本展は、2004年の開館以来、金沢21世紀美術館デザインギャラリーにおける初めてのファッション展となります。ピノッキオのイメージからデザインされた12着の服は、見ているだけで楽しさが伝わってきます。
そして、このコレクションの特長は、12着それぞれの服に個性的な椅子が添えられていることです。日本で建築を学んだのち、ベルギー、アントワープでファッションを学んだ新居さんは、洋服と建築は延長線上にあり、両者をつなぐものが椅子であると考えます。
『最後の晩餐』の食卓の風景をイメージしながら配置される12着の服によって、住むこと、着ること、食べること、つまり衣食住をテーマにしています。新進気鋭のデザイナーとして注目される新居さんのコレクションを日本で初めて公開します。 |