lab.2

Sight

2017年8月5日(土) -
2017年11月5日(日)

インフォメーション

期間:
2017年8月5日(土) 〜2017年11月5日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
料金:
入場無料
休場日:
月曜日(ただし8月14日、9月18日、10月9日、10月30日は開場)、9月19日(火)、10月10日(火)
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800

概要

視覚経験を全く新しいものに変える感覚拡張デバイス「Sight」の開発に取り組むプロジェクト(和家尚希、鈴木良平、伏見遼平、宗像悠里)の活動を紹介します。イルカやコウモリが音を手掛かりに空間を移動し餌をとるように、目にする映像を音に変換することで視覚の世界を「聴く」デバイスの開発状況をプレゼンテーションしつつ、継続的なリサーチの場として開きます。

※実験室や研究室を意味する「laboratory」の短縮形である「lab」を冠したこの展覧会シリーズでは、会場となるデザインギャラリーを単なる作品展示の場所として用いるのではなく、調査・研究・実験の場として開きつつ、そのプロセスをプレゼンテーションします。本年度は「知覚の拡張と補完」をテーマに「lab.1 OTON GLASS」(4/28〜7/23)を紹介。

関連プログラム

lab.リレートーク

講師:島影圭佑(OTON GLASS)、和家尚希、鈴木良平(Sight)
期間:2017年9月17日(日) 14:00〜16:00(開場13:45)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
料金:無料
定員:先着80名(事前予約不要)

Sightについて

イルカやコウモリは、音の情報を使って餌までの距離や環境の空間情報を得ていると言われています。反響音で部屋の広さがわかる人もいます。私たちはこういった知見から、次のようなアイデアを得ました。視覚情報を音声情報として聞くことができる世界を構築すれば、音を聞くだけでものを見るという体験を実現できるのではないか。このアイデアを実現しようとするものがSightです。

Sightは、私たちの“ものを見る”という経験を全く新しいものに変えるデバイスです。日々の生活で我々が目にする映像を、音に変換して聞かせてくれます。私たちはSightを身に着けることで、普段目を使って認知している視覚の世界を“聴く”ことができるようになるのです。「そんなことできるの?」そう思う人もいるかもしれません。私たちはできると考えています。イルカやコウモリは音によって餌を探しています。この能力はエコロケーション(反響定位)と呼ばれており、人間にもこの能力が使える可能性があることが知られています。私たちは、この隠された人間の「脳の機能」を引き出してみたいと考えています。(Sight)

開発者プロフィール

和家尚希

1992年愛知生まれ。テクノロジによる知覚の理解と拡張に関心を持ち、これまでに『欠損した肢体の存在感覚「幻肢」をバーチャル空間で表示することで幻肢痛を緩和するシステム』『難聴・耳鳴が引き起こす神経活動の変化』『抑うつの精神状態を音声から推定する技術』の研究に携わる。現在東京大学大学院博士課程に在学中。

鈴木良平

1991年東京生まれ。布型入出力デバイス《LightCloth》や超音波を用いた映像制作システム《AnnoTone》など、視聴覚表現を拡張するソフトウェアやメディアアートの制作・研究に携わる。東京大学大学院にてコンピュータ科学を専攻、現在同大学物理学科に在学中。

伏見遼平

1991年岡山生まれ。在学中に音声知覚に興味を持ち、「自分の声を聴き返すときの違和感」に着目し違和感の原因や違和感を減らすフィルタに関する研究を行う。また合成音声を題材としたインスタレーション作品《ある声について》を発表。現在はGoogleのソフトウェアエンジニアとして、地図アプリの開発に携わる。

宗像悠里

1992年東京生まれ。多摩美術大学にてインタラクションデザインを学び、現在はプランナーとして広告代理店に勤務。これまでのデジタルとデザインの知見を活かし、主にユーザーエクスペリエンスを重視したインタラクティブ体験の設計に携わる。

Sight活動歴

【プレゼンテーション】
・ IEEE TENSYMP, “Sight: Sonification of affordances for the stand alone blind navigation,” July 2017
・ Tepia Advanced Technology Gallery, November – December 2016
・ GEIDAI ARTS SPECIAL 2015 (Tokyo University of the Arts), November 2015

【Award】
・ 東京大学情報理工学系研究科主催ハッカソンJPHACKSスポンサー賞2賞受賞(リクルートホールディングス・Accenture)
・ DIGITAL CONTENT EXPO 2015

【その他】
・ 委託事業 IPA情報処理推進機構 未踏IT人材発掘・育成事業:
2015年度プロジェクト採択「空間知覚拡張のための“聞こえる化”デバイスの開発」

関連リンク

主催/ほか

主催:
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]