主催展覧会
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ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと
2022年5月3日(火・祝) 〜2022年9月4日(日)
韓国を代表するアーティストデュオ ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホは、ユニットを結成した当初の2009年より「現代世界における芸術の社会的機能と役割は何か」と問い直すプロジェクト「News from Nowhere」(ウィリアム・モリスの小説からインスピレーションを得て名付けられた)を展開し、さらに様々な領域の専門家との対話と意見交換を介した協同のための実践的なプラットフォームを提唱してきました。こうした考え方をもとに、彼女たちは現代社会における諸課題を抽出し、作品を介してそこに生きる我々へとメッセージを投げかけます。 疫病や戦争といった古来より人類を苦しめてきた災いが、今なお、強大な脅威として存在しつづけていることを認識せざるを得ない現在。この不穏な時代に彼女たちが、こうした脅威、歪みや矛盾、そして抑圧を孕む世界を、今を生きるアーティストとしてどのようにとらえ、いかなる変革をめざしているのか、作品を通して感じ取っていただけることでしょう。当館の建築空間を活かして展示されるそれぞれの作品は、独立したものでありながら何処かで連環しており、会場全体が彼女たちの多層的な作品世界になっています。彼女たちの日本国内では初となる大規模な個展をぜひお楽しみください。
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甲冑の解剖術―意匠とエンジニアリングの美学
2022年5月3日(火・祝) -
2022年7月10日(日)戦国時代から江戸時代にかけて、戦いの場で、武士の誇りと力の象徴として独自の展開を遂げた甲冑。蒔絵や金工、組ひもなど工芸的な技と斬新な意匠を駆使した美学と、防具としての機能性やエンジニアリングの発達。これらの魅力を現代アーティストによる空間デザインで展示します。細部や構造をデジタル解析したライゾマティクスによる映像や、甲冑を現代人の身体のリアリティにしなやかにつなげるナイル・ケティングの空間デザインを通して、甲冑は現在の私たちに語り始めます。
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コレクション展1 うつわ
2022年5月21日(土) - 2022年10月16日(日)
本展は、2021年度収蔵作品を含む当館コレクション作品を中心に、現代美術における「うつわ」を様々な視点からご紹介する展覧会です。 「うつわ」という言葉は、特定の働きをする入れ物から道具、人の度量の大きさまで、幅広い意味に用いられるように、容器としての機能を持つものはもちろん、そうした実用性からは抜け出た概念を持つものがあります。 「うつわ」の歴史をひも解いてみると、日本の縄文土器は、集落を中心とした集団生活において、採集した木の実や動植物を保存したり、食物を煮炊きしたりするための器具として重宝されました。その一方で、まるで太古の生命リズムをかたどったような躍動感あふれる装飾や文様を施したものが多く遺されており、実用性ばかりでなく、高い装飾性も評価されています。日々の生活を営むための道具として、また祭しや儀礼に欠かせない祭式具として、古来より人々の生活や信仰を助けた「うつわ」には、人間界と自然界とをつなぐ重要な役割があったことが想像できます。 また、肉体のことを、魂が宿る「うつわ」と言うことがあります。生死のサイクルにおいて魂は永続的であり、容器としての身体にその都度転入を繰り返す、という考え方です。身体を「うつわ」として考えてみると、その容器に宿った魂が、五感を可能にする身体を通じて自然界や聖なるものと結びつき、古い記憶を呼び覚ますような感覚をもたらすこともあるかもしれません。 このように「うつわ」という言葉に様々な意味が宿っていることを心に浮かべながら、生活に最も身近なものである「うつわ」を多様な角度から見つめることで、「うつわ」に込められた意味や価値について考えるきっかけとなることを目指しています。
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金沢21世紀美術館と国立工芸館の所蔵作品によるコラボレーション展
「ひとがた」をめぐる造形
2022年7月23日(土) - 2022年9月11日(日)
いにしえより長きにわたりつくられてきた造形に「ひとがた」があります。つくり手の想いが豊かに映し出されているそれは、工芸の分野では「人形」として、美術の分野では「彫刻」として捉えられてきました。しかし現在では、分野の枠にとらわれない人体表現が多彩に展開されて新たな世界をつくりつつあります。本展では、金沢21世紀美術館と国立工芸館の所蔵作品から、現代の作家による「ひとがた」の造形をご紹介し、その新しさを探ります。
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特別展示:オラファー・エリアソン
2022年7月23日(土) - 2022年9月11日(日)
《太陽の中心への探査》は、エコロジーと再生可能エネルギーに対するオラファー・エリアソンの関心から生まれたものです。この作品はガラスで覆われた多面体と太陽光発電ユニット(ソーラーパネル及び蓄電池等電源供給システム)により構成されており、きらめく偏光フィルターの輝きが鑑賞者を作品世界へと没入させます。太陽と惑星との関係をトレースするような光の動きは、アートを通して安定した持続可能な世界の実現を提示する、エリアソンの魅惑的なインスタレーションです。
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特別展示:マシュー・バーニー
2022年5月21日(土) - 2022年9月11日(日)
マシュー・バーニーは、彫刻と映像の密接な関係を通して、身体感覚とバーチャルな情報感覚の融合を試みる、21世紀を代表する世界的なアーティストの一人です。1980年代より彫刻、映像、パフォーマンス、またそれらを融合させた作品を多く手がけ、現代美術の分野において注目を集めてきました。 本展は、バーニーが1980年代後半より制作を始めた、主にドローイング、映像、彫刻から構成される『拘束のドローイング』シリーズの9番目の作品《拘束のドローイング9》を中心に、同作品映像やモチーフ、登場人物などを紹介する関連作品を展示します。 《拘束のドローイング9》は、2005年に金沢21世紀美術館で開催されたバーニーの国内初の大規模個展において、シリーズ新制作として世界初公開されました。捕鯨や茶道といった日本文化をテーマに、映画、彫刻インスタレーション、写真など多彩なメディアで展開される本作品は、日本を中心に撮影され、日本文化に対する新鮮なヴィジュアルの解釈がなされています。アイスランド出身の音楽家ビョークが映画音楽と展示インスタレーションの音楽を担当し、映画においても共演するなど、話題を呼びました。 そのタイトルから連想されるように、『拘束のドローイング』には、ドローイングを行う際に身体に拘束、制限を与え、そこから生まれる未知の形に挑戦するという意味があります。公開から17年を経た現在においても、人間の身体とそれを取り巻く世界、あるいは身体内での活動、エネルギーの問題を主題とする作品に込められたメッセージは私たちの心に強く響きます。本展を通じ、普遍的なテーマである人間の身体と環境、その関係性における作家独自の視点とその作品世界をお楽しみください。
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アペルト16 AKI INOMATA Acting Shells
2022年4月9日(土) - 2022年9月11日(日)
AKI INOMATA(1983-)は、人間と生き物との関係に着目し、動物と共に制作した作品を多く発表しています。本展「Acting Shells」は、INOMATAによる進行中のプロジェクト「貨幣の記憶」を中心に構成されています。2015年より開始されたこのプロジェクトは、真珠貝の中に現代世界の各国の通貨のシンボルとなる肖像を融合させることで、「貨幣の化石」を作り出す試みです。人類は、古代から貝殻を重要な貨幣の一つとして用いてきました。仮想通貨や電子マネーが席けんし、物理的な貨幣と置き換わろうとしている今日、本プロジェクトは、あえて貨幣の歴史を遡ることで、過去と現在を横断し、私たちを取りまく経済・社会システムを新たに見つめ直す機会を鑑賞者に与えます。 一方、貝殻(shell)は本来、貝の身を守るシェルターや「やど」の役割を果たしています。本展は、ヤドカリやアサリなど、私たちと異なる生物種にとっての「シェル」の意義を多角的に捉え、人間社会や生命の進化史と、彼らの能動的な振る舞い(act)との結びつきを考えます。INOMATAの作品は、他の生物種や私たちにとっての多様な「シェル」の意味合いを提示し、様々な時空間への想像力に働きかけるでしょう。
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ジェフ・クーンズ × ベルナルド
2022年4月9日(土) - 2022年9月11日(日)
ジェフ・クーンズ(1955年、ペンシルバニア州ヨーク生まれ、ニューヨーク在住)は、ポップカルチャーのアイコンをはじめ、人々の目を引き付ける日常的な表象を用いた作品により世界のアートシーンをリードしてきました。本展では、フランスのリモージュを代表する磁器ブランドのベルナルドとの協働によって精巧に作られたクーンズの代表作「セレブレーション」シリーズをご紹介します。 オリジナルの「セレブレーション」シリーズは、1990年代半ばに制作されたクーンズにとって重要な作品です。パーティを彩る動物型のバルーンという安価で軽やかなモチーフが、鏡面仕上げのステンレススチールによる巨大な彫刻となって現れるとき、低俗さと高級さ、純粋さと魅惑、はかなさと永遠という対極的なコンセプトが作品の中で重なり合います。それは、1年の中の特別な1日を祝うだけでなく、生のサイクルを祝う作品でもあります。 80年代より陶器を素材とした作品を手がけてきたクーンズは、今から10年前、「セレブレーション」シリーズを磁器によって再現するというプロジェクトをベルナルドに依頼しました。磁器の街として名高いフランスのリモージュで1863年に創業されたベルナルドは、精巧な職人技による卓越した品質を守り続ける家族経営のブランドです。しかし同時に、創造性と技術革新の最先端をゆく姿勢により、これまで国際的に著名な現代アーティストたちとのコラボレーションも行ってきました。透明感のあるカラフルな色、全体の微妙なバランス、そしてとりわけ作家が強く求めた、光を反射する滑らかな表面……複雑かつ入念にデザインされたクーンズの作品を忠実に再現するにあたり、ベルナルドのモデラー、装飾家、釉薬職人たちは、新たな専門技術の開発に取り組みました。 クーンズとベルナルド、新たなことに挑戦し、完璧を追求し続ける両者の姿勢と、職人たちの技術が結実した作品を、ぜひご高覧ください。
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一般主催展覧会
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- 無料
一般主催展覧会
第49回金沢ペーパーショウ
2022年7月1日(金) - 2022年7月3日(日)
第49回を迎える「金沢ペーパーショウ」。今回は「紙のもつチカラ」をテーマに、持続可能な社会に向けたSDGsと紙の関わり、紙の可能性について考えていきます。
ギャラリーAでは、竹尾のファインペーパー「マーメイド」「気包紙」を用いた企画展、関西のパッケージデザイナー集団「pakection!」による「ファインフルート」を用いた企画展、福井県和紙の創作展をご覧いただきます。
ギャラリーBは、JAGDA石川、石川県紙器工業組合、石川県書道教育研究会、ユポ・コーポレーション、中越パルプ工業による展示、二俣和紙、和傘、折り紙などの工芸品やワークショップをお楽しみください。- 期間
- 2022年7月1日(金) - 2022年7月3日(日)10:00〜18:00(最終日16:00まで)
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA(1階)
市民ギャラリーB同時開催
- 料金
- 無料
- 主催:
- 石川県デザイン協議会、石川県ビジュアルデザイン協会、石川県書道教育研究会、(株)北國新聞社、(株)中島商店、北陸放送(株)
- 後援等:
- 金沢商工会議所、石川県印刷工業組合、石川県紙器工業組合
- お問い合わせ
- 株式会社中島商店
ペーパーショウ実行委員会 松田 修
TEL:076-261-8281
FAX:076-221-9225
Mail:matsuda@nakasima.co.jp
URL:http://www.nakasima.co.jp
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市民ギャラリー
- 開催中
- 無料
一般主催展覧会
第32回石川県水墨画協会公募展
2022年6月22日(水) - 2022年6月26日(日)
年1回の公募展を開催することで、県内の水墨画諸会派や無所属個人が水墨画制作をするうえで、技術の向上、感性の向上を図ることを目的として開催。
また、会員間の交流や県内諸会派及び無所属を統合することを目的としている。- 期間
- 2022年6月22日(水) - 2022年6月26日(日)10:00〜17:00
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA(1階)
- 料金
- 無料
- 主催:
- 石川県水墨画協会
- 後援:
- 石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、北國新聞社、テレビ金沢
- お問い合わせ
- 石川県水墨画協会
事務局 村田栄子
TEL/FAX 076-291-4688
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市民ギャラリー
- 開催中
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一般主催展覧会
第63回北陸二科展
2022年6月21日(火) - 2022年6月26日(日)
石川・富山・福井県の二科展出品者<部門:絵画(37名)・彫刻(1名)・デザイン(1名)内、公益社団法人二科会の評議員3名、会員9名、会友4名、一般23名 計39名>で構成される二科北陸支部の支部員による作品展示。
秋(本年は9月7日~9月19日 於 東京 国立新美術館)の二科展に向けた新作を中心に意欲的な作品を展示する。絵画では80~300号、彫刻では実験的な小~中品を展示する。- 期間
- 2022年6月21日(火) - 2022年6月26日(日)10:00〜18:00(最終日17:00まで)
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(地下1階)
- 料金
- 無料
- 主催:
- 二科北陸支部
- 後援等:
- 北國新聞社、北陸放送、テレビ金沢、NHK金沢放送局
- お問い合わせ
- 二科北陸支部
TEL 076-229-2939(粕谷)