期間:
2010年8月31日(火)
<2回上映>※上映スケジュールは下記をご覧ください
2010年8月31日(火)
<2回上映>※上映スケジュールは下記をご覧ください
金沢21世紀美術館 シアター21
<全席自由>
各回 500円
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
「人間は死なない」と断言した男と、
「死なない家」に住んだ人々の生命の記録
この映画は、美術家荒川修作の建築作品「三鷹天命反転住宅」の居住者の記録を中心とするドキュメンタリー映画です。
この上映会は、今年5月に73歳で死去し、今まさにその活動の意義が見直されている荒川修作に焦点をあて、その活動コンセプトを伝える貴重な記録として、一般劇場公開に先駆けて美術館で上映するものです。また、《養老天命反転地》の学芸員を約10年間務めた経験をもつ当館の平林恵学芸員が、荒川芸術をひもとくプレトークを行ないます。
出演:荒川修作、佐治晴夫、天命反転住宅居住者ほか
監督:山岡信貴
音楽:渋谷慶一郎 ナレーション:浅野忠信
8月31日 (火)
1)開演14:00〜(プレトーク)/14:30〜(映画上映)
2)開演18:30〜(プレトーク)/19:00〜(映画上映)
※開場は開演の30分前。 上映時間は約80分。
1936年愛知県生まれ。1961年渡米、翌年よりパートナーである詩人マドリン・ギンズとともに、ニューヨークを拠点に活動を開始。以来既存の「死」の概念を覆す研究・実験・制作を続けてきた。1990年代以降は、「天命反転」をキーワードに建築を通した実験に着手し、94年「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」(岡山県奈義町現代美術館)、95年「養老天命反転地」(岐阜県養老町)、2005年「三鷹天命反転住宅~In Memory of Helen Keller~」(東京都三鷹市)、08年「バイオスクリーブ・ハウス」(ニューヨーク、イースト・ハンプトン)などを建設。近年は自らをコーデノロジスト(芸術・哲学・科学を統合し実践する者の意)と称し、建築や都市規模のプロジェクトなど通常の美術の範疇にとどまらない独創的な活動を展開していた。初期作品を集めた「死なないための葬送」展開催(大阪・国立国際美術館)のため、再評価が高まっている今年2010年5月、73歳で死去。近著に『建築する身体~人間を越えていくために~』(春秋社)、『死ぬのは法律違反です』(春秋社)など。
金沢21世紀美術館[(財)金沢芸術創造財団]
株式会社ABRF