期間:
2016年5月21日(土) - 2016年8月28日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
2016年5月21日(土) - 2016年8月28日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
金沢21世紀美術館
長期インスタレーションルーム
月曜日(ただし7/18、8/15は開場)、7/19
入場無料
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800
紙、印刷物の彫刻作品に取り組んできた彫刻家 飯田竜太、グラフィックデザイナーとして平面/視覚情報と向き合ってきた田中義久、その二人の邂逅から生まれたアーティスト・デュオがNerholです。物質とイメージといった別の角度から、互いに「紙」という日々大量に消費される流通物と向き合ってきた二人の協業は、大量の像を刻んだ紙の彫刻作品を生み出し、独特の立体感を持つヴィヴィッドな姿とともに見るものに鮮烈な印象を与えてきました。
Nerholは本展覧会にて、街路樹を少しずつ輪切りにししながら撮影された一枚一枚の写真を、大きく引き伸ばして束にし、刻み込んで制作された新シリーズ「multiple – roadside tree」や鏡面紙を用いた新作を発表します。美術館全体を遊歩の場としてとらえ「プロムナード」と名付けられた本展では、見る角度や距離によって多様な表情を見せる新作を通して、回遊することから現れてくる作品との関係について問いかけていきます。
山峰潤也(金沢21世紀美術館 アシスタント・キュレーター)
日時:2016年5月21日(土) 16:00〜17:30
会場:金沢21世紀美術館レクチャーホール
料金:入場無料
星野 太(ほしの・ふとし)
1983年生まれ。美学/表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『奥村雄樹——ジュン・ヤン』(美学出版、2013年)、共著に『キュレーションの現在』(フィルムアート社、2015年)、『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス、2013年)、『近現代の芸術史 造形篇Ⅰ:欧米のモダニズムとその後の運動』(幻冬舎、2013年)、『人文学と制度』(未來社、2013年)など。
「アペルト」は、若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会のシリーズです。
金沢21世紀美術館は世界の「現在」とともに生きる美術館として、今まさに興りつつある新しい動向に目を向けています。作家とキュレーターが作品発表の機会を共に創出し、未来の創造への橋渡しをします。
国籍や表現方法を問わず、これまで美術館での個展や主要なグループ展への参加経験は少ないが、個展開催に十分な制作意欲を持ち、アペルト実施以後のさらなる飛躍が期待できる作家を紹介していくものです。
※「アペルト(aperto)」は、イタリア語で『開くこと』の意味。
彫刻家 飯田竜太(b.1981)とデザイナー 田中義久(b.1980)によるアーティスト・デュオ、2007年結成、東京在住。国内外の美術館やギャラリーの展覧会に参加し、現代の経済活動が生み出し続ける消費と生成、忘却という巨大なサイクルの急所を突くような作品を一貫して制作している。2014年には、Foam Talent Call 2014に選出。主な展覧会として、Foam Photography Museum(Amsterdam, 2015)での個展やYoungeun Museum of Contemporary Art(Korea, 2015)、L’Atelier Néerlandais(Paris)、Festival Images 2014(Switzerland)、など。
執筆:星野太、山峰潤也
サイズ:23×15cm
頁数:128頁
言語:和 / 英 並記
発行元:マイブックサービス / Yutaka Kikutake Gallery
価格:2500円(税別)※金沢21世紀美術館ミュージアムショップでは30%OFF
金沢21世紀美術館 ミュージアムショップ(TEL 076-236-6072)、全国書店にて販売中。
判型:A5版
頁数:6頁
言語:和 / 英 並記
価格:370円(税別)
金沢21世紀美術館 ミュージアムショップ(TEL 076-236-6072)にて販売中。
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
公益財団法人朝日新聞文化財団
キヤノンマーケティングジャパン株式会社、コニシ株式会社、トップアート鎌倉