「ソンエリュミエール、そして叡智」出品作品 ピピロッティ・リスト《Ever Is Over All》  先行上映決定!

展覧会「ソンエリュミエール、そして叡智」の開催に先立ち、ピピロッティ・リストの映像作品《Ever Is Over All》を長期インスタレーションルーム(交流ゾーン)にて9月8日より公開致します。
ぜひご覧ください。

上映作品:ピピロッティ・リスト《Ever Is Over All》
期間:2012年9月8日(土)〜2013年3月17日(日)
時間:10:00〜18:00(金土は20:00まで)
会場:金沢21世紀美術館 長期インスタレーションルーム
入場無料
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アーティスト/ピピロッティ・リスト





1962年ラインタール(スイス)生まれ、チューリッヒ(スイス)在住。
グラフィック・デザイン、写真、ヴィデオ、アニメーション等多岐にわたる分野の習得、さらにロックバンド活動等の経験がピピロッティ・リストの作品の独自性を際だたせる。体の部分を極端にクローズアップさせ、また故意に歪ませ不快感を煽るアングル、ラディカルでコミカルな人の行動の描写と、ミュージックヴィデオのようにポップで流動的な色彩に満たされた映像・音楽とが融合した表現が特徴的である。リストの作品には異質さとグロテスクさが混在しながらも人間という存在への優しい眼差しが窺える。《Ever Is Over All》は空間一体を覆う2画面の映像からなる作品。鮮やかに咲き誇る花々のクローズアップと、軽やかなハミングとともに闊歩する女性が次々と駐車中の車の窓ガラスを破壊する場面が併置される。
音楽と映像技術を巧みに用いながら、はかなくも力強く、過激ながらも親近感のある世界には、混沌の現代を軽やかに生き抜く人間の美しさが表現されている。