舞台芸術の世界へと足を踏み入れることになった。
2010年、上海のアーティスト集団Zu He Niaoに参加し『紅い部屋の夢』で映像担当およびパフォーマーとしてツアーに参加した。
引き続き、ビジュアル・アートやライブ音楽、演劇と多ジャンルにわたり、写真・ビデオ・現代美術・音楽作品を発表している。
これまでにクリエーションに関わった作品は、オランダのJULIDANSや、ドイツのTanzhaus Nrw, HELLERAU、フランスのRencontres Choregraphiques やイギリスのエジンバラ・フェスティバル・フリンジ等で上演されている。

参加するパフォーマー

かるべめぐみ megumi karube

画家・イラストレーター・舞台役者
1997年金沢美術工芸大学・油画科卒業。
以来、地道に制作活動を続ける。
www.megumikarube.com

武田 力

パフォーマンスアーティスト、民俗芸能アーカイバー。
糸電話、警察署員の説教、たこ焼きなどを素材に作品を展開。芸術と芸能とを行き来しながら、社会課題を観客と軽やかに思考する。
アーツコミッションヨコハマ2016, 17年度フェローアーティスト。
http://riki-takeda.com

西本浩明

1978年石川県野々市市生まれ。2000年より俳優活動を開始。古典芸能から伝わる確かな技術と現代的なエンターテイメント性を結び付け、「誰もが楽しく・納得できる作品」をモットーに活動を続けており、2016年、演芸列車「東西本線」を結成。演劇が持つ可能性を、舞台のみならず多方面に展開している。

宝栄 美希

ダンサー/振付家(コンテンポラリーダンス)
石川県出身。日本女子体育大学にて舞踊学を修了。ラバンセンター(英)に留学。ダンサーとして様々な振付家の作品に出演する傍ら振付家としての活動を行い国内外の振付コンペティションで受賞。また国内外の様々なフェスティバルに招聘される。2016年に東京から石川県に移し活動を展開。地元を拠点に全国・海外での活動を展開しながらダンスフェスティバルのディレクションも行う。

林 思妘(リン・スユン)

台湾生まれ、現在金沢美術工芸大学大学院にて陶磁とパブリックアートを専攻。趣味は物作りと台湾家庭料理、特技はタロット占い。大型作品をメインに取り組む一方、サイズを問わずに色々な物を制作している。
 

麻生祥子

1982年石川県生まれ、現在金沢市を拠点に、インスタレーションを中心に制作発表している。空(から)の物体感をテーマに‘あること’を試みる。2012年粟島アート・イン・レジデンス秋期を経て、2013年瀬戸内国際芸術祭・瀬戸内国際芸術祭2016で粟島にて発表。2016年、台北のバンブーカーテンスタジオにて「クリエイティブタレントプロブラム2016」アーティスト・イン・レジデンス参加。

 
 
開催日
2018.10.7(日)
時間

11:00 – 20:00

アーティスト

シャオ・クゥ × ツゥ・ハン

会場

金沢21世紀美術館プロジェクト工房(金沢市広坂1-2-1)

料金

無料

定員
先着順(ただし食事・トークの1セッションに、通しでご参加いただける方のみご着席いただけます。見学は自由です。)
お問い合わせ

金沢21世紀美術館学芸課(076-220-2801)/ 火 – 日 / 10:00 – 18:00