EXHIBITION展覧会
主催展覧会2024
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すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー
2024年11月2日(土) - 2025年3月16日(日)
動物や植物、それに身近に転がる様々なモノたち。人間を取り巻く、あらゆる存在と共にダンスするように、この地球の抱える諸処の問題を乗り越えたい。金沢21世紀美術館は、開館20周年を迎える今年、「新しいエコロジー」という年間テーマに呼応して、本展を開催します。社会や精神までを含みうる、総合的なエコロジー理論の行く末を、アーティストの鋭敏な感性と観察を通じて作品として展示します。また本展では、同じヴィジョンを共有する科学者や哲学者などの研究者たちと協働し、専門的な内容を視覚化、可感化することで、感覚を通した学び(Sensory Learning)として見るものに伝えます。辺境を含めたアフリカ、南アメリカ、アジア、欧米の芸術家、クリエイターが集い、美術館空間の中でお互いにダンスを踊るように生命と共に生き延びるための知恵を分かち合います。鈴木大拙を生んだこの金沢の地ですべてのものを包摂するヴィジョンが共生のプラットフォームとなります。
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コレクション展
2: 2024年10月12日(土) -
2025年1月19日(日)開館20周年にあたり、一年を通して美術館の最も重要な役割であるコレクションについてご紹介する大規模なコレクション展を開催いたします。当館のコレクション活動は開館前の2000年から始まり、学芸員の調査研究に基づき毎年欠かさず新しい作品を収集してきました。開館時までに約200点あったコレクションは、現時点では約4,200点に達し、当館にとってコレクションは美術館の歴史であり、同時に美術館のアイデンティティを示すものです。金沢21世紀美術館の3つの収集方針「1. 1980年以降に制作された新しい価値観を提案する作品」「2. 1の価値観に大きな影響を与えた1900年以降の歴史的参照点となる作品」「3.金沢ゆかりの作家による新たな創造性に富む作品」に基づき収集されたコレクションは、移り変わる時代の鏡であると同時に、積み重ねられ編まれていく表現の歴史の貯蔵庫でもあります。コレクション展は、世界を見つめ、過去・現在・未来について、共に考え語る場でもあります。展示を通して、この20年を振り返るとともに、これから先の未来について語り合える機会を創出します。
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ラインズ—意識を流れに合わせる
2024年6月22日(土) - 2024年10月14日(月)
芸術家たちが作品制作の基本要素として線をどのように使っているか、線がどのように意味、動き、感情を伝えることができるかについて探究する展覧会です。芸術的実践と生態系システムの両方に内在する流動性や、言語、自然界における役割など、線のさまざまな側面を探求し、線が私たちの生活や人間関係をどのように形作っているか、作品を通じて考える場とします。芸術表現において、線は単なる静的なマークではなく、アーティストの動きや意図を捉える動的なジェスチャーであり、異なる空間や概念の間の境界線や交差点を画定するものです。線は内と外、過去と現在、自己と他者の境界を、時には厳格に、或いは曖昧にし、様々な現象の相互関連性と相互依存性にも関係します。線を「間にある」存在として考察することで、私たちの経験、つながり、世界に対する認識を形成する線の多面的で発展的な性質についての考察も可能です。また、世界と関わり、世界に参加する方法としてのアートに焦点を与え、生きるためにさまざまな亀裂を縫い続けていく現代という時代もその先に見えてくるのではないでしょうか。現在進行中の「なりゆき」のプロセスも含め、作品の中に様々な「線」を見出し、シンプルな線から複雑で複層的な線の絡み合いを見つけてみましょう。人間の創造的実践をより広範な文脈の中に統合すること、世界を個別の実体の集合体としてではなく、相互に結びついた生態系のプロセスの網の目として考える展覧会です。
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コレクション展
1: 2024年6月22日(土) -
9月29日(日)開館20周年にあたり、一年を通して美術館の最も重要な役割であるコレクションについてご紹介する大規模なコレクション展を開催いたします。当館のコレクション活動は開館前の2000年から始まり、学芸員の調査研究に基づき毎年欠かさず新しい作品を収集してきました。開館時までに約200点あったコレクションは、現時点では約4,200点に達し、当館にとってコレクションは美術館の歴史であり、同時に美術館のアイデンティティを示すものです。金沢21世紀美術館の3つの収集方針「1. 1980年以降に制作された新しい価値観を提案する作品」「2. 1の価値観に大きな影響を与えた1900年以降の歴史的参照点となる作品」「3.金沢ゆかりの作家による新たな創造性に富む作品」に基づき収集されたコレクションは、移り変わる時代の鏡であると同時に、積み重ねられ編まれていく表現の歴史の貯蔵庫でもあります。コレクション展は、世界を見つめ、過去・現在・未来について、共に考え語る場でもあります。展示を通して、この20年を振り返るとともに、これから先の未来について語り合える機会を創出します。
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- 終了
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DXP2(デジタル・ トランスフォーメーション・ プラネット2)
2024年3月2日(土) - 2024年3月24日(日)
2023年10月より開催していた「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ」は、2024年3月までの開催を予定していましたが、1月1日に発生した能登半島地震で一部の展示室で天井のガラス板が剥落する損傷があり、展示の中止を余儀なくされました。 この状況に対し、私たちはデジタルの強みを生かした「DXP2」を、交流ゾーンを中心に展開します。美術館におけるキュレーションのレジリアンス(この困難な状況を乗り越えること)の提案の一つとして発信します。 日々更新されるテクノロジーの発達と変化の中で、テクノロジーと私たちの身体や日常のライフ、そして生物すべてを含めた環境との関係も新たに生成されています。この世界ではデジタルはもはや外在的なツールではなく、私たちの隣人であり、パートナーであり、身体の一部です。DXPのメッセージは、アーティストのみならず、衣食住にわたり建築家、デザイナー、科学者、プログラマーなどの多様な視点から発信されています。何名かの作家は、DXP2に対し、新たなバージョンの作品を展示します。 本展の関連書籍、『デジタル・バイツ アート&テクノロジーの摂り方』(株式会社ビー・エヌ・エヌ、2024)とあわせ、来館者の皆様がデジタルを美味しく摂取して新たな発想や活動を生み出す糧となればと私たちは願っています。
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