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開館

EXHIBITION展覧会

lab.4 Space Syntax

2019年10月12日(土) -
2020年3月22日(日)

インフォメーション

期間:
2019年10月12日(土) 〜2020年3月22日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
休場日:
月曜日(ただし10月14日、10月28日、11月4日、2月24日は開場)、10月15日(火)、11月5日(火)、12月20日(金)〜2月3日(月)、2月25日(火)
料金:
無料
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800

概要

私たちは「空間」の中に生きています。さまざまな方法で私たちは空間を認知し、一方で空間が変われば私たちの行動も変わります。つまり空間のレイアウトと人間の行動とは深く関係していると言えます。その関係を解き明かす鍵は一体どこにあるのでしょうか。lab.シリーズの第4回となる本展では、「つながり」や「関係性」という視点から分析や調査を進め、この鍵の在りかを探ります。

そのキーワードとなるのが〈Space Syntax〉です。Space(空間)と、Syntax(言語学における統語論=語と語の関係をもとに意味を導く仕組み)を組み合わせたこの言葉は、1970年代にロンドン大学バートレット校(建築学・都市計画学)のビル・ヒリアー教授が提唱した理論名であり、またその実践に取り組む法人の商標でもあります。空間レイアウトの分析に科学的なアプローチを採り入れ、人間の認知や行動との関係を考察する〈Space Syntax〉の理論と実践は、近年、都市・建築空間デザインの新たな手法として注目されています。

本展は、こうした〈Space Syntax〉の理論と実践を紹介しつつ、会期中を通して金沢21世紀美術館の館内で二つの調査・分析を展開していきます。一つ目は室内行動調査です。機械学習など新しいテクノロジーを用いた映像解析手法を導入し、館内の通路を行き交う人がどのような動線をたどるのか、いつどこで立ち止まり座るのかを観察し、空間レイアウトと人間の認知・行動との関係を分析します。二つ目は当館の展覧会ゾーンを調査の対象とし、来場者の動線調査を行います。この美術館が持つ空間レイアウトの特性を分析し、そのポテンシャルを掘り起こすことで、金沢21世紀美術館の新しい可能性を探ります。

こうした調査活動は、lab.1 OTON GLASSやlab.2 Sightでも活躍したリサーチサポーターの協力を得て進められ、本展の会場となるデザインギャラリーに集積・更新されていきます。ガラスで覆われた透明のlab.に、空間レイアウトと人間行動との関係を解き明かす鍵が見つかるかもしれません。

関連プログラム

リサーチサポーター キックオフミーティング
日時:2019年10月10日(木) 19:00〜21:00
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金:無料 ※事前予約不要

スペースシンタックス・ジャパンについて

1970年代にロンドン大学バートレット校(建築学・都市計画学)のビル・ヒリアー(Bill Hillier)教授が提唱した理論をもとに、1989年にロンドンにてSpace Syntax Limitedが設立される。
代表の高松誠治は、2001年にロンドン大学スペースシンタックス研究室において修士号を取得し、2002年から2006年まで、Space Syntax Limitedのプロジェクト・コンサルタント(後に、アソシエイト)として勤務。2004年に受託した日本国内での大規模商業施設再生のプロジェクトを端緒に、2006年、景観、交通工学、建築の専門家らの協力のもとで、アジア初のSpace Syntax Limitedのアフィリエイト・オフィスとしてスペースシンタックス・ジャパンを設立。以来、大規模商業施設のレイアウトデザインのほか、中心市街地や駅前広場空間の再生・整備事業の調査・分析や評価・コンサルティングを行っている。
スペースシンタックス・ジャパンウェブサイト

高松誠治 TAKAMATSU Seiji

スペースシンタックス・ジャパン代表取締役
徳島県生まれ。徳島大学工学部卒業、東京大学大学院社会基盤工学専攻修士課程を修了した後、ロンドン大学大学院(The Bartlett, UCL)において先進建築学(スペースシンタックス研究室)修士課程を修了。2002年から06年までSpace Syntax Limited (ロンドン)に勤務し、2006年、スペースシンタックス・ジャパンを設立。首都大学東京や東京大学大学院で非常勤講師を務める。

Images

    Space Syntaxの空間指標による、金沢21世紀美術館のレイアウト分析図

    金沢21世紀美術館のレイアウト分析/動線調査イメージ

    Space Syntax指標による都市構造分析

    駅前広場における歩行者の軌跡調査イメージ

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]