『金沢21世紀美術館友の会ロゴマーク デザインコンペティション』最優秀作品決定!

開館5周年記念事業「金沢21世紀美術館友の会ロゴマークデザインコンペティション」の最優秀賞に輝いたのは25歳で東京都在住、岩松亮太さんの作品です。審査委員の全員一致で選出されました。吹き出しの中に『声』を感じられるというユニークさ。愛嬌のある呼びかけが受け手に伝わる親しみやすさ。フレキシブルで自由な遊び心。このような点が「金沢21世紀美術館友の会」のイメージを象徴するのにふさわしいと高く評価されました。
新年度より会員証、ニュースレター、ちらし、ステーショナリー、ウェブなど様々な場面で友の会の象徴として使用されます。今後、友の会とともに成長し、このロゴマークを眼にした人が友の会のイメージを描けるように、そして永く親しまれる存在となっていくことをスタッフ一同願っています。






開館5周年記念事業「金沢21世紀美術館友の会ロゴマークデザインコンペティション」の最優秀賞に輝いたのは25歳で東京都在住、岩松亮太さんの作品です。審査委員の全員一致で選出されました。吹き出しの中に『声』を感じられるというユニークさ。愛嬌のある呼びかけが受け手に伝わる親しみやすさ。フレキシブルで自由な遊び心。このような点が「金沢21世紀美術館友の会」のイメージを象徴するのにふさわしいと高く評価されました。
新年度より会員証、ニュースレター、ちらし、ステーショナリー、ウェブなど様々な場面で友の会の象徴として使用されます。今後、友の会とともに成長し、このロゴマークを眼にした人が友の会のイメージを描けるように、そして永く親しまれる存在となっていくことをスタッフ一同願っています。



最優秀賞受賞者 岩松亮太さん





岩松亮太 (25歳・東京都在住)
職業:デザイナー(多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業)
ホームページ:http://common.qee.jp/index.html



受賞のコメント

受賞のご連絡をいただいた時、震えていました。とても嬉しいです。それから授賞式のことなどを考えてしまい、まっかっかになっている次第でございます。私が、美大に行ったことや、デザインの仕事をしているのは「誰かに誉めてほしい」という甘えた気持ちのせいでもあります。今回、幸運なことにこのような賞を頂けましたので、何人かの方に誉めて頂けました。おかげさまでこれからも頑張れます。今後、このロゴマークが活躍いたしまして、友の会の会員数がぐんと増えてくれればいいなと心から思っております。ありがとうございました。

作品について
友達のグループやクラスでも、なぜかやたらに話しかけられるような、そうして皆に好かれているような、そんなイメージを表現できないかという思いから、「呼ばれるロゴ」「声に出すロゴ」ということを考えました。その表現のための1つが"吹き出し”というアイデアです。「声に出す」を視覚的に表現するのに一番伝わりやすいですし、また形のポップさも親しみやすさを増幅して良いなと思いました。 美術館のシンボルマークと友の会のロゴマークの位置関係は一定ではありません。それは、汎用性の面での利点もあるのですが、展覧会によって毎回表情を変える美術館のように、様々なキャラクターが生まれる可能性を残したロゴになればといった思いもあります。



審査委員からのコメント

佐藤卓 (グラフィックデザイナー)
声のロゴマーク
「金沢21世紀美術館友の会」のロゴマークデザインの応募に対して、私が当初予想していた以上に、大変ユニークなアイデアがいくつも集まった。第1次選考で選ばれたものは6つ。その中で最終的に選ばれたデザインは、「member」を吹き出しの中に入れるというもの。これは実に金沢21世紀美術館らしいロゴマークで、既成の概念に収まらない自由な発想である。つまり、吹き出しの中は「音」なので、これは「呼びかけ」であり、また、吹き出しなのでいろいろなところに動かすこともできる。子供から大人まで、様々な声が聞こえてきそうでとても楽しい。日本中、民主主義をはき違えた公共事業や公共施設のマークの公募が大流行りで、それにより稚拙なロゴやキャラクターが無数に生まれている中、今回のロゴマークはとても質が高いものに決定されたと思う。いいロゴマークなので、今後永い間使用され続けていってほしい。

妹島和世+西沢立衛/SANAA (建築家)
楽しく、貴重な体験をさせて頂きました。ひとつだけに絞っていく審査はたいへん難しかったですが、最終的には素晴らしい案が選ばれて、本当によかったと思います。一等に選ばれた案は状況に応じて形を変えていけるというアイデアで、ロゴとして非常にユニークと思いました。おめでとうございます。

秋元雄史(金沢21世紀美術館館長)
友の会ロゴマーク決定!
うれしいことにとても多くの応募をいただきました。皆様に心よりお礼を申し上げます。審査委員の皆さんも思わず唸るほどの作品が多くあり、とてもエキサイティングな審査でした。友の会メンバーによる人気投票後、最終審査では25歳のグラフィックデザイナー岩松亮太さんが受賞。審査委員一同が気に入ったロゴマークでした。「メンバー!」と声が聞こえてきそうで音が表現されているよう、また自由に吹き出しの位置や形が変化するので動きやリズムを感じるといったところが人気でした。友の会がますます楽しいところになりそうと予感させる明るく若々しいデザインです。他にも最終審査に残った作品はどれも優れたデザインでした。本当に皆さんご応募ありがとうございました。





最優秀賞授賞式

受賞者の岩松亮太さんを当美術館にお迎えして、授賞式を行います。
授賞式は本多通り口(東口)エントランスで行いますのでどなたでもご覧いただけます。
友の会会員の皆さんをはじめ、来館者、美術館スタッフ、秋元雄史館長などと共に新しいロゴマークの誕生を祝福します。
審査委員の佐藤卓氏、妹島和世+西沢立衛/SANAAからのメッセージも披露します。

日時:2010年3月20日(土)11:30〜11:45
場所:金沢21世紀美術館 本多通り口(東口)エントランス

ゲスト:岩松亮太氏(最優秀賞受賞者・東京在住)、西沢立衛氏(建築家・金沢21世紀美術館設計)
出 席:秋元雄史(金沢21世紀美術館館長)
賞:5万円+副賞





『友の会ロゴマークデザインコンペティション』とは

「金沢21世紀美術館と共にある友の会」をテーマに友の会ロゴマークを公募するプロジェクト。開館5周年を節目とし、更なる美術館の発展とより皆様に愛される会となることを目指し、「金沢21世紀美術館友の会」を象徴する新しいロゴマークを全国から募集しました。審査委員による審査や友の会会員による人気投票を経て最優秀賞に選ばれた作品を『友の会ロゴマーク』として策定。こうして新たに誕生した『友の会ロゴマーク』は、友の会の会員証、ニュースレター、チラシなど様々な場面で使用され“友の会=美術館ファンクラブ”の象徴として親しまれる存在となります。

募集概要
一次審査通過作品