期間:
2012年7月7日(土) - 2012年7月8日(日)
※トーク・上映スケジュールは下記をご覧ください。
2012年7月7日(土) - 2012年7月8日(日)
※トーク・上映スケジュールは下記をご覧ください。
金沢21世紀美術館 シアター21
<全席自由>
・トーク1回+1回鑑賞券=1,800円
・トーク1回+2回鑑賞券=2,500円
※両日のプログラムからお好きなトークと映画を鑑賞できます。
※半券をお持ちの方は追加500円で別プログラムのトーク券を購入できます。
※友の会会員の方は半券提示でトーク追加料金が無料となります。(会員証提示)
・金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
TEL 076-236-6072
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811
映画の極意vol.13 フローラン・ダバディの極意
フランスに最も愛された女優、イザベル・アジャーニ
She was once the most beloved actress in France Isabelle Adjani
フランスで大ヒットしたアジャーニの名作2本、日本初公開!
70年代に彗星のように現れ、トリュフォー、ゴダール、ポランスキーをはじめ多くの名監督を虜にした世界的にフランス映画を代表する女優イザベル・アジャーニ。彼女がなぜフランス人にそれほど愛されたのか。2つのトークテーマと日本初公開の名作2本を鑑賞しながら、フローラン・ダバディの「極意」に迫ります。今回は、本プログラムでの限定上映のためにダバディが翻訳にも挑戦しました。「現代型スーパースター」の前衛的存在でもあり、フランス女性のエッセンスを体現するアジャーニの魅力をご堪能ください。
「現代型スーパースター」の私のイメージは90年代のマドンナや2000年代のアンジェリーナ・ジョリー、最近のレディー・ガガ、自身の分野を超えて(アジャーニの場合は映画を超えて)社会現象になる人。発言力もあるし、時にはスキャンダルも起こす。あらゆるメディアに取り上げられ、最新メディアも使って、セルフプロモーションも上手い…そういった存在はアジャーニの前にフランスにいなかった気がします。(Dabadie)
Program A
フランス人が最も愛したスーパースター“イザベル・アジャーニ”
男女を問わず、階級を問わず、若者から大人まで、フランス人はなぜアジャーニをそこまで愛したのか?…アジャーニのすべてを語ります。(Dabadie)
日程 | ※開場時間は上映開始の15分前・入替制 | |
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7/7(土) | 13:30〜15:40〜17:10〜 | "Tout Feu, Tout Flamme"(炎のごとく)(103分)トークA(約60分)"La Gifle"(平手打ち)(100分) |
日程 | ※開場時間は上映開始の15分前・入替制 | |
---|---|---|
7/8(日) | 13:30〜15:40〜17:10〜 | "La Gifle"(平手打ち)(100分) トークB(約60分)"Tout Feu, Tout Flamme"(炎のごとく)(103分) |
1974年パリ生まれ。1998年映画雑誌『プレミア日本版』のアシスタントエディターとして来日。99年よりサッカー日本代表通訳として活躍。4年間、映画とサッカー、両分野で活動をする。現在はスポーツや文化番組に出演、番組の制作にもかかわる。
父、ジャン・ルー・ダバディはロミー・シュナイダー主演『すぎ去りし日の…』、イザベル・アジャーニ主演『La Gifle』、カトリーヌ・ドヌーヴ主演『うず潮』、ソフィー・マルソー主演『地獄に堕ちて』など、フランスを代表する4大女優が出演する映画をはじめ、数多くの脚本を書いている。
1974年公開 / 100分 / DVD / 配給 GAUMONT / 日本初公開
監督 / クロード・ピノトー
脚本 / ジャン・ルー・ダバディ
日本語字幕 / 堀内花子
監修 / フローラン・ダバディ
当時18才、イザベル・アジャーニ話題の出世作!
『La Gifle』当時18才のアジャーニは、とにかく情熱の塊だった。描かれている役は18才の若きフランス人女性の青春ですが、その強い自立心、自由へのこだわりは現代の日本の若者の心にも響くはずです。この映画でのアジャーニの父役は名優リノ・ヴァンチュラ。『現金に手を出すな』『シシリアン』『冒険者たち』でジャン・ギャバンやアラン・ドロンとの共演が日本でも有名ですが、とりわけこの映画での強烈な存在感が見物です。(Dabadie)
1982年公開 / 103分 / DVD / 配給 MK2 / 日本初公開
監督 / ジャン=ポール・ラプノー
脚本 / エリザベット&ジャン=ポール・ラプノー
日本語字幕 / 齋藤敦子
監修 / フローラン・ダバディ
イヴ・モンタンと夢の共演、大人のアジャーニの誕生!
『Tout Feu, Tout Flamme』がフランスで公開された当時イザベル・アジャーニは26才。81年にカンヌ国際映画祭の女優賞を獲得し、当時はフランス映画界で最も勢いのある女優でした。ストーリーでは、アジャーニはエコール・ポリテクニークというフランス最も名声のあるエリート学校を出た優秀な若い女性を演じます。家に帰れば、長女として父親不在の家庭を守り、仕事ではフランスの経済・財務大臣の力強い右腕を担います。しかし、父親とは深い溝が…。ユーモア、アクション、愛情に満ちたフランス映画で、珍しくファンと映画評論家双方に絶賛されました。(Dabadie)
「映画の極意」シリーズは、金沢21世紀美術館シアター21を会場に、政治、社会、哲学、生と死、消費文化、人間の不条理、遊び、時代と娯楽、映像美といったテーマごとにセレクトした作品の上映とゲストによるトークを合わせて行う企画です。
過去の「映画の極意」
vol.1「ジェームズ・コバーン / 男の極意」 2004/12/10〜12
vol.2「ニッポン映画 / 青春の極意」 2005/1/14〜16
vol.3「フレデリック・ワイズマン / 人間観察の極意」 2005/6/25, 26
vol.4「成瀬巳喜男 / 女性映画の極意」 2006/1/28, 29
vol.5「鈴木則文 / エンタテインメントの極意」 2006/7/15〜17
vol.6「スクリーンで観る傑作アートフィルム」 2007/3/17,18
vol.7「アイドル映画の極意〜少女がつくった時代〜」 2007/9/3〜13
vol.8「Talk & Cinema フランス映画の秘宝」 2009/7/18〜20
vol.9「ジャック・ロジエのヴァカンス」 2010/7/17〜19
vol.10「ポルトガル映画祭2010」 2010/11/5〜11/7
vol.11「ケベック映画祭2011〜親子で出かけよう! 」 2011/7/23〜7/31
vol.12「フレデリック・ワイズマン レトロスペクティヴ」 2011/11/5,6,19,20
金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
在日フランス大使館