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金沢21世紀美術館

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EVENTイベント

Noism1 見世物小屋シリーズ第3弾

Nameless Voice〜水の庭、砂の家

2012年10月20日(土) -
2012年10月21日(日)

インフォメーション

期間:
2012年10月20日(土)〜2012年10月21日(日)
公演スケジュールは下記をご覧下さい。
会場:
金沢21世紀美術館 シアター21
料金:
<全席自由>
一般    前売 3,500円/当日 4,000円
学生    前売・当日 2,500円
中学生以下 前売・当日 1,500円
【友の会会員特典】
美術館での購入に限り1割引(会員証提示)/
優先入場あり/開場10分前集合/入場時会員証提示
チケット取扱:
・金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
 TEL 076-236-6072
・ローソンチケット Lコード:53445
 TEL 0570-000-777
託児サービス:
※3歳児以下の入場はご遠慮願います。
託児サービスをご利用下さい。
有料・要申込(お問合せ TEL 076-220-2815)
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 交流課
TEL 076-220-2811

概要

Noismの新境地を切り拓いた人気シリーズ
『見世物小屋シリーズ』3部作完結編

“名も無き声”
“見えない声”
“聞こえなくなり始めている声”

現代社会を生きる我々が直面している出来事を切り取り、見世物的に表現するシリーズ。第1弾『Nameless Hands〜人形の家』(2008年・第8回朝日舞台芸術賞舞踊賞受賞)、第2弾『Nameless Poison〜黒衣の僧』(2009年・チェーホフ国際演劇祭共同制作)につづき、第3弾『Nameless Voice〜水の庭、砂の家』(2012年6月初演)でシリーズが完結を迎えます。本作では身体表現における言語表現とは何なのかを問い、演劇と舞踊の間に横たわる境界線を、そして現代社会が直面する環境問題を、「水」という切り口で表現。“人間社会の不条理劇”(金森穣)がとめどなく観客の眼前に溢出する。

「Noism レパートリーワークショップとフォローアップ座談会」参加者受付開始しました。
↓↓詳細はページ下部をご覧下さい。

公演スケジュール

10月20日(土) 開演18:00 開場17:45
10月21日(日) 開演16:00 開場15:45
※両日とも終演後アフタートークあり
※開演時間を過ぎますと、演出上の都合によりご入場を制限させていただきます

作品について

演出振付:金森穣
衣裳:堂本教子
映像:遠藤龍
出演:Noism1
   井関佐和子(副芸術監督)、宮河愛一郎(バレエマスター)、藤井泉、
   中川賢、真下恵、青木枝美、藤澤拓也、宮原由紀夫、
   亀井彩加、角田レオナルド仁、小㞍健太(ゲストメンバー)

相対する事象の間に立つ人類。
あるいは人類によって分け隔てられた事象の溝。
その溝に流れる水の音に耳を澄ます事。
それはこの水の庭に響く“名も無き声”に耳を澄ます事である。

20 世紀後半、演劇と舞踊の境界線は崩れ、舞踊芸術は言葉を手に入れました。しかしそもそも非言語表現である舞踊芸術が、言語表現を用いるとは何を意味するのでしょうか。それは現代社会に於いて舞踊芸術家が表現しようとしている事が、言葉を用いなければ表現出来なくなったという事でしょうか。あるいは舞踊芸術に於ける身体性が日常レベルにまで引き下げられた事により、日常的に使用される言語を用いる事に抵抗がなくなっただけなのでしょうか。事実20 世紀後半、新たな表現を模索する過程で、既存の表現の解体、訓練の無価値化を行った舞踊芸術は、専門性をも解体、無価値なものとしてしまっ
たように思われます。それは現代社会に於いても様々な分野で問題視されている、専門家の不在に繋がってゆきます。しかし我々はこの21 世紀に於いて、身体表現、舞踊芸術の専門性を改めて唱え、演劇と舞踊の溝に流れる水に耳を澄まそうと思います。そしてその過程で創造される今回の作品に於いて、専門的身体による非言語表現と、機械により発せられる情報としての言語表現の関係を、循環する水の星に生まれながら、電力社会を築き上げ、人口増加、環境破壊の果てに水ストレスに晒されるであろう、人間社会の不条理劇として模索しようと思います。

−金森穣/Noism 芸術監督

プロフィール

Photo: Kishin Shinoyama

金森穣 Jo KANAMORI

演出振付家、舞踊家。りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館舞踊部門芸術監督、
Noism芸術監督。ルードラ・ベジャール・ローザンヌにて、モーリス・ベジャ
ールらに師事。ネザーランド・ダンス・シアターⅡ、リヨン・オペラ座バレエ、
ヨーテボリ・バレエを経て2002年帰国。03年、初のセルフ・プロデュース公演
『no・mad・ic project ~ 7 fragments in memory』で朝日舞台芸術賞を受賞し、一躍注目を集める。04年4月、りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督に就任し、劇場専属舞踊団Noismを立ち上げる。海外での豊富な経験を活かし次々に打ち出す作品と革新的な創造性に満ちたカンパニー活動は高い評価を得ており、近年ではサイトウ・キネン・フェスティバル松本での小澤征爾指揮によるオペラの演出振付を行う等、幅広く活動している。平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞、平成20年度新潟日報文化賞ほか受賞歴多数。
www.jokanamori.com

Photo: Kishin Shinoyama

Noism1 ノイズムワン

Noismのメインカンパニー。りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館が、舞踊部門芸術監督に金森穣を迎えたことにより、劇場専属のダンスカンパニーとして2004年4月設立。日本初、ヨーロッパスタイルのプロフェッショナル・ダンス・カンパニーとして、次々に発表する独創的な企画、作品は、日本のコンテンポラリー・ダンス界を牽引している。07年以降、海外7か国10都市でも公演。設立後3度の更新を経て、16年8月までの活動延長が決まっている。新潟から日本の劇場文化発信の一翼を担う存在として、益々大きな期待と注目を集めている。第8回朝日舞台芸術賞舞踊賞受賞。
www.noism.jp

レパートリーワークショップとフォローアップ座談会

Noism1 メンバーによるレパートリーワークショップを開催します。「NHK バレエの響宴2012」にて発表した『solo for 2 』と『Nameless Voice ~水の庭、砂の家』のワンシーンを振り写します。終了後、Noism 芸術監督金森穣も加わり参加者とのフォローアップ座談会を実施、ワークショップ体験を深める機会とします。

日時:10月18日(木)
   18:30     受付開始
   19:00〜20:30 レパートリーワークショップ
   20:30〜21:00 フォローアップ座談会
対象:中学生以上どなたでも。バレエ経験5年以上。
定員:30 名(先着順)
講師:真下恵 (Noism1)
アシスタント:青木枝美 (Noism1)
座談会参加:金森穣、真下恵、青木枝美
参加費:1,000 円
会場:金沢歌劇座 大練習室(3F) www.kagekiza.gr.jp

◎お申込み方法
FAXにてお申込み下さい。
①氏名、②年齢、③電話番号、④FAX番号、⑤メールアドレス、⑥バレエ経験年数、⑦参加理由をご記入の上、FAX(076-220-2806)までお送りください。

お問合せ(交流課):TEL 076-220-2811(平日火〜金10:00~18:00)

講師/ 真下 恵 Megumi MASHIMO

1983 年群馬県生まれ。7 歳からクラシックバレエを瀬山紀子に師事。高校卒業後、オランダ国立バレエ学校に留学。コンテンポラリーダンスを学ぶためSalzburg Experimental Academy of Dance に移り、多ジャンルの作品に出演。’07 年8 月より準メンバーとしてNoism に参加し、’08 年9 月より正式メンバーとしてNoism1 所属。

アシスタント/ 青木 枝美 Emi AOKI

1984 年埼玉県生まれ。5 歳からクラシックバレエを藤原史代、康子に師事。96 年~ 99 年AM ステューデンツに所属。15 歳でロシア国立ボリショイ・バレエ学校に留学。’02 年卒業後はロシア・ナショナル・バレエ団、モスクワ・バレエ団に所属し、その後イタリア、フランス、ドイツで踊る。北九州アジア全国洋舞コンクール審査員特別賞受賞。’07 年4 月よりNoism1 所属。

2012年ツアー情報

新潟公演
日時:6月29日(金)、30日(土)、7月1日(日)
   7月27日(金)、28日(土)、29日(日)、30日(月)
   10月27日(土)、28日(日)
   11月2日(金)、3日(土祝)、4日(日)
   ※平日 19:00開演、土日祝日 17:00開演
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 スタジオB
主催:公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団
お問い合わせ:りゅーとぴあチケット専用ダイヤルTel: 025-224-5521(11:00~19:00/休館日を除く)

埼玉公演
日時:7月6日(金)、7日(土)、8日(日)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
主催:公益財団法人 埼玉県芸術文化振興財団
お問い合わせ:彩の国さいたま芸術劇場 Tel: 0570-064-939(10:00~19:00/休館日を除く)

静岡公演
日時:7月21日(土)、22日(日)
会場:静岡芸術劇場
主催:SPAC-静岡県舞台芸術センター
お問い合わせ:SPACチケットセンター Tel: 054-202-3399(10:00~18:00)

愛知公演
日時:10月12日(金)19:00開演、13日(土)16:00開演
会場:愛知県芸術劇場 小ホール
主催:愛知芸術文化センター企画事業実行委員会
お問い合わせ:愛知芸術文化センター・愛知県文化情報センター Tel: 052-971-5511

Images

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]
助成:
財団法人地域創造
製作:
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
共同製作:
彩の国さいたま芸術劇場、SPAC−静岡県舞台芸術センター、愛知芸術文化センター、金沢21世紀美術館