LEARNINGラーニング
作品鑑賞ボランティア「クルーズ・クルー」研修プログラム
宮永愛子アーティスト・トーク「儚い、ということ。」
宮永愛子《waiting for awakening - chair》 2012
ナフタリン、樹脂、ミクストメディア
H110×W67.9×D55.8cm
© MIYANAGA Aiko
photo: SAIKI Taku
概要
「コレクション展Ⅰ 透過と反射」の出品作家、宮永愛子は「自分の作品は変化していく素材ゆえ、“儚い”と表現されることがある」と言います。この「儚さ」をキーワードにしながら、それだけにとどまらない作品の魅力や創作活動について、作家が語ります。
プロフィール
宮永愛子 MIYANAGA Aiko
1974年京都市生まれ。現在、横浜在住。京都造形芸術大学美術学部彫刻コース卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻に進み、2008年に修士課程修了。2011年に第22回五島記念文化賞美術新人賞、2013年には日産アートアワード初代グランプリを受賞、若い世代を代表する現代美術作家として活躍が期待されている。時間や記憶についての省察をナフタリンや塩といった素材を使ったオブジェやインスタレーションで表現し、昇華や結晶化といった自然の変化を巧みに取り入れることで視覚化する作品で知られる。